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「社会人」でも博士号を3年で取得できる理由——“入学前の時間”を戦略的に使う

「博士号取得には3年以上かかるのが当たり前」。
——そんな通説に縛られていませんか?

実はこの見方、多くの人が“少し勘違い”しています。
なぜなら、この通説は「入学後の時間だけ」を前提にしており、
“入学前の時間”は考慮されていないからです。

社会人の場合、この入学前の準備期間を自由に設けることができます。
そして、この準備期間を戦略的に使えるのは社会人だけで、
学部から院進する人にはできません。

もちろん、社会人院生にも現実的な制約があります。
フルタイムで研究に専念することはできません。
しかし、社会人だからこそ可能な“戦略的な時間の使い方”を活かせば、
3年で博士号を取得することは十分に現実的です。

この記事では、働きながら3年で博士号を取得した私の経験をもとに、
社会人でも3年で博士号を取得できる理由と、そのための具体的な戦略を紹介します。


1.通説の落とし穴

博士課程では通常、以下のプロセスを経て研究を進めていきます。
①    テーマと計画の精緻化
②    既存研究のレビュー
③    データ収集
④    分析(調査)手法の検討
⑤    投稿先(学術誌)の検討
⑥    学術誌(査読)への論文投稿・研究発表
⑦    キャンディデート(博士候補)試験
⑧    博士論文の執筆

修士の段階で博士課程への進学を決めている人の中には、
テーマの精緻化や既存研究のレビュー、データ収集は既に済ませている人もいるでしょう。
(私自身も、大学院に進学する前にいくつかの作業は済ませました)

しかし実際には、博士課程に入ってからこれらをスタートする人も少なくありません。
その場合、入学後に作業をゼロから始めることになるため、3年以上かかってしまうのかもしれません。

こうした状況から、
「博士号取得には3年以上かかる」という通説が生まれています。

しかし、この見方には大きな落とし穴があります。
通説は「入学後の時間」だけに焦点を当てており、
“入学前の時間”については考慮されていません。

博士号取得に必要な作業は、入学日から始まるわけではありません。
入学する前からでも作業を進めることは可能です。

2.入学前にできる準備(私がやったこと)

前述の通り、博士課程では博士論文を完成させるまでに多くの作業をこなす必要があります。
しかし、それらの作業のいくつかは 入学前からでも着手が可能 です。

入学前にできることとは、「大学院以外でもできること」です。
具体的には、次の①~⑤の作業です。
①    テーマと計画の精緻化
②    既存研究のレビュー
③    データ収集
④    分析(調査)手法の検討
⑤    論文の投稿先の検討

複雑な統計解析や、実際の論文投稿・研究発表などは、大学院に入学しなければできません(大学院でしかできません)。
しかし、上記の①~⑤については、入学しなくても進めることが可能です。

◆私がやった準備と論文掲載の進め方

私は大学院(修士課程)進学前に、これらの作業をすべて済ませました。
とくに、論文の投稿先については、いつ・どの雑誌に・どんな内容の論文を投稿するかまで計画しました。
入学後はさらに、修士論文とは別にもう1本の論文執筆も進め、掲載の準備を進めました。
なお、この論文は指導教員に相談せずに進めていたため、ライティングセンターのアドバイスを受けながら執筆しました。
大学院にはこうしたサポート機関が整っているので、利用できる支援は積極的に使うのがおすすめです。

最初の査読論文は修士論文を紀要に投稿し、
そのリビジョン(修正内容)をもとに査読論文の書き方を学びました。
その上で、並行して進めていた別の論文を学会誌に投稿(学会発表は修士のときから挑戦)し、博士1年目の段階で査読付き論文2本を掲載することができました。

その後、仕事が忙しくなったため一時的に研究が止まりましたが、
2年目後半からは論文3本を書き上げ、博士論文を完成させました。
ちなみに、1年半で論文3本と博士論文を仕上げられたのは、体質(ショートスリーパー)も影響しているかもしれません。
これは健康上のリスクもありますので、真似はしないでください。

◆重要なのは「無理なく達成できる計画」を立てること

3年で無理なく博士号を取得するためには、次の2点が極めて重要です。

  • どの段階で、どんな成果を出すのかを明確にしておく

  • その計画を実現するために、入学前から十分な準備をしておく

こうした緻密な計画と準備の量によって、
「博士号を3年で取得できるかどうか」が決まります

大学院で成果を出すための「プロセス」について、詳しく解説しています。👇


3.社会人だからこそできる「入学前の準備期間」の設定

「博士号取得には3年以上かかる」という通説の落とし穴は、
“入学前の時間”を考慮していない点にあります。

この“入学前の時間”は、社会人の場合、自分の裁量で自由に設定することができます。
準備期間を1年でも5年でも、場合によっては10年以上にすることも可能で、
進学時期そのものを自分の都合に合わせて決めることができます。

これは、学部から院進する人にはできません。
彼らの進学時期は学年進行によってほぼ固定されています。

📄 ソーシャル・クエストのページにより詳細な内容を掲載しています。👇
社会人でも博士号を3年で取得できる理由—“入学前の時間”を戦略的に使う

社会人だからこそできる時間設計があります。
通説にしばられず、あなた自身のペースで準備を進めてください。
そして、最も良いタイミングで博士課程に挑戦してほしいと思います。

「博士号3年で取得」は、
準備を重ねれば、誰にでも十分に実現可能なプロジェクトです。


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