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ソロ・コンシェルジュで出産手当金はもらえる?【計算シミュレーション付き】

「ソロ・コンシェルジュに加入したら、出産手当金ってもらえるんですか?」

妊娠・出産を考えている女性の個人事業主の方から、ときどきいただく質問です。

結論から言うと、ソロ・コンシェルジュにご加入中の方は、出産手当金を受け取ることができます!

ただし金額は給与(標準報酬月額)をもとに計算されるため、一般的な会社員より少ない金額を受け取ることに...。

とはいえ、ソロ・コンシェルジュにご加入いただくことで、

毎月の国保料が安くなり+将来受け取る年金も増え+出産手当金も少額だけど受け取れる

こんな仕組みはなかなかありません。

この記事では、ソロ・コンシェルジュに加入している場合の「出産手当金の仕組み」と、「実際いくらもらえるのか」をリアルなシミュレーション付きで解説します!

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「出産育児一時金」と「出産手当金」の違い

まずは混同されやすい「出産育児一時金」と「出産手当金」の違いを整理しておきましょう。

・出産育児一時金
 → 出産時にまとめて受け取れるお金のこと

・出産手当金
 → 出産中に給与が止まる分を補うお金のこと

今回のテーマは、後者の「出産手当金」。

被保険者本人とは、健康保険に加入している本人のことで、会社の社会保険に「従業員本人」として加入するソロ・コンシェルジュなら、ここに該当します。

ちなみに国民健康保険(個人事業主)には、出産手当金がありません。つまり社保に加入してはじめて対象になる制度、という位置づけになります。

ソロ・コンは出産手当金が受け取れる!ただし...

出産手当金がもらえるのは分かったけど、実際いくらもらえるの?」そんなギモンを解決するために、シミュレーションしてみました。

計算式は法律で決まっていて、次のとおりです。

1日あたりの支給額 = 標準報酬月額の平均 ÷ 30 × 3分の2

ここで出てくる標準報酬月額とは、保険料や給付額を計算するために、毎月の報酬を区切りのいい金額に当てはめたもの。

この金額が高いほど、出産手当金も多くなる仕組みです。

支給される期間は、

出産日以前42日(双子などは98日)+出産後56日
単胎で予定日どおりに出産した場合、合計で98日分

が受け取れます。

ここがポイントなのですが、出産手当金は「標準報酬月額に比例する」ため、報酬を低く設定しているソロ・コンシェルジュでは、金額も小さくなるんです。

ソロ・コンシェルジュの場合は?計算してみた

では実際にどのくらい差が出るのか、ソロ・コンシェルジュの場合と一般的な会社員(30万円)の場合で比べてみました。

ソロ・コン=標準報酬月額が最低等級(5万8,000円)

🔶ソロ・コンシェルジュの場合
 → 約1,288円/日

🔶一般的な会社員の場合
 → 6,666円/日

社会保険料を抑えるために報酬を低く設定しているので、その分だけ出産手当金などの給付も小さくなる——。

ここは表裏一体の関係だと知っておきましょう。

加入前に知っておきたい注意点

出産手当金を受け取るうえで、知っておくと安心な注意点が2つあります。

① 加入12か月未満のときは計算方法が変わる

「加入して "すぐ出産" したらいくらもらえるの?」ここも気になるポイントですよね。

加入期間が12か月に満たない場合は、次の2つを比べて低いほうで計算されます。

✔ 自分のこれまでの標準報酬月額の平均
✔ 32万円(令和7年4月以降の基準額)

つまり、最低等級(5万8,000円)で加入している場合は、自分の額のほうが低いので、32万円ではなく5万8,000円をもとに計算されます。

そのため、ソロ・コンへ加入して12ヶ月未満で出産される場合は、上記でシミュレーションした金額が受け取れる、とイメージすると良いでしょう。

② 給与が支払われ続ける分は「調整」される

出産手当金は本来「給与が止まる分を補う」制度です。

ソロ・コンシェルジュでは、産休中も給与(16,500円)はそのまま支給が続くため、その分だけ出産手当金が調整(減額)されます。

つまり「給与が出ているのに、手当金も満額もらえる」というわけではなく、

出産手当金 − 支払われ続ける給与分

このようなイメージで、実際に振り込まれる金額が決まる、と押さえておきましょう。

出産手当金の受け取り方

「もらえるのは分かったけど、どうやって申請するの?」という流れも見ておきましょう。

ソロ・コンシェルジュの場合、まず産休に入る前に、会員専用LINEから事前にご連絡いただくのが大切なステップです。ここから先の手続きや必要書類のご案内をスムーズに進められます。

全体の流れは、おおよそ次のとおりです。

① 産休前|会員専用LINEへ事前連絡

妊娠・出産予定がわかったら、産休に入る前に会員専用LINEからご一報ください。申請に向けた準備をご案内します。

② 産休スタート(出産予定日の42日前〜)

出産手当金の対象期間に入ります。

③ ご出産

出産日と実際の産休日数が確定します。

④ 申請書類の準備

「出産手当金支給申請書」に、医師・助産師の記入(出産の証明)と、事業主の記入(産休期間・給与の証明)をもらいます。

⑤ 健康保険へ申請

書類がそろったら、加入している健康保険へ提出します。

⑥ 指定口座へ振り込み

審査が通ると、後日まとめて指定口座に振り込まれます。

申請は基本的に「出産後」にまとめて行う形になりますが、産休前にLINEでご連絡いただければ、必要な書類や流れを前もってお伝えできるので安心です😊

【よくある疑問】夫が加入・妻が扶養のときは?

最後に、よくいただく質問にも触れておきます。

夫が個人事業主でソロ・コンシェルジュに加入していて、妻はその扶養に入っている。妻が出産したら、出産手当金はもらえるの?」というものです。

結論、この場合妻に出産手当金は出ません

出産手当金は「被保険者本人」が対象で、扶養に入っている家族(被扶養者)は対象外だからです。

出産手当金はもともと、本人が産休で働けず給与が止まる分を補う制度。扶養に入っている妻には、補うべき給与がそもそもありません。

ただし、出産育児一時金(家族出産育児一時金)の50万円は、扶養の妻が出産しても受け取れますのでその点はご安心くださいね。

まとめ:ソロ・コンシェルジュは出産手当金も少額だけど「もらえる!」

今回のポイントを整理すると、次の3つです。

・出産手当金は、健康保険の被保険者本人がもらえる所得を補償してくれるお金のこと(出産育児一時金とは別物)

・ソロ・コンシェルジュにご加入中で、出産された方は出産手当金が対象になる

・ただし、金額は標準報酬月額で決まるため、ソロ・コンシェルジュの場合では少額になりやすい

・目安としては、98日分でおよそ12万円台

社会保険は、保険料の安さだけでなく「もしものときの備え」もセットで考えると安心です。

出産手当金は大きな額ではありませんが、社保だからこそ受け取れるお金のひとつ。

気になる方は、無料相談などで自分の場合を確かめてみてくださいね。


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