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富士ヒル2026 1時間1分25秒

1時間6分28秒

昨年、富士山五合目で涙を飲みました。
あと少しが遠く、悔しさが強く残った結果。
それからの一年は、その悔しさだけをバネにして積み上げてきたつもりです。

「積み上げてきたものは、決して裏切りません。」

どこかの魔術師の言葉です。
悔しさは、人を強くする一番の魔法。
積み上げてきたものがようやく数字になって返ってきた1日になりました。そんな日のレースレポです。

去年のノート↓
https://note.com/solusian/n/n7eccc07b5206

リザルト

まずはリザルト

  • カテゴリ:男子25〜29歳の部

  •  タイム:1時間1分25秒

  • 昨年比:5分03秒更新

  • 結果:男子25〜29歳の部 3位

  • 獲得リング:ゴールドリング

  • 達成目標:ゴールドリング獲得、年代別入賞

昨年の1時間6分28秒から5分03秒更新し、目標としていたゴールドリング獲得を無事達成。
さらに、男子25〜29歳の部で3位に入り、もう一つの目標だった年代別入賞も達成した上に表彰台に上がることができました。

特に、昨年のタイムを5分更新したことは、この一年の取り組みの答え合わせとして大きな成果となりました。

リベンジ達成!

年間のトレーニング

富士ヒルに向けた1年積んできた訳ですからトレーニングについて、簡単に振り返っておきます。
詳しい内容は月ごとにまとめているので、ここでは年間の流れと要点だけを整理。
今年はピリオタイゼーションをしっかり意識してベース期、ビルド期、スペシャルティ期の3つに分けて進めました。

11月から6月のCTL

ベース期

ベース期は、ポラライズドを意識して乗り込みを重視。CTLは120近くをキープ。Z2ロングでボリュームを積み、ブラックリーグで高強度を入れる構成。中強度はほとんど入れず、低強度と高強度に振り切りました。
筋トレはジムでの高重量トレーニングを継続し、スクワットは120kg程度まで実施。

2月末に交通事故に遭い一時離脱したものの、ベース期としては十分な土台を作ることができた。

ビルド期

ビルド期は、ベース期で積んだボリュームを少し落としながら、中強度のメニュー導入。
メニュー内容はAIと相談しつつ、その時点の疲労感やコンディションを見ながら調整。
ベース期のようにひたすら乗り込む形から、富士ヒル本番で必要になる持続的な出力を意識した内容へ移行しました。
この時期から暑熱順化も開始。振り返ると、これが今年の結果に一番効いた要素だったかもしれないです。
一方で、CTLはベース期の120近くから110程度まで低下。数字だけを見ると不安もありましたが、トレーニングの質を上げるためにボリュームを少し整理した時期。

そして4月末には、富士ヒル今年初試走を実施。
結果はというと。

「ゴールド?冗談言ってんじゃないよ。」

そう思うくらいのタイムで、正直ダメかもしれないと思った1発目でした。

スペシャルティ期

スペシャルティ期は、とにかく登ることを重視。毎週末、峠TTやハルヒルなどで実走の登坂を入れ、富士ヒル本番に近い強度と時間に慣れていきました。CTLは105程度まで低下。
ベース期と比べると数値上のボリュームは落ちたが、その分、登坂に必要な実戦的な刺激を優先した形。

各地の峠ではPRを更新できており、ハルヒルも年別4位と状態が悪い訳ではなさそうです。
一方で、富士ヒル試走の2回目、3回目はまったく話にならない内容に絶望。

ただ、試走で速かったことはほとんどない、そう自分に言い聞かせつつ、試走の結果から課題を整理しました。

一番足りなかったものは集中力。

自分の場合、集中が切れると一気に苦しさに耐えられなくなる傾向にありました。特に3合目付近で毎回集中が切れ、そこから失速が多いです。脚や心肺だけでなく、集中状態を維持できるかどうかが、富士ヒル本番では重要なファクターになると感じてました。本番でゾーンに入れるか。

