見出し画像

やる気が出ない日は、性格ではなく「その日の脳の状態」

やることは分かっている。
やらなきゃいけない理由もある。
それなのに、なぜか手が伸びない。

「自分は怠けているのかもしれない」
そんなふうに感じる日もあります。

でも、この状態は
性格や意志力の問題というより、
その日の脳と体のコンディションとして
説明できる部分が大きいようです。


やる気は「気合」ではなく、始めるスイッチ

一般に「やる気」と呼ばれるものは、
気持ちの強さではありません。

脳の中では、
行動を始めるための
スイッチの入りやすさに近いものです。

このスイッチに関わるのが、
ドーパミンという神経伝達物質です。

※ドーパミン
 「楽しいホルモン」と言われがちですが、
 実際には
 報酬そのものよりも
 『これから動く価値がありそうだ』
 という期待や行動開始
に関わります。

疲労やストレスが強いと、
この感受性が一時的に下がり、
「始めにくさ」が前面に出てきます。

やる気が出ない日は、
スイッチが壊れているのではなく、
入りにくくなっているだけ
と考えるほうが自然です。


頭が忙しいほど、行動は止まりやすい

忙しい日ほど、
頭の中は情報でいっぱいになります。

  • 今日の仕事の反省

  • 明日の段取り

  • 返したかどうか曖昧な連絡

これらは、
脳の「作業台」とも言える
ワーキングメモリに載ります。

※ワーキングメモリ
 今この瞬間に
 考えたり、判断したりするための
 脳の一時的な作業スペース

 容量はそれほど大きくありません。

この作業台が埋まると、
判断や行動に使える余白が減り、
「簡単なことほど先延ばし」
という状態が起きやすくなります。

動けないのは、
能力が足りないからではありません。
頭が混みすぎている
それだけのことも多いのです。


疲れているときほど、やる気は落ちやすい

夕方以降や、
睡眠が足りていない日。

こうしたときは、
感情や行動を調整する働きも弱まりやすくなります。

体は緊張を引きずり、
いわば「回避モード」に近い状態です。

この状態で
無理に考えて動こうとすると、
さらに疲れてしまうこともあります。

今日のやる気は、
今日の状態に強く左右される。
それを知っているだけでも、
自分を責めにくくなります。


実践:3分だけ、心拍が少し上がる動きを入れる

ここでの実践は、ひとつだけです。

3分だけ、心拍が少し上がる動きを入れる。

例としては、

  • その場で足踏みを30回 × 3

  • 階段を1フロア分だけ上り下り

  • 外に出て3分だけ早歩き

運動と呼ぶほどでなくて構いません。
呼吸と心拍が、
少し変わる程度で十分です。

考えない。
判断しない。
ただ体を動かす。


なぜ「体から」動かすと切り替わるのか

軽い身体活動でも、
脳では行動に関わる神経系が
動きやすくなります。

一度心拍が上がると、
その後に自然と
落ち着くフェーズが入りやすくなります。

この切り替えが、
「始める準備が整った」
という合図になりやすい。

思考を使わないので、
ワーキングメモリが疲れている日ほど
効果を感じやすいのも特徴です。


やった場合、どんな変化が起きるか

劇的にやる気が湧くわけではありません。

でも、

  • 最初の一歩が重くなくなる

  • 「今日は無理だ」という自己評価が下がる

  • 次の行動に入りやすくなる

そんな一段分の変化が起きやすくなります。

それで十分な日もあります。


自己観察のために

今の自分は、
やる気がないのでしょうか。
それとも、
ただ疲れているだけでしょうか。


まとめ

やる気が出ない日は、
異常でも、失敗でもありません。

多くの場合、
その日の脳と体の状態が
行動に向いていないだけです。

考えて動くのが難しい日は、
先に体を3分だけ動かす。

それだけで、
スイッチが入りやすくなることもあります。

今日はそんな日だった。
それだけでいい。
そう思えるとき、
体は少し回復に向かいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事があなたの心と体を少しでも軽くするきっかけになれば嬉しく思います。

この記事を更に深堀した記事です。



#科学的根拠 #自律神経 #会社員の悩み #メンタルヘルス #習慣化 #月曜

いいなと思ったら応援しよう!