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BtoB一筋の僕がポッドキャストを始めて1年半。これまでに起きた変化

40's Biz talk」というポッドキャスト番組を始めてから、1年半が経ちました。

こちらから聴けます。

僕はBtoBスタートアップのグロース支援を専門とするマイノリティという会社を経営しており、ゴリゴリのBtoB営業界隈の人間です。

そんな自分がまさかポッドキャストを始めるなんて。そしてそこそこ楽しみながら、ビジネス的な成果まで実感していることに、いまさらながら驚いています。

というわけで、この1年半に起きた変化についてまとめてみたいと思います。

リスナーから発信者へ

もともと僕はヘビーなポッドキャストリスナーでした。経営者として尊敬する安田佳生さんの番組や「フリーアジェンダ」、そして「ドングリFM」。移動時間や家事をしながら、日常のルーティンとして聞いていました。

実は、ポッドキャストがきっかけで実際に仕事を発注したこともあります。

ドングリFMのパーソナリティの鳴海さんが記事の執筆を請け負っているという話を聞いて、すぐコンタクトを取り、お仕事を発注させてもらいました。ポッドキャストを聞いて会社の仕事を発注したのは初めての経験でした。

「そうか、こういう動線もあるんだな」と、ユーザーとして実感したことが、自分がポッドキャストを始める大きなきっかけになりました。

動画には挫折も

ポッドキャストを始める前は、動画にチャレンジして挫折した経験があります。

2023年の秋、Udemyで1時間の動画コンテンツを作ったのですが、準備も含めて20時間以上かかりました。撮影は本格的なもので、プレゼンモードも使えません。資料はほぼ暗記状態。できあがった動画を見て「もっとうまくできたらなぁ...」と思いました。

(※内容はいいと思うので、よかったら見てください)

結果的には3000万円近く売れたのですが、工数を考えると継続は難しいと判断しました。

そんな時、営業界隈の友人である杉本浩一さん(@koichi2905)も同じ苦労をしているのがわかりました。杉本さんはUdemyで僕よりもずっと長い4.5時間の動画を作っていて、僕より2ヶ月後にローンチ。「とても大変だったんじゃないかな」と想像がつきました。

ポッドキャストの相方を発見

面白いことに、杉本さんは過去にVoicyの個人チャンネルを持っていたけど続かなかった。YouTubeも何回かやって続いていなかった。唯一続いていたのがXだけ。完全に僕と同じです。

要は個人でやることの継続性が課題だったんです。

「動画はどうでしたか、大変ですよね」「もう動画はやりたくないです」という共通認識から始まって、「週1配信で気軽にポッドキャストやりませんか?」と声をかけたら、割とサクッと決まりました。

最初は正直、途中でやめることになったら杉本さんに迷惑をかけてしまうかな、と心配していました。でも、そんな心配は不要でした。

雑談を楽しみながらの配信

始めてみて驚いたのは、まず収録から配信までの工数の少なさです。

テーマだけ決めて、あとは雑談するだけ。話す内容を詰める必要もない。月1回、90分の収録で4本分を撮る。それが楽しくて仕方ないのです。

2人とも営業をやってきたのでキャリアは近いけど、キャラクターが正反対。その共感する部分と「そういうふうに思っていたんだ(笑)」という発見のバランスが絶妙でした。このアンバランスさがうまくはまりました。

何より驚いたのは、ネタが尽きないこと。杉本さんも「いくらでも話せますね」という感じになってくれて、半年後には配信頻度を倍にすることにしました。しかも、それは杉本さんから言い出してくれたんですね。僕としては負担をかけちゃいけないと思っていたので、地味にうれしかったです。

数字が物語る成長

週2配信にしてから、聞いてもらえる数がきれいに倍になりました。

最初は全然聞いてもらえていなかったのに、コンスタントに増えてきて、今では月2000〜3000再生、総再生時間228時間。5月までの週1配信から週2配信に変えただけで、ぐっと伸びてきました。

ポッドキャストの内容をnote記事としてアーカイブする試みも始めて、月1万PVを超えるようになりました。

ポッドキャストで話した内容をテキスト化することで、SEO的なメリットも出てきますし、Xで発信するコンテンツにも困らなくなりました。まさに一石三鳥です。

既存顧客との関係が劇的に深まった

「ポッドキャスト、いつも聞いてますよ」

既存のお客さんからこんな声をいただくようになりました。新規だけでなく、既存のお客さんのエンゲージメントがめちゃくちゃ上がったんです。結果として、コンサル契約の解約率が明確に下がりました。

ポッドキャストって100回以上配信していると、自分を取り繕えないんですね。商談みたいにその場の1時間だけの関係じゃない。どうしても人柄がにじみ出てくる。考え方とか価値観が、よりわかってもらえます。

僕は割とビジネスライクに見られがちなタイプなんですが、ポッドキャストを通じて少しは人間味が伝わるようになったと思います。商談前に検索されても、ポッドキャストを聞いてもらえれば印象が変わることが多いです。

パートナーの杉本さんにも面白い変化が起きていました。

杉本さんはグロースXという会社で営業の仕事をしていますが、商談中の大企業のお客さんが、たまたまポッドキャストを聞いていて、「プロダクトの検討もしたいけど、杉本さんにエンプラセールスのコンサルの相談もしたい」という話になったそうです。

商談相手からそんな話が出るなんて、営業冥利に尽きます。ポッドキャストが商談にプラスの影響を与える、これ以上の証明はありません。

スタートから1年半たって思うこと

最初は音声品質も気にせず、杉本さんの赤ちゃんの泣き声が入っていても公開していました。イントロの始まり方もガチ素人で、今聞くと恥ずかしいレベルですが、いま思えばそれも僕らのポッドキャストならではの味わいです。

でも続けていくうちに、自然とクオリティへの意識も高まってきました。いまでは僕のマーケティング活動のなかでも欠かせない存在になっています。

僕自身も、ポッドキャスト経由での問い合わせが増えています。僕自身がポッドキャスト経由で発注したように、聞いている人が実際に仕事の相談をしてくれる。BtoBビジネスにおいて、これは新しいマーケティングチャネルだと思いました。

BtoBの営業パーソンとポッドキャスト。意外な組み合わせですが、これはけっこうありなのではないか? 次回は個人の枠を超えて、「BtoB企業がポッドキャストを始めるべき理由」についても考えてみたいと思います。


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