見出し画像

東洋医学と妊娠中、産後を見据えた妊活中、不妊治療中の治療②

東洋医学において
・受精、着床
・40週赤ちゃんをお腹の中にとどめておく
・受精卵から赤ちゃんを大きくしていく
のは、それぞれ違う力が働きます。

妊活、不妊治療をされておられる方の多くが、受精、着床せずに妊娠に至らないので、そこに対して様々な治療をされています。

しかしご夫婦の手で我が子を抱くには、受精して着床するのはもちろん大事ですが、要素としてはそれだけてはないです。

受精、着床はしたものの、赤ちゃんを子宮にとどめておく力がなかったり、受精卵から大きくすることが出来なかったら、流産になってしまう可能性があります。

妊娠における、受精・着床、赤ちゃんを子宮にとどめる、胎児を大きく育てていくというのは、全て繋がっていて、東洋医学においては全てをカバーしながら治療をおこなっていきます。

前に東洋医学の身体観として肝、心、脾、肺、腎の五臓がお互いスクラムを組んで関係をしながら働くことで、生命活動をおこなっている話をしました。

その中でも受精、着床は五臓のうちの生命力や生殖器の働きに大きく関与している腎の働きになります。

腎の働きは五臓の中でも1番初めに衰えが出てくるので、中高年に差し掛かると老眼や疲れが取れにくいとかだけではなく、白髪、しわ、シミなどの外見上の老化も現れてきます。

では、腎の力をつけていく(東洋医学では補腎と言います)だけで良いのかと言われるとそうではありません。

妊娠に至ると40週お母さんのお腹の中で赤ちゃんを留めないといけないです。その力は消化器に関与している脾の力になります。

流産を経験された方の中には、初期の10週代に心音は確認出来たけど、突然出血して流産されたという方もおられると思います。

それは1つとして、子宮に赤ちゃんを留めておくだけの力が安定せずに、留めておけなかったと考えることが出来ます。

流産まではいかなくても、初期からずっと切迫でひたすら安静にしていたという方も、やはり身体の元々の体質として消化器の弱さがあったのではと考えることが出来ます。

消化器は人間の身体から見ても中央にあるので、妊活、不妊治療に限らず、消化器が不安定だと、体調も不安定になりやすくなります。

お腹の中の赤ちゃんが臨月時には約3キロぐらいの大きさになるのは、東洋医学ではエネルギーを外向きの方向に持っていく肝の力の働きになります。

受精、着床時に働く腎の力は妊娠前に西洋医学、東洋医学に限らず様々な治療をおこないます。

ただ、妊娠中に急に出血して流産する可能性があるとかになると、治療としては難しい状況になることもあります。

なのでそうなる可能性を軽減する為に、妊活中から身体の元々の体質で消化器が弱いとなると、強化する治療を徹底しておこなっていきます。

色々な形で受精して着床してくれた小さな命。小さな命を無事に出産にまで至らせる責務は治療家としてはあることを胸に、日々治療をさせていただいています。

いいなと思ったら応援しよう!