それが、自分にとってはタイムを大きく左右するポイント。実際、ハルヒルではうまくゾーンに入ることができ、かなり良い走りができていました。その感覚を富士ヒル本番で再現することが、スペシャルティ期後半の大きなテーマでした。

1週間前

テーパリング期間です。
今回は2週間ではなく、1週間のみのテーパーとしました。
まだ20代ということもあり、長く落としすぎるよりも、疲労を抜きつつ刺激を残す方針で調整。

  • 月曜日:フルレスト

  • 火曜日:ゴルビー坂 4本、大泉で2分走

  • 水曜日:暑熱順化 1時間

  • 木曜日:TGWでテーパリング走、塩抜き開始

  • 金曜日:フルレスト

金曜日時点:CTL 98、体重 59kg

また自分に場合はカフェイン抜きをすると本番のパフォーマンスが落ちるため実施せず、毎朝1杯のコーヒーは継続。レース前だからといって普段の習慣を大きく変えすぎず、いつも通りのリズムを保つことを優先しています。
塩抜きは去年やって全く問題が無かったため継続。

前日

5時起床。
起床時体重は58.5kg。水抜け良し。
ガーミンは死んでるけどこれで良い結果出たらガーミンやめてやると誓った。

朝はローラーで軽く刺激入れ。

そして朝食。

オートミールX+餅


8時に出発し、途中のコンビニでコーヒーを1杯。
11時半ごろ、談合坂で昼食。
あわせて饅頭を1つ補給。

フリスビー

12時ごろに会場へ到着しました。
前日受付を済ませたあとは、エキスポをぶらぶらと回った。まずは真っ先にアクティバイクブースへ。

気合い注入ありがとうございました

その後、チームメイトとも合流。
消耗品を買ったり、各ブースを見て回ったりしているうちに、気づけば15時ごろまでエキスポにいた。楽しかったけど、普通に疲れたな。

その後はホテルへ移動。
今回もキン肉マンさんと一緒です!

いい推しゼッケン

チェックイン後は、前日ルーティンとして温泉へ。サウナを1セット、炭酸泉浴。
夕食の買い出しを済ませ、18時半に夕食。
マッサージ等を済ませて20時過ぎに就寝。

金時豆が勝負メシです

前日のコンディションとしては、体重も予定通り落ちており、水抜けも良好。
ただし、エキスポで想定より長く歩いてしまい、少し疲労感はあったので次はもう少し短めに切り上げたいですね。

当日・スタート前

2時半起床。
体重計がなかったので推定で体重は58kg後半くらい。よく眠れた。

起床後すぐに朝食。
朝食後は、いつものルーティンとして熱めの半身浴を実施。

バナナは食べてない

その後、着替えや準備を済ませ、4時半過ぎに会場へ出発。道中でアップしつつ5時ごろに会場へ到着して速すぎたかと思いましたが、既に整列場所への案内が始まっていました。(6時整列開始だよね?(笑))

一緒に走る予定の人がいたため、入口付近で少し待っていたのですが、係員に移動を促されて待機列へ。結果的に、第3ウェーブ第1グループの後方に並ぶ形になりました。

た○しー氏、本当にゴメンよ。
来年は一緒に走ろう。

本番前はチームメイトや知り合いと談笑できたこともあり、過度な緊張感はありませんでした。比較的リラックスした状態で、スタートを待っていたと思います。

寒すぎず暑くなく良いコンディション

レーススタート

6時40分、パレードランスタート。
今年のパレードランは、異常なくらいゆっくり進みました。その影響もあってか、途中で落車も発生。

「今年、なんでこんなに遅いんだ?」

少し動揺しつつも、周囲を確認しながら、自分がマークしている選手たち探し。

今年のレースプランは大きく2つです。

1つ目は、今年結成されていた集団「年代別プラチナトレイン」にできる限り乗り、タイムを稼ぐこと。

2つ目は、ゴールドリング獲得を最低目標としつつ、年代別入賞も狙っていたため、有力選手の動きには可能な限り反応すること。

今年はゾーンに入る手段としてサイコン画面はタイムと心拍のみの表示にしていました。
パワーや細かい数値は見ない方針。実際、レース中にサイコンを見た時間は合計しても1分に満たなかったと思います。

