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🧼石鹸の真実、あなたは知らない。②

今週はコラム第二回
合成洗剤と石鹸、どこがどう違うの?

あなたが毎日使っているボディソープや洗顔料。
その“泡”が、どんな成分でできているか、気にしたことはありますか?

第二回は石鹸屋の洗顔先生としての立場から、あなたの使っている『泡』を考えていきます。

1. その泡、何でできてる?



「弱酸性」「無添加」「肌にやさしい」──
そんな言葉に安心していても、実は多くの洗顔料は「合成界面活性剤」という、人工成分をベースに作られています。

そしてそれだけではありません。
泡立ちを良くする発泡剤、香りを演出する合成香料、防腐剤、
近年では問題になっているマイクロプラスチックでもある、ツルツルとした手触りのためのシリコン系ポリマーなど、
“洗う”という本来の目的に関係のない成分が、いくつも含まれているのです。

🌬️ 一瞬の“ツルツル”の裏に、
20年後の肌荒れやバリア機能の低下が潜んでいるかもしれません。

いま“気持ちよく感じる泡”が、
未来の肌にとってほんとうにやさしいかどうか──
少しだけ立ち止まって、考えてみませんか?

2. 「石鹸」と「合成洗剤」の違いって?

パッケージや泡立ちは似ていても、その中身=成分と仕組みは、まったく違います。

つまり、石鹸と合成洗剤は「似て非なるもの」。
使う素材も、働き方も、肌や環境への影響も、根本から違うのです。

3. 合成洗剤の「やりすぎ」がもたらすもの

合成界面活性剤は、水と油を強力に引き離すため、
クレンジング力が非常に高く、少量でも泡立ちがよく、コストも安価。

でも──その便利さの裏には、
肌にとって必要なうるおいまで奪ってしまうリスクがついてきます。

加えて、よく見かける「洗い上がりがツルツル」「ぬるつきゼロ」は、
シリコンやポリマーなど、滑り感を演出する成分によるもの。

さらに、合成香料は香りが強いだけでなく、肌に長く残りやすく、
発泡剤もまた、洗浄力以上の刺激を生むことがあります。

これらの成分を、無意識にゴシゴシとこすって肌に広げてしまえば──

表皮の角層はすぐにめくれ、バリアは破壊され、肌は赤く、乾燥し、敏感になります。

だから、「洗顔はこすらずに」という言葉には、
合成成分をできるだけ肌に触れさせないための予防線としての意味があるのではないでしょうか?

泡を乗せただけで、どうやって汚れを落とすのでしょうか?逆に、泡を乗せただけで溶け落ちる洗顔料なんて怖くありませんか?

4. 石鹸の中にも“違い”がある



ここまで読んで、「じゃあ石鹸ならなんでもいいの?」「固形であれば石鹸なの?」と思われたかもしれません。

でも、じつは“石鹸”と一括りにしても、製法によって大きく差があるのです。

市販の多くの石鹸は、**中和法や塩析法で作られたものが主流で、“石鹸素地”**を原料としています。
これは、工場で大量に作るための効率的な方法であり、
• 保湿成分であるグリセリンが除去されている。→後からグルセリン(保湿成分)を追加する
• 熱処理によってオイルの美容成分が失われている。→あとから美容成分を追加する
• 洗浄力はたしかにある。

気になる方は石鹸の成分表示を見てみましょう。

5. SKINEATSが「コールドプロセス製法」を選ぶ理由


SKINEATSの石鹸は、すべてコールドプロセス製法。
これは、天然の植物オイルに苛性ソーダを加え、低温でじっくりと反応させる伝統的な石鹸作りです。


この製法は、かつて中世ヨーロッパの修道院や地中海沿岸の家庭で行われていたもので、
オリーブオイルなどの油脂と自然由来のアルカリで、**時間と手間をかけて“肌をいたわる石鹸”**が生まれていました。

この製法を選ぶのは、理由があります:
• 🌿 天然のグリセリンをそのまま石鹸に残せる(保湿力)
• 🌿 熱を加えないから、自然素材の持つ美容成分をのこしながら石鹸を作れる
• 🌿 界面活性剤も発泡剤も、合成香料も使ない
• 🌿 自然にも還る。弱アルカリ性のやさしさ

つまり、肌にとっても、地球にとっても、
いちばんシンプルで、いちばんやさしい洗浄がここにあります。

6. “洗う”を選びなおすということ


毎日の洗顔、毎日のボディソープ。
どれだけ「なんとなく」で選んできたでしょうか。

でも、本当に自分の肌を思うなら、
何を落とすか、どう落とすかという視点が、これからはもっと大切になります。


自然素材でつくる石鹸


SKINEATSでは、そんな気づきの入り口として
“自分で選び、作る”石鹸ワークショップを行っています。

香りも、オイルも、自然素材も、すべて目的に合わせた自分仕様。
自然と向き合いながら、自分の肌と話すような時間を、一緒に体験しませんか?



🌿 まずは「洗う」を見直すことから。
あなたの肌も、あなたの暮らしも、やさしく整いはじめます。

🧼 第3回 予告

「弱酸性=やさしい」は、ほんとう?
肌のpH、バリア機能、洗顔の常識——
『肌に合う』って、いったいどういうこと?

第3回は、“pH”の本当の意味と、肌との関係を深掘りします。



📚 コラム目次

🧼 SKINEATS 石鹸コラムシリーズ

① 誤解の歴史
──「石鹸=つっぱる」はなぜ生まれた?

② 洗浄成分の真実
──石鹸と合成洗剤、どこがどう違うの? ← 今回

③ 肌と石鹸の関係性
──pH・バリア機能・“やさしい”の本質(次回予定)

④ 石鹸の素材学
──植物性=ナチュラル?素材の見直し

⑤ 石鹸とわたしたちの未来
──エシカルな選択としての石鹸

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