イチゴクリーム
以前、デール・カーネギーの「人を動かす」を読みふけっていた時期があった。
この本には(誰かに言われなくてもやっていてあたりまえの)至極真っ当なことが書かれている。だがこの本の評価すべきところは、誰もが当然と思っていることを体系的にまとめあげたことだ。だから90年も前に書かれたこの本が、今でも名著として読み継がれているんだろう。
さて、そのデール・カーネギーはこんな言葉を遺している。
私はイチゴクリームが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える。
これは、マーケティングの基礎中の基礎を表現した言葉だ。
ボクはマーケティングは専門外なのだが、このところマーケティングに関わることが多くなった。それは、何かの商品を売るということではなく、企業のブランディングだったり、採用マーケティングだったりするのだが…
まあ、マーケティングの専門家を名乗る人であっても、釣り竿の先にイチゴクリームを付けようとする人は多い。マーケティングの基礎中の基礎であり、90年も前から言われていることなのに…
みなさんも気を付けた方がいい。
あなた自身がマーケターであっても…
あなたがマーケターを雇う側であっても…
「人を動かす」はマーケティングではなくマネジメントについて書かれた本だ。なのでマーケターの人には直接的に関係ないかもしれないが、一度読んでみる価値はあると思う。
人を動かすための三原則
原則1:批判、非難、苦情を言わない
人は批判されると防御的になり、正当化しようとする性質があります。相手の自尊心を傷つけず、行動の改善を促すには、非難ではなく理解と寛容の姿勢が不可欠です。
原則2:率直で誠実な評価(承認)を与える
人は皆、「重要人物でありたい」という強い欲求(重要感)を持っています。心からの称賛や感謝は、相手の心を開き、モチベーションを高める最も効果的な手段です。
原則3:強い欲求を起こさせる
人を動かす唯一の方法は、相手が「自らそうしたい」と思わせることにあります。自分の要求ではなく、相手のメリットや欲求に焦点を当てて話すことが鍵です。
人に好かれるための六原則
原則1:心から関心を寄せる
人に好かれるには、まず自分から相手に誠実な関心を示す必要があります。相手は自分に関心を持ってくれる人に好意を抱きます。
原則2:笑顔を忘れない
笑顔は友好のしるしであり、相手にポジティブな印象を与えます。心からの笑顔は伝染し、和やかな雰囲気を作り出します。
原則3:名前を覚える
人にとって自分の名前は、最も快く、大切な響きを持つ言葉です。名前を覚えて呼びかけることで、相手に自分が大切にされていると感じさせることができます。
原則4:聞き手に回る
優れた話し手よりも、優れた聞き手になることが重要です。相手に気持ちよく話してもらい、関心を示すことで、信頼関係が深まります。
原則5:相手の関心を見抜いて話題にする
人は自分の関心事について話すことを好みます。相手の興味や関心に合わせて話題を選ぶことで、会話が弾み、親近感が増します。
原則6:相手に重要感を持たせる
すべての人が持つ「自分が重要である」という欲求を満たします。誠意を込めて相手を認め、その人の価値を尊重する姿勢を示します。
