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【読書記録 -8】心理的安全性のつくりかた

ボクはハウツー的な本をすぐ買ってしまうタイプだ。
特に大学などの研究機関の研究者が、長年に渡る研究結果に基づいてロジカルに書いている本に弱い。

この本もボクのお気に入りの一冊だ。


『心理的安全性のつくり方』

本書の著者 石井遼介は、組織開発と人材育成を専門とする研究者・実践家である。慶應義塾大学大学院で研究を行い、米Googleが提唱した心理的安全性の概念を日本の組織文化に適合させて理論化した人物として知られる。現在は株式会社ZENTechの代表として、企業や行政への組織変革支援を行っている。

本書『心理的安全性のつくり方』においては、成果を出し続けるチームに共通する土台として、安心して発言し行動できる職場環境の重要性が語られている。それは単なる仲の良さとかではなく、メンバーの意見の対立や挑戦が許容される状態こそが、チームの生産性と学習能力を高めるという考え方だ。

特に中心となるのが、日本版「チームの心理的安全性の4つの因子」である。話しやすさは、立場や年齢に関係なく意見を述べられる状態を指す。助け合いは、弱みをさらしても支援が得られる関係性である。挑戦は、失敗を恐れず新しい試みに踏み出せる空気を意味し、新奇歓迎は、異質な意見や前例のない発想を前向きに受け止める姿勢である。本書では、これらが相互に作用し、チームの信頼と成果を支える様子が具体例とともに示される。

ボクらは本書を心理的安全性を理想論として読むべきではない。チームマネジメントや組織改革の実践書として、日常の会議や1on1、評価制度をどう設計するかという視点で読むことで、職場を変える具体的な行動指針が得られる一冊である。

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