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海を愛し、島に根付く。奄美大島で「人との繋がり」と「感動体験」を届けるマリンアクティビティ

こんにちは、創業フォワード編集部です。
noteマガジン「創業フォワード|起業ストーリー」では、創業という夢に向かって歩みはじめた先輩たちのリアルなストーリーを紹介しています。ぜひご覧ください!


はじめに

奄美大島の美しい海と自然を舞台に、マリンアクティビティやアウトドア研修を提供する遠藤優人さん。

個人事業主としての創業から法人化に至るまでの道のり、そして地域との関わりや事業の未来についてお話を伺いました。

異業種のキャリアを経て、奄美大島で「心踊る冒険体験で、新しい世界への扉を開く」ことをミッションに掲げる遠藤さんの言葉には、起業家としての情熱と、島への深い愛が溢れていました。

事業内容と役割

  • 会社名:株式会社オーシャンズ

  • 事業内容:マリンアクティビティを主軸にした観光業、および、ビジネス研修事業

  • 設立:2020年

  • 従業員:1名(アルバイトあり)

退職した決断をして、出会ったフリーダイビング

ーーー 現在、運用されている事業内容について教えてください。

奄美大島を拠点に観光業を営んでいます。

提供しているサービスは、マリンアクティビティ(シュノーケリング・ボートツアー)と陸上ツアー(マングローブカヌー・サップ体験)です。

特に今年は、企業さま向けのアウトドアでチームビルディングを目的とした研修をおこなう新たな事業をスタートさせました。参加された社員さん全員でアクティビティに取り組んでいただくことで連帯感などが生まれることが特長です。

2019年に個人事業主として創業し、2020年に法人化しました。社員は私含め2名ですが、夏季の繁忙期には最大11名体制で運営しています。

ーーー 遠藤さんのこれまでキャリアを教えてください。

30歳まで、兵庫県で屋外広告業の会社に勤め、人事や経理関係の仕事をしていました。

その会社を退職した際に、人生に一度は海外で暮らしてみたいと思い、世界の各地を巡っている中で、エジプトのダハブという町の紅海でフリーダイビングに出会いました。

元々、スキューバーダイビングのライセンスは持っていたのですが、お魚を見て楽しむことよりも、息を止めてどこまで深く潜れるのかというフリーダイビングの魅力に惹き込まれ、インストラクターとしても働かせてもらいました。

そのままエジプトには7〜8ヶ月くらい滞在し、その後はフリーダイビングの姉妹店があるタイにも行って半年程過ごしました。

そこから奄美大島は素潜り漁が盛んであると知り、奄美大島へ来ました。

素潜り漁に興味があり、当初は漁師になるつもりだったんです。素潜り漁をやっている時期に奄美大島が世界遺産になり、観光客がどんどん増えました。そのような環境を見ている中で、もっと奄美大島の魅力を多くの人に伝えたいと思い、2019年4月に観光事業へとシフトして創業しました。

「人との繋がり」がもたらす1本の電話

ーーー 創業当初、どのような準備をしましたか?準備を進めるにあたり、困ったことなどがあれば教えてください。

まず資金面は、基本的には自己資金で対応できました。

車や機材、お店のリフォームなどの費用で最初は400万円程かかりました。しかし、想定した予算感ではあったので、困ったことなどは特になかったです。

あとは、素潜りの場合はお客さまも泳ぎの経験ある方が対象ですが、シュノーケリングになると初心者の方や子供のお客さまの場合もあります。そのため、シュノーケリングのインストラクターの資格を新たに取るなどの準備は必要でしたね。

大変だった事と言えば、お店の店舗探しは大変でした。

奄美大島では不動産情報が少なく、大家さんとの直接交渉が必要な地域性があります。私もいい場所を見つけたのですが、大家さんに貸してもらえず困っていました。

しかし、自分が住んでいる集落で色々と良くしてくれるおじいちゃんが居るのですが、なんとその大家さんとお友達だったのです。結果的に、電話1本で物件が借りれるようになりました。

「人との繋がり」が大切な地域性ならではの出来事だったと思います。

環境の変化は事業拡大のチャンス、法人向けの価値提供

ーーー 個人事業主から法人化に踏み切った理由は何ですか?

事業規模の拡大が主な理由です。特に100名規模を超える、修学旅行生などの団体客の受け入れや、企業間の取引が増加したことが決め手になりました。

実は、創業1年目は年間600名ほどのお客さまでしたが、今は年間3,000名規模にまで拡大しました。しかし、奄美大島が世界自然遺産に登録されて以降、観光客数が横ばいになっていること、また、マリンアクティビティ事業への参入障壁が低いため競合が増加し、価格競争が激しくなっている背景があります。この課題に対応するため、新たな価値提供として、企業研修などの法人向けサービスの強化に取り組んでいます。

個人事業主のままでは、旅行会社やホテルとの提携、そして新たに始める企業研修などの法人向けサービス提供に限界があると感じ、法人化を決断しました。

ーーー 法人化するための手続きや情報収集はどのように行いましたか?

創業時からクラウド型の会計システムを導入しようと考えていました。いくつか比較検討した中で、マネーフォワード クラウドは給与計算など他の機能も充実している点を評価して選びました。

マネーフォワードの導入を決めた時に、「マネーフォワード クラウド会社設立」を知り登記手続きも楽にできました。

現在は、マネーフォワードの税理士検索を通して福岡の税理士と顧問契約を結び、オンラインで連携しています。地域に縛られず、効率的に専門家のサポートを受けられるのはありがたいですね。

事業や経営に関することは、ChatGPTなどのAIツールを活用して情報収集やアイデアの壁打ちをしています。あとは、同じマリン事業の仲間と相談し合ったり切磋琢磨しています。

4歳のお客さまでも、87歳のお客さまでも、届けたい価値は変わらない

ーーー 事業における今後の展望を教えてください。

会社を「とにかく大きくしたい」というよりも、人員に余裕を持てるくらいの規模にはしていきたいと考えています。

株式会社オーシャンズのミッションは「心踊る冒険体験で、新しい世界への扉を開く」というものです。初めての方や4歳のお子さま、87歳のご高齢のお客さまなど、幅広いお客さまがいらっしゃいます。皆さんに、海の楽しさや力強さを感じてもらい、新しい発見のきっかけを提供し続けたいです。

また、新たな集客対策として始めた陸上ツアーや企業研修も、このミッションを遂行するための大切な柱になるよう、チューニングしながら育てていきたいです。

起業を志すうえで必要なこと

ーーー 今後起業を目指す方々へのメッセージをお願いします。

起業をすると大変なことがたくさんあります。

そういう時に「何のために事業をスタートしたんだっけ?」という最初の気持ちを忘れないことが大切だと感じています。

初心を忘れなければ、お客さまはちゃんとついてきてくれますし、よい評価もいただけますので、一緒に頑張りましょう!

取材のご協力をいただきました起業家さま
・会社名:株式会社オーシャンズ
・URL:https://www.instagram.com/mermaid_oceanz/

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