没入感を高める「True RGB」ブラビアの工夫
広報部のYAです。
ソニーのテレビ「ブラビア」は、自宅にいながら映画館のような視聴体験を届けるテレビとして進化を続けています。
映画制作者の意図する画質を再現する色表現や、セリフや人の声が聞き取りやすい機能など、画面の中には映像体験の核となる技術を数多く詰め込んでいます。
5月28日に発表した「True RGB」ブラビア『BRAVIA 9 II』と『BRAVIA 7 II』も、その思想を体現するモデルです。
RGB独立駆動の「True RGB」ブラビア(R)2機種と立体音響対応のプレミアムホームシアターを発売 | ニュースリリース | ソニー
通常のバックライトとは異なり、R(赤)、G(緑)、B(青)の光を色ごとに細かく制御することで、ソニーの家庭用テレビ史上最大の色域(※テレビが表現できる色の範囲)を実現しています。これにより、大画面の隅々まで繊細な色合いや光の濃淡を映し出し、映画制作者が思い描く映像表現をより忠実に届けます。

このように、ブラビアの画面の中には、ソニーの長年の研究開発の結晶ともいえる技術や知見を凝縮しています。
今回は、店頭やご自宅で実際にみなさんが目にすることのできる「画面の外」に着目し、商品企画担当のひとこと解説とともに、映画への没入感を高める工夫を紹介します。
今回話を聞いたのは、『BRAVIA 9 II』の商品企画を担当する鷲野さんと、インクルーシブリモコンを担当する吉村さんです。

どうすればテレビをもっと楽しんでもらえるか、どうすれば映像の世界に入り込んでもらえるかを考え、設計やマーケティングのメンバーと議論・検討しながら形にする仕事です。テレビは日常的に使われる製品でありながら、コンテンツのクリエイターが届けたい映像体験をお客様につなぐ存在でもあります。そのような考えのもと、時にはクリエイターの方とも意見を交わしながら商品づくりを進めています。

テレビは楽しむだけでなく、ニュースなど日常の大切な情報源にもなることから、テレビを使うすべてのユーザーにとって使いやすい製品をめざして、アクセシビリティ改善に取り組みました。障がいのあるユーザーの声を直接聞くことは、特定の機能改善にとどまらず、商品全体を通して新たな気づきを得る貴重な機会になりました。
映画制作者の意図をそのままに、映画の世界への没入を深める独自の低反射フィルム
リビングでテレビを見ていてふと暗いシーンになった瞬間に、照明や家具、自分の影が画面に映りこみ、一気に現実に引き戻された経験はありませんか?
最上位モデルの『BRAVIA 9 II』には、反射や映りこみを低減するソニー独自の低反射フィルムを使用しています(※115V型を除く)。
一般的に、反射を抑える処理を行うと画面全体が白っぽく見えたり、黒の締まりやコントラストが弱まったりすることもあります。『BRAVIA 9 II』の低反射フィルムは、映り込みを抑えながら、暗いシーンの黒の深みや明暗のコントラストを保っていることが特長です。

左半分は家具や外の景色が写りこんでいる
商品企画の鷲野さんによると、映画の制作現場では外光の届かない暗室で映像を確認しながら、明るさや光の当たり方を細かく調整することが多いといいます。
光の見え方は、登場人物の印象や感情表現、さらには物語の受け取り方にも深く関わります。光の見え方ひとつで、人物が意図せず若く見えたり、表情のニュアンスが変わってしまうこともあります。
そのため、映画制作者が意図した本来の画質を、部屋の照明や日光、人影といった外的要因に左右されずに届け、リビングでも映画館のように作品に集中できる体験をめざしたといいます。
映像を際立たせる浮遊感のある佇まい
どれほど薄型でミニマルなデザインのテレビでも、ケーブルが視界に入ると生活感がにじみ出てしまいます。さらに、サウンドバーやゲーム機などを接続すると、ケーブルの本数は増えていきます。
そこで、ケーブルを隠すとともにテレビを生活空間に溶け込ませるため、まるで画面が浮かんでいるようなたたずまいを可能にする「ミラージュスタンド」を開発し『BRAVIA 9 II』と『BRAVIA 7 II』に使用しています(※『BRAVIA 9 II』115V型と『BRAVIA 7 II』98V型を除く)。
スタンドの存在感を抑えることで、余計な要素に視線を引き留められることなく、映像そのものに向き合うことができます。

その細かさが絶妙なバランスの鍵
映画館の”特等席”の迫力をリビングへ
ソニーは「BIGGER IS BETTER」を掲げ、大画面テレビならではの映画視聴体験を提案してきました。今回『BRAVIA 9 II』では、ソニーの家庭用テレビ史上最大となる115V型を発売し、100インチを超える大画面で、映画館のように視界いっぱいに広がる体験を届けます。

『ダークナイト』や『TENET テネット』などで知られるクリストファー・ノーラン監督は、
IMAXで映画を観る際「中央のラインより少し後ろで、ちょうど真ん中あたり」の席を選ぶ
と語っています。テレビとソファの距離を約2mとした場合、115V型の大画面は、映画監督が考える「ベストポジション」に近い、視界を包み込むような迫力を生み出します。
鷲野さんは「私たちが自信を持ってお届けする画質を、一番大きなサイズで体験していただきたい」と話します。
使う人に寄り添う、進化したリモコン
テレビ本体の進化が続く一方で「テレビリモコンは長らく変わっていないのでは?」と思われる方も多いかもしれません。
リモコンは、国や地域によって視聴の文化が異なるため、それぞれの市場に合わせて最適化しています。

そこで、海外仕様(※中国を除く)のリモコンは、インクルーシブデザインの手法を取り入れ、限られたボタンをより覚えやすく、押しやすくすることをめざしました。テレビの操作は視覚情報に頼る場面も多いことから、視覚に障がいのある方を中心に、ディスカッションを重ね、多くの方にとって使いやすいリモコンへと進化しています。
インクルーシブデザインとは…
多様なユーザーを包含・理解することで新たな気づきを得て、一緒にデザインする手法。今回のリモコン開発では、様々な視点やニーズを持つユーザーとのディスカッションや試作品のレビューを通じて得た声を反映しながら検討を重ねた。
例えば、チャンネルや音量ボタンは、形状や押し心地に違いを持たせることで、触覚で区別しやすいようにしています。また、マイクボタンは丸みのあるドーム形状、ミュートボタンはくぼみのある形状にすることで、覚えやすい配置・形状を追求しました。
音声読み上げ機能などのアクセシビリティショートカットでもあるミュートボタンは、ボタン自体を従来より大きくすることで、とっさの操作性を高めています。
さらに、各ボタンの形状や間隔を見直し、背面には滑り止め加工を施すことで、操作時のグリップ感を高め、強い力を加えなくても押しやすい設計としています。

ミュートボタンは長押しで読み上げ機能をオンにできる
試作品を検証する過程で寄せられた様々なコメントを聞き、真新しいデザインに変えるのではなく、なじみのあるデザインを維持しながら使いやすさを高めることが大切と気づきました。
また、特に欧米では映画視聴の際に部屋を暗くする文化があり、その時にも使い勝手が良いとの声もあり、視覚に関するニーズの違いを問わず、より多くの方にとって有用なデザインであると実感しました。



※ 写真は欧州向けのリモコン
画面の「中」に宿る技術の数々について、詳しい情報はぜひ商品ページもご覧ください。
■ 全国のソニーストアでの展示・イベント情報

画質や音質に加え、画面の「外」の様々な工夫が自宅での豊かな映画体験を支えていることを再認識しました!
