ジャクリ 1500 New レビュー|LFP搭載で6,000回充電できるポータブル電源の実力
「ポータブル電源って、何年くらいで買い替えになるの?」
これ、実は購入前にちゃんと確認しておいた方がいい質問です。安いモデルだとバッテリーが数年で劣化して、気づいたら容量が半分以下になっていた、なんてことがざらにあります。
今回取り上げる「Jackery ポータブル電源 1500 New」は、2025年11月10日に発売されたJackery最新の1500Whクラスモデルです。
一番の特徴はリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)採用による充放電6,000回・10年以上の長寿命設計と、停電時に0.01秒(10ms)以内で切り替わるUPS機能。
在宅ワーカーや個人事業主が「仕事を止めない電源環境」を作るのに向いている一台です。
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まず旧モデル(1500 Pro)との違いを整理する

1500 Newは旧モデル「1500 Pro」からの正当進化モデルです。主な変更点は以下の通りです。
バッテリー:三元系リチウムイオン→リン酸鉄リチウムイオン(LFP)に変更
充放電サイクル:1,000〜2,000回→6,000回に大幅延長
定格出力:1,800W→2,000Wにアップ
サイズ:約44%小型化、重量は17kg→14.5kgに軽量化
UPS機能:新搭載(0.01秒/10ms以内で切替)
急速充電:2時間→最短約1.5時間(緊急充電モードは1.3時間)
動作温度:-10℃〜40℃→-20℃〜45℃に拡大
自己放電率:1年放置でも残量低下は約5%のみ
容量は1,536Whで旧モデルとほぼ同等を保ちながら、ほぼすべてのスペックが向上しています。
LFPバッテリーが「買い替え不要」に近い理由

1500 Newの充放電サイクルは6,000回です。毎日フル充放電しても16年以上もつ計算(理論値)で、Jackeryは「10年長寿命」と訴求しています。
比較として、旧モデルの三元系リチウムイオンは1,000〜2,000回程度、競合他社のLFPモデルでも3,000〜4,000回が多い中、1500 Newの6,000回は同クラスの中でトップクラスの数値です。
6,000回後もバッテリー容量の70%を維持する設計で、長期的な資産価値という観点でも投資効率が高い。
さらに自然放電率が低く、フル充電の状態で1年放置しても残量減少は約5%程度。「いざ停電になったら充電ゼロだった」という事態を防げるのは、防災用途では特に重要なポイントです。
UPS機能とパススルー:在宅ワーカーに直結するメリット

在宅ワーカーやフリーランスにとって一番こわいのが、作業中の突然の停電です。保存していないデータが消える、外付けHDDへの書き込み中に電源が落ちてファイルが壊れる、そういうリスクです。
1500 Newは0.01秒(10ms)以内のUPS機能を搭載しています。停電が起きた瞬間に本体バッテリーへ自動切替するため、接続した機器にとっては「停電が起きたこと」に気づかない状態が維持されます。
またパススルー機能も搭載しており、1500 New本体を充電しながら同時に接続機器へ給電できます。日常的にデスクトップPCやNASをつなぎっぱなしにして使えます。
ただしUPS機能は精密医療機器や高精度サーバー向けの産業用UPSとは別物です。一般的なPCや周辺機器のバックアップ用途には十分ですが、医療機器等への使用はメーカーに確認を。
スペックまとめ:実際に何に使えるか

主なスペック
バッテリー容量:1,536Wh
定格出力:2,000W(瞬間最大4,000W)
充放電サイクル:6,000回(容量70%維持まで)
重量:14.5kg
サイズ:242×330×221mm
充電時間:AC急速充電で最短約1.5時間(緊急充電モード1.3時間)
動作温度:-20℃〜45℃
UPS切替:0.01秒(10ms)以内
自己放電:1年放置で約5%のみ低下
出力ポート:AC×3、USB-C×2(30W・100W)、USB-A×1、シガーソケット×1
在宅ワークでの使用イメージ
デスクトップPC(200W)なら約6時間稼働
ノートPC(30W)なら約40回分充電
ルーター+NAS+モニター構成なら数日分のバックアップが可能
充電方法は3通り:ソーラーも使える
1500 Newへの充電方法は、ACコンセント・ソーラーパネル・シガーソケットの3通りです。
AC急速充電が最短1.5時間とかなり速く、前日の夜に充電し忘れても朝の出発前にリカバリーできるレベルです。
ソーラーパネルはJackery SolarSagaシリーズとの組み合わせが推奨で、100Wパネルを複数枚接続することで商用電源が断絶した環境でも充電を補完できます。
気になる点・向いていない人
正直に書くと、定価149,800円という価格は安くありません。セール時には大幅割引されることが多いので、Jackery公式やAmazonのセールタイミングを確認するのが賢い買い方です。
また重量14.5kgは軽量化されたとはいえ、頻繁に持ち歩く用途には向きません。基本的には室内設置で使うモデルです。
向いている人
在宅ワーク・テレワークで停電リスクをゼロにしたい
防災備蓄として長期保管しても劣化しにくい電源が欲しい
キャンプや車中泊で1〜3日分の電力を確保したい
10年以上使える機材に投資したい
向いていない人
持ち運びを頻繁にする(軽量モデルの方が適切)
予算を抑えたい(1500 Whクラスに10万円以上かけたくない)
キャンプ・車中泊での冷蔵庫はどれくらい使える?
車載冷蔵庫(50W前後)を接続した場合、1,536Whの容量があれば約30時間以上の連続稼働が可能です。1泊2日のキャンプや車中泊なら冷蔵庫を気にせず動かせる計算で、食材管理のストレスがほぼなくなります。電気毛布(50W)なら同様に30時間以上、電気ケトル(1,000W)でも約1時間以上の使用が可能です。
※本記事は公式情報および各種レビューをもとにまとめています。
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毎日使う電力環境への投資は、一日あたりのコストに換算すると想像以上に小さい。10年使えば1日あたり40円台の計算です。
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