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紀伊半島ぐるっと一周旅|海の幸と鉄道ロマンを巡る

WEST EXPRESS 銀河を下車し、体感傾斜80度の石段を登りきった先に待っていたのは、息をのむような絶景だった。全身に達成感の余韻を残しながら、旅は次のハイライトへと向かう。

▼前編はこちら


那智勝浦でまぐろ三昧の夜

観光協会へ戻り荷物を受け取った後、本数の少ない列車を避け、選んだのは路線バス。車窓を流れる景色を眺めているうちに、深い眠りに落ちていた。

気づけば、マグロ漁の基地として名高い那智勝浦に到着だ。

山の上と下に見えるのがホテル浦島 
ホテル浦島の温泉が大好きなのですが、
残念ながら休館日でした

那智勝浦を訪れるのは三度目だが、海岸沿いに浮かぶホテル浦島の温泉はいつ来ても最高だ。残念ながら今回は休館日だったが、落胆を吹き飛ばす、とっておきの楽しみがある。

夜は漁港の活気に満ちた「まぐろ三昧・那智」さんで、新鮮なまぐろを堪能。分厚く切られた赤身、とろける大トロ、地元の魚介の滋味深い味わいに、旅の疲れも一気に吹き飛んだ。

海と温泉と海鮮と

翌朝は7時に朝食会場へ。目を引いたのは、国際色豊かな賑わいだ。インバウンドの観光客が多く、給仕の仲居さんが身振り手振りと単語を駆使して接客する。

「フィッシュ、ファイヤー🔥、スタート?」(お魚焼いていいかしら?)

魚と火と始まり。その素朴なやり取りに心が和む。

朝から満足すぎる

朝から贅沢な和食に大満足した後、朝風呂で目覚めを促し、向かうは賑わいの中心、市場だ。

まぐろ胃袋(ワタ)、買いました。美味しかった!
コリコリとした独特の食感。酢味噌とポン酢で楽しみました。
控えめに言ってさいこう

海と温泉とビールと海鮮。他には何もいらないかもしれない。


「銀河」での特別な一夜、そしてホテルでの静かな一夜。夢のような楽しい時間はあっという間に過ぎ去った。行きたい場所が多すぎて回り切れなかった紀南の地。名残惜しさを残しつつも、「また必ず来よう」と心に誓った。

ぐるっと紀伊半島一周

いよいよ帰路。当初は「銀河」で戻る予定だったが、切符を取り損ねてしまった。このピンチが、思いがけない旅のテーマを生んだ。

「そうだ、紀伊半島一周を達成しよう!」

行きは、WEST EXPRESS 銀河で紀伊半島の西側(和歌山側)の海岸線沿いを反時計回りに進んできた。ならば帰りは、東側(三重側)の海岸線沿いのルートを辿って京都へ戻れば、見事な周遊となる。

行きは、紀伊半島の西側(和歌山側)の海岸線沿いルート。帰りは、紀伊半島の東側(三重側)の海岸線沿いのルートを通る旅。

こうして決まったルートは、新宮→津→亀山→柘植→京都。

新宮から津までは特急南紀。津で乗り換えて亀山、亀山から柘植。柘植から京都まで。なんとか京都まで帰れる。

特急南紀@那智勝浦 JR紀勢本線で津(三重県)へ向かいます。新宮からはJR東海

綺麗な車両。

窓の外には、雄大な海が広がる。景色を最高の肴に、大好きな熊野古道麦酒を傾ける。これぞ至福の鉄道旅。

津で乗り換え

津で紀勢本線から関西本線へと乗り換え、亀山へ。ここはJR東海とJR西日本の管轄が切り替わる境界駅だ。ここから先は再び慣れ親しんだJR西日本エリアに戻る。

亀山で乗り換え
亀山はJR東海とJR西日本の境界駅なので、ここからはまたJR西日本に戻ります
伊賀忍者?
そう言えば、この旅の出発地点の
京都駅でも忍者に会った

亀山で乗った電車は、窓に布の飾りつけが施されていて、素朴ながらも旅情をそそるお洒落な空間だった。写真を撮る暇もなくバタバタと乗り換えることになったのは心残りだが、それもまた、旅の醍醐味。

こうして、特急南紀と鈍行列車を乗り継ぎ、無事に京都駅へ。突発的に決めた紀伊半島一周も忘れられない思い出となった。

note記事に出会うのって、街中でほんの一瞬すれ違うようなものだと思うんです。たくさんのnote記事の中から、見つけてくれてありがとうございました。宜しければ他の記事も読んで行ってくださいね。

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