そのため、各ポイントの通過タイムはかなり曖昧で、ゴールド獲得を狙う人向けの細かいペーシング参考にはならないかもしれないです。一応、セグメントタイムは載せておきますが、悪しからず。

レースの話に戻ります。

幸いにも年代別プラチナトレイン、マークしていた選手共に近くにいることを確認。そのまま大きな混乱なく計測区間へ突入しました。予想していたようなスタート直後のカチ上がりは起こらず、レースは比較的淡々開始。この時点では、まず一安心。

速い

ウォームアップの段階では、脚の動きは悪くなかったのですが、スタート前の待機時間が長かったため、スロースターター気味の自分の脚が眠っていないか少し不安がありました。
実際に計測区間に入ってみると、脚はしっかり回ったので良かったとここはまず一安心。

序盤はプラチナトレインを先頭にした大集団の後方で位置取り。ペースは速かったですが、辛すぎるほどではなく、十分に許容範囲内だったので調子も悪くないと思うことに。

マークしていたエアロードS選手が前にあがっていたが無理に前へ出ることはせずに、集団の流れに乗ることを優先。序盤で余計な脚を使わず、まずは淡々と耐えました。

そのまま第一関門として考えていた1合目下駐車場まで生存。通過は確か10分弱くらいです。
ここまでは、かなり理想に近い入り方。

1合目下駐車場を過ぎ、ここからは勾配が少し緩み、速度が上がる区間。集団も縦に伸び始め、中切れのリスクが一気に高くなります。そのため、少しずつポジションを上げていくことを意識。
プラチナトレインの大集団後方にへばりつきながら粘っていると樹海台駐車場に着くころには、プラチナトレイン本集団の後方までポジションを上げることに成功していました。

樹海台の通過は、おおよそ28分くらい。
ここまでは、狙っていた展開に近い形で進行。

昨年比-1minのハイペース

樹海台駐車場から3合目にかけては、毎回の試走で集中が切れ失速していた区間ですが、ここでは集中力を欠くことなく通過できました。

しかし、ダダでは終わらないのが富士ヒル。
試練が来ます。

プラチナトレイン前方でペースアップが発生。

正直、自分がここまで付けているということは、プラチナトレインのペースとしてはそこまで速くないはずで、絶対にどこかでペースアップは起きると思っていました。

その動きをいち早く察知したかのように、マークしていた同年代の減量王子K氏が前へ上がり、自分も咄嗟に反応しようとしたが、加速が鈍く反応し切れず、ここでプラチナトレインから千切れてしまいました。

結果的に氏が年別優勝となったのでここに着けるか着けないかが今後の自分のレベルアップの指標になりそう。強かった。

集団はおおよそ50m前方。ここからは、力尽きてこぼれてくる選手をハシゴしながら、なんとかギャップを抑える展開になった。後ろには何人か付いていたようだが、回ってくれる気配はない。自分で踏み込むしかない状態。

しばらくすると、見知った背中が落ちてきます。

まずはYKK氏。かなりきつそうで、ペースも大きく落ちていました。この集団の最後尾に付いてきてくれ、と願いながらパス。

次に、ブルーマドンI川氏。マジか。
どれだけ速いんだ、プラチナトレイン。千切れてはいたものの、まだ力強くペダリングしていた。背中に触れて激励すると、後ろに気配があったので付いている。まだ行ける。

そして、何度も見てきた背中。でも、ここでは見たくなかった背中が落ちてきました。
チームメイトのSK氏。

人の心無いんか、プラチナトレイン。

背中に触れて激励。
ここで千切れていい人じゃないので絶対にゴールまで一緒に行きたかったと強く思いました。さすがの地脚でペースもほとんど落ちている訳でなくそのままジョイン。

人数増やしつつも前との差は広がっていましたが、ここで救世主、皆さんご存知アベンジャーズの立役者、Fumikiさん登場です。
右からハイペースで上がってくる姿は冗談抜きでスーパーマンでした。瞬間前方を引いてくれたお陰で気合いが最充填。窮地で徐々に終結する仲間達。

富士ヒル楽しすぎるってばよ。

そこからはSK氏、I川氏、その他数名を引き連れた集団で、大沢駐車場を通過。通過は46分弱くらいでした。

大沢駐車場を過ぎてから奥庭までの勾配が高い区間は、I川氏、SK氏、自分を中心に回していく展開。完全にチーム練のような様相ですね。

自分にとって急勾配区間は苦手分野だったが、I川氏とSK氏の引きが強く、ペースダウンは最小限に抑えられたと思う。クライマー、強し。

レースは総力戦となり、後ろはほとんど見ていませんでしたが、かなり大きな集団を形成していたようで、そこから少しずつ人数を減らしながら、奥庭へ到達。ここが実質最後の登り。集団内で互いに鼓舞し合いながら通過しました。確か56分強くらい。
そこから最後のフラット区間へ。

風よし。人数よし。脚は無し。

ここで、ゴールドは確信しました。
あとは年別のためにどこまでタイムを稼げるかの勝負に切り替え。

I川氏が強く、Fumikiさんに関しては3回目の登場で爆引き。もう不死鳥Fumikiと呼ばせてください。
そんな布陣で集団はゴールへ向かってフラット区間消化。

自分も限界までローテーションに入りながら3つ目のトンネルへ到達しましたがこの時点で脚はありませんでした。最後の坂は、きつすぎてあまり記憶がなく、覚えているのは、遠ざかっていくSK氏の背中。そして、続々と自分を捲っていく人たち。

ここで初めて自分たちがかなり大きな集団を担っていたことを認識しました。その集団の中に埋もれるようにして、ゴールラインを通過。

手元でラップを切る。

1時間1分30秒。

雄叫びを上げて、ハンドルを叩きました。
叩いてゴメンね。ワソコーチ。

下山荷物を受け取る間もなく涙が溢れて仲間と合流してさらに泣き崩れる始末。
その後のお菓子パーティ人生で1番美味しかったです。

その後は下山して結果待ち。

第1目標であったゴールドは獲得したものの第2目標の年別入賞まだわかりません。
速報値で1時間1分25秒で確定。例年なら間違いなく表彰台タイムですが例年に比べハイペースだったこともあり全く読めませんでした。

そして張り出された結果は、年別3位。
そしてなんとチームメイトSK氏が年別2位。
2人で抱き合って喜びを噛みしめました。

Photo by Knd氏

まとめ

そんなこんなで最高の幕引きとなった2026年の富士ヒルレースレポでした。ゴールド獲得と年別入賞という目標を全て達成するためここまで頑張れたのはチームメイト、練習仲間、家族、これを読んでくれている皆様の支えがあったからだと思います。

いつも本当にありがとうございます。

来週日曜に朝日峠ヒルクライムが控えていますが取り敢えずはこの喜びと美味しいものに浸ろと思います。

ではまた。

走行データ

1時間1分25秒
NP 270W 4.54倍
平均HR 180bpm

機材

S-works Tarmac sl8 6.9kg
roval RAPIDE clx3
Vittoria corsa pro speed TLR 28C F4.1 R4.4
goldix cnc 11-30t
smuc sx12sl
gotal 1915plus

サプリメンテーション

常用分
マグネシウム 、ノーマルビーツ粉末、アシュワガンダ、βアラニン、グルタミン、、ビタミンD、プロテイン

レース前特異的
ミトロングV(3週間)、ミトロングVP(1週間)、ビーツNo3-T(レース2時間前)、カフェイン200mg(レース1時間前)、ミトロングジェル(レース30分前)

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