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怒るより一呼吸置いてみるといい

ああ、もう練習中止しようかな。

教師生活34年。サッカー指導歴34年。

指導中、だらけたり、ふざけたり、同じ注意を何度も繰り返すような子がいるとふとそう考えてしまうことがあります。

実際、若い頃は、

練習をやめたこともあります。

罰として、ダッシュをさせて喝を入れて、練習を再開したこともあります。

でもね。

なんか後味が悪い。

最近は、中止しようかなと思っても、

すー(吸って)

はあー(吐く)

深呼吸します。

こうやって一呼吸置くことで、怒りを爆発させることなく、結果的には最後まで練習をさせます。

ちなみに、怒って、練習を止めても、こちらが思うほど選手は反省したり、学んだりはしません。(表面的には申し訳なさそうにはしますが)

それよりも、問いかけをしたり、対話をすることによって練習を継続した方が断然成果が出ます。

そんな時は、つくづく途中でやめなくてよかったと感じています。

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イラッときたらまずは観察

ボールを奪われても、追わずに立ち止まったり、一つのミスでプレーをやめてしまうような態度をみるとイラッとします。

しかし、以前は大きな声でそのプレーにダメ出しをしていました。(もちろん、現在も状況によっては一喝することはあります)

しかし、現在は、そんな気持ちになったら、より一層選手を観察します。

なぜ集中できないのか?

観察しながら原因を考えます。

よくある例は、次の通り。

①練習のメニューが飲み込めていない(最近はシンプルトレーニングメニューが多いのでこれには該当しません)
②トレーニングがマンネンリ化し、目的意識が薄れている(最近はこのパターンが多い)
③元々多動で、注意力が外に向きやすい子やこだわりの強い子が一定数いる(この子達をいかに集中へ導くかがとても大事)
④学校行事の取り組みで浮き足立っている(疲れている)

現在担当しているチームで多いのは大体②、③です。

②は、トレーニングのベースとなる部分は残しながらも、子供達の体調や天候を見ながらルールや、人数、時間を微調整してトレーニング強度をコントロールします。

結果、自然と集中できるように仕向けます。

大抵はこの改善によって、③の問題も解決することが多いです。

しかし、③の子達は一筋縄には行きません。

丁寧な声かけや、対話が改善には不可欠です。

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対話が第一!

誰かが手を抜くと、練習の精度はガタ落ちします。

知らず知らずに手を抜いている状態であれば、シンクロコーチングで状況を伝え、改善を促します。

整理が必要な時には、フリーズをして、課題点を明らかにし、再現させてみます。

しかし、③の子たちは何か個人的なつまづきを抱えていることが多々あります。

だから、「今足が止まっていたけどどうかしたか?」と問いかけます。

「どうもしません!」

と即答があれば、「立ち止まらないでプレーを続けろ!」と声をかけます。

しかし、俯いたり、不貞腐れた態度を取ったら、練習から抜いて事情を尋ねます。

何か個人的に気になっていることや心配していることに耳を傾けます。

話を聞いて、

「この後、いつも通りにプレーできるか?」

と尋ねて

「プレーできます!」

目に力が宿っていたらプレーを再開させます。

このような手順を踏めば、大抵は一生懸命トレーニングに励み、

「ああ、楽しかった!」

と気持ちよさそうに汗を拭って練習を終えます。

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もし、怒って練習をやめていたら

練習を終え、気持ちよさそうに汗を拭き、今日1日のことを、ああだ、こうだと振り返りながらの帰り支度は、和やかな時間が流れます。

「こんなにもダラダラした練習はやる意味がない!」

もし怒って練習を中止していたら、この和やかな時間はなかったはず。

気まずい雰囲気で帰り支度をしていたはずです。

一生懸命やっていた子たちは、
「もっと練習したかった」と残念な気持ちになっているかもしれません。

そして、指導者の側からすると「練習中止の元になった子」ほど

いつもと変わらずヘラヘラしているものです。(笑)

それか、

「あいつ、練習中止にして意味わかんねぇ」
と腹を立てたり、または

「練習中止でラッキー!」なんて喜んでいたりするものなのです。(笑)

それを見た指導者はさらにヒートアップしたりして。(笑)

まあ、練習中止にしていいことは何もないということなのです。

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過去の実例

ちなみに自分が中学生だった時の部活の話。

生徒だけで廊下練習をしていた時、ふざけてちゃんとやらないことが続き、先生が「もうお前たちの指導はしない」と切れたことがありました。
最後は、私達が詫びて先生は戻ってきてくれましたが、同じようなことが度々あったと記憶しています。(半年間で2〜3回)
ショック療法として一時的な効果はあったように記憶していますが、繰り返されるたびに、その効果はどんどん薄れていきました。
トレーニングへの目的意識等を含めたチームマネージメントとして、一人ひとりが「やらされる」指導から「自らやる」指導へと、今風の言葉で言えば、トップダウンから、ボトムアップ的な指導へと根本的な改革が必要だったのではないかと感じています。

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終わりに

怒って練習を中止しても、期待する効果などありません。

でも、ついつい自分が受けた指導って繰り返してしまうものなんですよね。

しかし、『観察』と『対話』の方が『怒って練習をやめる』よりもはるかに効果があります。

いや、効果というより、はるかに気持ちが良いのです。

イラッときたら、まずは深呼吸。

一呼吸を置けば、自分にとっても、子供たちにとっても気持ちが良い未来が訪れますよ。

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そい@心の根っこを育む小説家(先生)/小説『タペストリー』出版! サポートいただけたら大変励みになります!まだまだ未熟者ですが、このサポートを糧に成長し続けます。乞うご期待くださいませ💕私の渾身の過去記事もスキをいただけたら泣いて喜びあなたの記事にとびます😭 https://note.com/soisoiy/n/n78e56644bc41