【読書記録 -56】AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣
トップ5%リーダーの「勝てる思考習慣」
本書の特徴は、AIによって3,556名の管理職(その内トップ5%は1841名)のトータル1,400時間の行動分析から導き出された、再現性のある思考習慣が提示されているところだ。
経営者は往々にして「自分が一番動かなければならない」という呪縛に囚われがちだ。だが、根性論やカリスマ性などではなく、データに基づいた「勝つための型」を身につけることこそ、組織の生産性向上への最短ルートなのだ。
本書の興味深い点
本書は「トップ5%のリーダーの内〇〇%は△△している(していない)」というトピックに対し、その因果関係を解説していくという構成だ。ボクはそれを非常に面白い(斬新だ)と感じた。今までそんな書き方をしている本に出会ったことはない。
本書の分析によれば、トップ5%のリーダーの59%は歩くのが遅く、58%は話が短く、65%は思い切った決断をしない。

著者の越川慎司は、NTTや外資系通信会社を経て、日本マイクロソフトの業務執行役員を歴任した人物だ。現在は株式会社クロスリバーの代表で、AIを用いた行動分析の第一人者である。
チームメンバーをその気にさせる
彼が16万3千人を対象にした「あなたが働きがいを感じたのはどういうときでしたか?」というアンケートを実施した結果、その回答は「達成」「承認」「自由」というキーワード集約されたそうだ。そして、その中でも特に回答が多かったのは「承認」だ。
ありがとうと言われたとき
顧客に感謝されるとき
ボーナスが少し多いと感じたとき
そんな小さな達成感を得て、その達成感をリーダーが承認するとき、部下の働きがいは高まり、良好な組織を構築することができる。
リーダーに求められるのは、チームメンバーの意識を改革しようとすることではなく、彼らの行動の微調整だ。その仕事の意義・目的、そして相手のベネフィットを伝え、テンションを高めること。
…トップ5%のリーダーは、実はそんな小さなことにも気を遣っているようだ。
参考リンク集
* Amazon:AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣
* 著者・越川慎司 公式プロフィール(株式会社クロスリバー)
* 【要約動画】AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣
