印象操作・捏造にまみれるマスメディア
6月13日に神奈川新聞が以下のような報道をした。

この件は、早速相模原市の共産党員中村氏が取り上げ、横浜市の共産党系の市議感議員からも強い批判が出て、国会で社民党の福島みずほ氏が小泉防衛大臣に質問する状況にもなった。
(余談だが、福島氏はその質疑の中で、「横浜のダイサンバシ」と大さん橋を読んでいる。せめて地元の名前くらい確認しておいてほしいものだ)
しかし、地元をよく知る自分としては、この写真や記事に非常に違和感を持ったのだ。
まず、ノースドッグのある瑞穂埠頭から市街地を狙って…という方向の点。
それと、そもそも射撃の銃弾の飛距離の問題。
(Webで銃弾の飛距離を調べたが、通常1kmが限界のようだ。オリンピックの射撃でも30m程度なのでどんな優れた銃でも多少のブレで命中しない手動の銃ならば1km先のものを狙う必要性は考えられない)
まず、位置と距離関係を明確にするために、地図を用いて方向を確認してみる。

ノースドッグはこの地図でいう神奈川区瑞穂町という地点。瑞穂橋を渡った先が米軍敷地内となる。
主に南側に米軍の船もよく停留している(「瑞穂ふ頭」と書いているあたり)。
神奈川新聞の写真によると、米兵は左向きに伏せているので、瑞穂橋、または東神奈川駅方面、もしくは東側の突き出た小さなふ頭だとしたら、中央卸売市場へ銃口を向けていることになる。
神奈川新聞の記事は有料なので読めないが、福島氏の質問によると「臨港パークや、新港ふ頭、またダイサンバシ方面に銃口を向けていた」という内容であったが、写真からこれをそのまま受け入れることはできない。
写真を捉えた場所が不明なので、正確なことは言えないまでも、市街地へ向けたとしても、少なくとも「臨港パーク」も「新港ふ頭(ハンマーヘッドエリア)」や「大さん橋」に向けてはいない。
もしその方面へ向けた写真だとしたら瑞穂ふ頭に並ぶ倉庫などの横面でしかありえないのだ。
次に、飛距離の件だが、この地図上に1kmの円を描いてみたが、ギリ臨港パークの先に触れる程度で、あとは全く届かない。
その「銃口を構えた」という写真の位置が不明なのでなんとも言えないが、多少大さん橋寄りに構えたとしても、全く届かないのだ。
ギリ海上保安庁に届く程度なのだ。

とはいえ、米兵はどういう位置で訓練していたのかが気になり現地へおもむいてみた。
まず、瑞穂埠頭へは一般人は侵入できない。

多少、市街地側に回ってみる。

ノースドッグにいちばん近い対岸のコットンハーバー付近からも訓練するような場所は見つけられない

次に、臨港パークへ移動してみたが、ここからもかなり遠く感じる。


以上の写真のように並んでいる倉庫のようなものの前で訓練をしていたとしても、向きは臨港パーク側へは向けていないことは明らかである。
次に、新港埠頭(ハンマーヘッド)や大さん橋からも撮影してみた。



この神奈川新聞の記事は、どうも地元の活動化が撮った写真(神奈川平和運動センター 星野さん)を流用して書いたもののようだが、撮影場所がどこか不明確であり、さらに上記のように向きが記事に書いてあるエリアではないことに加え、そもそも距離的に「銃口を向けて狙っている」というのはこれら活動化たちの言い分をそのまま掲載しただけではないか?と思われる。
昨今、週刊誌や新聞(特に地方紙)やTV報道番組の偏向報道や印象操作、または捏造ではないか?と思われるものが多すぎる。
直近では、高市政権への批判として、「中傷動画」が一部の野党議員が週刊誌の情報をそのまま活用して質問をしていたものの、その「中傷動画」の偽造や「音声データ」の捏造がネットの中で指摘されている。
以前から、特に地方紙においては「政権批判が正義」のような主張で、視聴や知事への印象操作的な報道が目立っていた。(安芸高田市長と中国新聞、兵庫県知事と神戸新聞など)
ここにきて、週刊誌の情報をそのまま信じ込んで事実かどうかを自ら確認せずに質問するというある意味コタツ議員が多すぎると思う。
批判するのは構わないが、自ら足を使って事実確認して自らの意見で自信を持って質問すべきではないか?
今回、神奈川新聞の記事を見て違和感を持ち自分で歩いてきたが、訓練はしていたのだろうが、それが記事のように市民に向けてしたもののような印象操作は間違っているのではないか?
少なくとも現実的に理解しがたい内容であったと思う。
