SFCカードの選び方 #4 ファミリー・ファースト:家族のメリットと補償を最大化したい
C. ファミリー・ファースト:家族のメリットと補償を最大化したい
目標は、家族カードによるステータス共有に加え、海外旅行中の保険補償、特に家族特約を最も手厚くすること。
このプロファイルの利用者は、費用対効果よりも 「安心感」 と 「補償の手厚さ」 を優先します。
推奨カード:ANA JCBゴールド
ANAゴールドカードの多くは海外旅行保険が「利用付帯」となりますが、JCBブランドのみは家族特約を含めて自動付帯となっており、さらにカード利用によって本会員の傷害による死亡・後遺障害の補償額が1億円へと増額されます。
このため、本会員や家族会員(配偶者・親・高校生を除く18歳以上の子供)だけでなく、19歳未満の子供にも家族特約を通じて高額な海外旅行傷害保険が適用されます。
家族で頻繁に旅行をする場合や、家族会員が単独で海外渡航するケースがある場合には、この充実した家族補償は高額な年会費を支払う十分な理由となります。
本会員・家族会員の海外旅行保険補償内容(ブランド別)
VISA/Mastercard ゴールド(保険手引き)
治療費用:150万円限度
救援者費用:100万円限度
賠償責任:3,000万円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
国内航空機遅延保険:乗継遅延・手荷物紛失=2万円、出航遅延・手荷物遅延=1万円
JCB ゴールド(保険手引き)
治療費用:300万円限度
救援者費用:400万円限度
賠償責任:1億円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
国内・海外航空機遅延保険:乗継遅延・出航遅延・手荷物遅延=2万円、手荷物紛失=4万円
アメックス ゴールド(保険手引き)
治療費用:300万円限度
救援者費用:400万円限度
賠償責任:4,000万円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
海外航空機遅延保険(本会員のみ適用):乗継遅延・出航遅延・手荷物遅延=2万円、手荷物紛失=4万円
ダイナース(保険手引き)
治療費用:300万円限度
救援者費用:400万円限度
賠償責任:1億円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
海外航空機遅延保険:乗継遅延・出航遅延・手荷物遅延=3万円
家族特約(本会員以外への補償)比較
VISA/Mastercard ゴールド
治療費用・救援者費用:各50万円限度
賠償責任:1,000万円限度
携行品損害:1旅行かつ年間で15万円限度(自己負担3,000円)
JCB ゴールド
治療費用・救援者費用:各200万円限度
賠償責任:2,000万円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
アメックス ゴールド
治療費用:200万円限度
救援者費用:300万円限度
賠償責任:4,000万円限度
携行品損害:1旅行につき50万円限度(自己負担3,000円)
ダイナース
家族特約なし
まとめ
JCBゴールドは唯一自動付帯となるため最有力候補:さらに治療費用・救援者費用で「200万円限度」の補償があり、VISA/Masterの50万円限度を大きく上回ります。
アメックスも補償は手厚いが、利用付帯や「本会員のみ適用」の遅延保険など制約があります。
ダイナースは高額補償(1億円賠償責任など)を誇るものの、家族特約がないため「子連れ家族旅行」の安心感を求める場合には向きません。
VISA/Masterは家族特約が弱いため、費用重視なら選択肢になりえますが、補償重視ならJCB/アメックスのほうが安心です。
ANAカードには、家族特約として航空機遅延保険が付帯するカードはありません。もし家族特約の航空機遅延保険を重視される方は、ぜひこちらの記事をご参照ください。
注意:円安時代の補償額目安
リスクに対する考え方によっては、「JCBの治療費用200万円で十分なのか」という点が問題になる場合があります。特に円安の影響で海外医療費が高騰している現状では、補償額の目安について再考が必要です。詳しくは、こちらの記事もぜひあわせてご参照ください。
