番外編 おしょうゆのゆめ
めめ子のクロニクル
【番外編 小ネタ集】
おしょうゆのゆめ
私は未だにビビっている
それは
娘が3歳の時の七五三
家の近くに大きなお寺があり、
予約をしてご祈祷?
(お寺でもご祈祷って言うの?)
をしてもらった
お参りも済ませて絵馬を書いた
娘はまだ小さかったので、私が代筆をした
その絵馬にビビっている…
小さい子どもというのは
そもそも訳が分からない生き物である
行動も言動も、不可解で一貫性が無い
(そこが可愛いのだけれども)
ウチの娘も、まぁまぁ変な子だった
独特な言語を話す事が多かった
例えば、クッションの事は
『おべよふじ』
こえだちゃんのおうちは
『かんたしよー』
リカちゃんのおうちは
『こいぺっしぇん』
と呼んでいた
…何語??( ꒪⌓꒪)
未だに謎に包まれているのだが
現在、小学6年生になった本人も
分からないらしい
つまりは一生、謎のままなのだ
そして、この頃の娘には既に
【将来の夢】があった
『おおきくなったら、おしょうゆになりたい』
私も夫も『???』だった
でも、娘はこの頃ずっと一貫して
そう言っていた
しかも
『たくさんのおしょうゆだとからいから、すこしだけのおしょうゆになりたい』
と、具体的な条件まで付けていた
さっぱり理解は出来ないけど
娘の夢を頭ごなしに否定するのも
何だか違う気がした
私『そっか〜、娘ちゃんはおしょうゆになりたいんだね〜、なれるかな〜?すごいね〜』
娘『うん♡おしょうゆになるの♡』
こんな会話を、よくしていた
まさか
七五三の絵馬にその夢を書いて、
と頼まれるなんて
私『えっ…?!ここに?!書くの?!』
娘『うん、かいて?』
私『えっ…と、もっと他にないの?先生になりたい、とか美容師さんになりたい、とか…』
娘『おしょうゆになりたいの』
私『……………』
娘『ちょっとのおしょうゆね?』
私『……………(まじかよ)』
小さい身体をお着物で綺麗に着飾って
可愛らしく髪を結い上げて
うっすらお化粧まで施されて
キラッキラした目で見つめられた
私もバカだったと思う
書いたフリだけしたら良かった
違う事を書いても良かった
でも何故かバカ正直に書いてしまった
【少しだけのおしょうゆになりたいです
◯◯←名前】
そして事もあろうに奉納までしてしまった
私は未だにビビっている
10年くらい経ったのにビビっている
叶ってしまったらどうしよう??
ある日、朝起きたら
娘が布団から消えていて
代わりに少しの黒いシミがあったら…??
怖すぎて、夜しか眠れない───(←健常者)
続編があります
