陸マイラー活動2|達人の「リアルな財布」の中身を公開!
「マイルを貯めている達人は、一体どんなクレジットカードを使っているの?」 そんな疑問に答えるべく、今回は陸マイラー界の達人「issyさん」が2025年11月時点で実際に保有しているクレジットカード全12枚をご紹介します。
issyさんご本人の記事(下記リンク)を参考にしつつ、それぞれのカードが持つ「陸マイラー的な役割」をわかりやすく解説します。単にポイントを貯めるだけでなく、ステータス維持や旅の快適さ向上など、明確な目的を持った使い分けが見えてきます。
① ステータス維持のための「守りのカード」
1. ANA SFC VISA ゴールドカード
ANA上級会員(SFC)維持、ネット決済メイン
issyさんが2017年にプラチナステータス達成後に発行。これを持っているだけで、生涯ANAラウンジや優先搭乗などのSFC特典を享受できます。 現在はカード番号を暗記するほど使い込んでおり、オンラインショッピングの支払いはほぼこれ一本。還元率1%(100円=1マイル)は、「とりあえずマイルを貯めたい時」に安心のスペックです。
2. JAL JGC CLUB-Aカード
JAL上級会員(JGC)維持
2007年発行というissyさん最古参の一枚。こちらもJGC資格維持のために手放せないカードですが、普段の決済にはほぼ使用していません。 JALカード特有の有料オプション(ツアープレミアムやショッピングマイルプレミアム)も外し、もっぱらJGC維持のためだけに財布に鎮座。「色がなんとなく美しいから」という愛着も、長く付き合う理由の一つだそうです(笑)。
② 旅行を快適・お得にする「旅のお供カード」
旅先での交通費節約や、現地での安心感を高めるカードたちです。
3. JQエポスゴールドカード
九州旅行の鉄道割引、海外旅行保険
エポスポイントとJRキューポ(JR九州)の相互交換が可能で、九州の鉄道切符をお得に購入できるのが最大の強み。 また、またエポスゴールドは海外キャッシングが便利で、利用付帯ながら充実した海外旅行保険も備えています。年会費永年無料で持てる「海外旅行のお守り」として重宝しているそうです。
4. ビューSuicaカード
JR東日本「JRE BANK」特典用
2024年開始のネット銀行「JRE BANK」の特典を最大化するために保有。このカードの引き落とし実績を作ることで、JR東日本の運賃が4割引になる優待券がもらえるなど、鉄道系陸マイラーには必須のアイテムです。
5. ANA VISA nimocaカード
ANAマイルへの高レート交換ルート
かつて東京メトロの「ソラチカルート」(東急ポイント経由75%)が廃止されて以降、有力なのがこのnimocaルートです。ポイントサイトのポイントを「nimocaポイント」経由でANAマイルへ70%のレートで交換できます。 交換機が九州や函館にしかないのが難点ですが、旅行好きのissyさんは「現地に行くから問題なし!」と割り切って活用。旅先でのマイル交換自体を楽しむスタイルです。
6. イオンカード(ミニオンズ)
海外ショッピング手数料の節約
一般的なカードの海外事務手数料が2.2%~3.6%程度の中、イオンカードは1.6%と格安。issyさんはこのカードを海外旅行用財布に常備し、メインは為替手数料無料のRevolutを使いつつも万一の予備として携行しているとのこと。 また、過去にはポイントサイト+公式キャンペーンで実質18,000円相当の還元を得るなど、ポイ活的な旨味も大きかった一枚です。
7. セゾンプラチナ・ビジネスAMEX
プライオリティ・パス、手荷物宅配(初年度無料)
通常22,000円の年会費が「初年度無料」になるキャンペーンで発行。 無料でプライオリティ・パス(空港ラウンジ)が持てるほか、往復3,000円以上かかる「空港手荷物宅配」も利用可能。ポイント還元率自体は平凡(基本0.5%)ですが、サービス目的で1年間使い倒す、賢い発行事例です。
③ ポイント獲得に特化した「攻めのカード」
日常決済や入会特典で、効率よくポイントを稼ぐためのカードです。
8. 三井住友カード ナンバーレス(NL)ゴールド
日常のコンビニ・カフェ利用(7%~還元)
特定店舗(セブン-イレブン、マクドナルド等)でのタッチ決済で7%以上の還元を誇ります。さらに年間100万円利用で1万ポイントボーナスもあり、日常決済用として最強クラスの還元率を実現しています。
9. 楽天カード
楽天経済圏、入会特典狙い
陸マイラー初心者の登竜門。issyさんは過去4回も発行・解約を繰り返しているとか(!)。 楽天市場やトラベルでのポイントアップはもちろん、年会費無料で常に5,000~8,000ポイントの高額入会特典があるため、ポイ活の基本として外せません。
10. ゴールドカードセゾン
完全なポイント獲得目的
年会費無料でポイントサイト経由10,000ポイントという案件を見つけ、「未発行のうちに」と発行。明確にポイ活目的と割り切り、得たポイントをマイルや旅費に変えていくスタイルです。
④ 役割を終えつつある「引き際検討カード」
制度変更や年会費アップにより、解約や入れ替えを予定しているカードです。
11. Vカード(Tカード)Prime
日曜日1.5%還元(解約予定)
日曜日の利用で1.5%還元となる高還元カードでしたが、JAL Payチャージのポイント付与対象外など改悪が続き、役目を終えたと判断。 「期間限定の輝き」だったカードとして、潔く手放す予定です。
12. Marriott Bonvoy アメックスプレミアム
チタンエリート修行(解約予定)
マリオット系列ホテルの特典が強力ですが、年会費高騰(約8万円へ)などの理由から維持困難と判断。 2024年のキャンペーン時には再入会して活用しましたが、次回更新前に解約予定。【陸マイラーはホテルにもこだわる】人が多く、飛行機だけでなくホテルでもポイント&ステータスを追求しています。キャンペーンに合わせて柔軟に出入りする、達人らしい判断です。
まとめ:陸マイラーの極意は「柔軟なメタボリズム(新陳代謝)」にあり
以上、陸マイラー達人issyさんのカード活用術を見てきました。 ステータス維持のための「守りのカード」、日々の支払いで稼ぐ「攻めのカード」、そして特定の特典を引き出す「技のカード」。それぞれに明確な役割があることがお分かりいただけたでしょうか。
そして、このラインナップから見えてくる陸マイラーにとって最も重要な思考法は、「カード構成を固定化しないこと」です。お得な入会キャンペーンがあれば、チャンスを逃さずスマートに入会する。 そのカードの特典を最大限に活用し、旅や生活を豊かにする。 しかし、制度変更や年会費改定でメリットが薄くなってきたら、執着せずに思い切って手放す。
この「フレキシブルな入退会のサイクル(新陳代謝)」こそが、常に最大利益を得続ける陸マイラーの真髄です。 皆さんも、今の自分のライフスタイルや旅行計画に合った一枚を見つけ、使い倒し、そして時期が来たら軽やかに次のカードへ乗り換える――そんな身軽で賢いカードライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
そして次回は、カードを増やして回す戦略とは正反対のアプローチとして、クレヒスを守り、手間をかけずに高リターンだけを狙う「少数精鋭」戦略を紹介します。ポイントサイトに頼らず、信頼性と実用性を重視した厳選カードだけで効率よくマイルを貯める、我が家流のシンプルな運用術を解説していきます。
