「まぁいっか!」は現代の若者にとってあまりポジティブな言葉ではない気がする
私の母は、よく考えすぎる私に対して「まぁいっかだよ!」と言ってくることが多かった。
私は言われたことを素直に受け止めてしまう子どもだったので、
「考えすぎちゃうのは良くないんだ、身軽に考えなきゃいけないんだ」
と、それまた重く受け止めてしまった。
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最近はコロナの関係でか、友人らとも
真面目な将来の話をすることが多くなった。
…いや、コロナとは関係ないかもしれない。
20代中盤、キャリアやら結婚やら老後やら、
自分の将来を悩みあぐねて然るべき年齢だ。
そういった話をしていると、たまに
「まあよくない?そんな考えなくても!なんとかなるよ!」
と言われて会話が終了することがある。
そのたび、
「考えすぎる私がおかしいのだろうか。」
「でも考えずに過ごしてたら後悔しないだろうか。」
と、なんとなくモヤモヤを抱えていた。
この「まあいっか」について、かすみんさんという方のnoteを読んで思考が整理できた気がするのでちょっと広げてみた。
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かすみんさんの文章を引用させていただいた。↓
この言葉は思考を停止することにより一瞬ラクになるだけであって全てを投げ出してしまう言葉ではないだろうか。
まあいっか!と思いたいところをもうひと踏ん張りするだけでいい方向に物事が動くと考えれば、「まあいっか」は魔法でもなんでもなく誘惑の言葉と言える。
だから私は「まあいっか」を魔法の言葉と考えない。
そうー!
それー!
ラクにはなるけど、それは一時的なもの。
思考したところで人生が変わらないなら、考えすぎずに「まあいっか」でいい。
でも、思考してより良くなるなら、考えた方がいい。
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で、かすみんさんもお母さまがおっしゃっていたと言う、この「まあいっか」。
これはおそらく、昭和の価値観では「まあいっか」でよかったというだけのような気がするのだ。
例外はままあれど、親世代には
「男は1つの会社に勤めきる、
女は結婚して子を産み育てる」
という基本的な人生のKPIが明確にあった。
(うぉ~KPIとか普段使わないのにかっこつけちゃった!照)
男に関しては、企業には終身雇用制度があったし、退職金もあった。
年金がもらえないなんて不安もなかったはずだ。
だから一度就職してしまえば、辛いことや不安があっても「まあいっか」で思考停止しても基本的なレールからは外れなかったはず。
女は結婚して当たり前だったが、最悪結婚できなくても「お見合い」という救済措置があった。
自分のキャリアが描けなくても、専業主婦が当たり前だったから結婚してしまえば仕事を辞めたっていい。
女も、「まあいっか」でなんとかなりやすかったのだ。
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現代は、価値観が多様化しすぎて「自分で決める」自由がある。
そしてそれは「自分で決めなきゃいけない」責任と表裏一体である。
結婚ひとつ取ってみても、親世代からは結婚する前提で将来の話をされる。
かと思えば世間は「結婚しない選択肢」も広がっている。
誰と結婚するか以前に結婚するかしないかも自分で決めなきゃいけない。
結婚したらしたで既婚者としての責任がのしかかるし、独身なら独身で親世代の「結婚しない人間は欠陥がある」という色眼鏡に晒されて生きていくしかない。
結婚が当たり前だった時代に比べて独身は多少生きやすくなったものの、どちらも”みんな選んでるルート”ではない不自由さを感じる。
”こうすべき”という価値観が強かった時代に比べて、「自分で責任をもって決めたことなんだから」という重責を感じるのだ。
こんなに自由で責任重大な現代は、「まあいっか」で流されて生きていると困ったときに「でも自分で”選んだ”人生でしょ」とされてしまう時代でもある。
昭和は昭和でレールに乗らなきゃいけない大変さがあったと思う。
ただ、「まあいっか」でなんとかなりやすい時代でもあったのではないかとも思ってしまう。
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なんだか「昭和はラクだったでしょ」みたいな言い方になってしまったが、あまり結婚に意欲のない私にとって、選択肢が少なかった(世間の目や重圧も含めて)であろう昭和を生きた方々には同情もしてしまう。
「まあいっか」で済ませないと滅入ってしまうこともあったのだろうという思いも馳せてしまう。
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「まあいっか」で済ませられない…と重く捉えてしまう方がいるのならば、
今の時代「まあいっか」で済ませられないことの方が多いよ!
ちゃんと考えてて偉いよ!
と言ってあげたい。
過去記事ですが、結婚しない人生について語った文章もぜひ読んでみてください。
「夢」「目標」を持たなきゃいけないっぽいことに対してのカウンターもあります。
今回引用したかすみんさんの記事はこちら。
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