2026.2.1 Hump Back × SCANDAL ライブレポ ―― 私の中の私を抱きしめたくなった夜
■ はじめに
2026年2月1日、Hump BackとSCANDALの対バンを観てきた。
どちらも高校・大学時代によく聞いて、コピーし、私の生き方や価値観に大きな影響を与えてくれたバンド。
今日、改めてその音楽に触れて感じたこと、そして心の奥に仕舞い込んでいた記憶を書き留めておく。
■ Hump Back:存在そのものがメッセージ
ももこさんのギターの扱い方って本当に体の1部みたい。歌っているのか、話しているのか。その境目が曖昧なほど。
よく、歌詞がいいよね!とメッセージを受け取る人が多いけど、音の使い方、演奏、立ち姿……その存在すべてがメッセージだと思わせられる。
「未来が見えないのは当たり前。考えても仕方のないことに線を引いて、とにかく思い切りやってこい!」小賢しく考えすぎてしまう私にとって、そんなシンプルなメッセージが1番響いた。
■ SCANDAL:永遠の憧れ、私たちの原点
ももこさんも言っていたけれど、SCANDALはやっぱり「プリキュア」。
可愛くてキラキラしていて、いつだって私の憧れの女の子。
今日演奏してた『テイクミーアウト』や『プラットホームシンドローム』を聴きながら、高校時代の自分たちを思い出した。
「よくこんな難しい曲を完コピできていたな」と、当時の自分たちの実力に改めて感心してしまった。SCANDALは私が本気で音楽を楽しむきっかけをくれた、大切な原点だなぁと毎度毎度思わされてしまう。
■ 表現することへの憧れと、違和感の先に見つけたもの
なぜ私は、これほどまでにステージに立つ人に惹かれるんだろう、とライブを見ながら考えていた。
幼い頃から、フィギュアスケーターやアイドル、プリキュアのように「頑張る女の子」が私には輝いて見えていた。
自己表現が苦手で、家族や友達にも「No」を言えなかった私にとって、自分の思いを堂々と伝える姿は、眩しいほどの憧れだったのかもしれない。
高校でバンドを始めた時、「音楽なら何かを伝えられるかもしれない」と思ったことも大きなきっかけだった。
けれど、周りには「音楽」そのものより「人気者であること」を優先する空気もあって違和感を抱いたこともあった。そんな時、同じ価値観を持っている仲間と出会って、最後にはお客さんを涙させるようなライブもできた。その時歌っていたのがSCANDALだった。
その後、大学でも軽音サークルに入っていたし、その時にはHump Backをコピーして、初のスリーピースに挑戦。『星丘公園』や『拝啓、少年よ』でオクターブめちゃくちゃ練習してたな。音楽があったから、私は自分を抑え込みすぎずちゃんと表現できていたんだろうなと思う。
■ おわりに:私の中の少女を認めてあげたい
大人になって、やっぱり忙しくて。
楽器に触れる時間も、自分の心と向き合う時間も減ってしまった。
「大人なんだから」と、純粋な気持ちやモヤモヤを心の奥底に押し込めて過ごす日も少なくない。
けれど、今日のライブは、そんな感情のすべてを「それでいいんだよ」と許してくれた気がする。
私の中に今もいる、あの頃のこれでいいのかな?とか、言いたいけど言えない…みたいな
ピュアな願いや葛藤を、これまで以上にもっと大切に、私がきちんと認めてあげたい。
