【読書感想文】成瀬は都を駆け抜ける 最高の読後感を味わいたい方へ
わたしはこれから京都を極めたいと思っている
こんにちは、
情報翻訳家のすかわげんすけです。
自己紹介後の記念すべき1記事目。
最初に紹介する本は、
12月1日に発売されたばかりの最新刊、
『成瀬は都を駆け抜ける』です。
※当記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。
この本を読んだきっかけは?
私は今、
「本屋大賞、全部読む」
という企画を進めています。
本作は2024年本屋大賞に輝いた
『成瀬は天下を取りに行く』シリーズの
最終巻です。
今までの2冊が大好きだったので、
新作を知った瞬間、
スケジュールに入れて
発売日に購入しました。
発売日に本を買う経験は、
多分、ハリーポッター以来です。
とにかく主人公の成瀬あかりの
まっすぐさが好きすぎます。
最終巻は楽しみでもあり、
寂しくもありました。
でも実際に読んでみて、
めっちゃ良かったです。
熱量があるうちに
書こうと思い、
一冊目に選びました。
成瀬シリーズの魅力は何?
シリーズの主人公、成瀬あかり。
とにかくまっすぐな女の子です。
滋賀県大津市生まれ、同市在住。一人でなんでもできてしまうがゆえ、他人の目を気にすることなくマイペースに生きている。いつもスケールの大きなことを言うが、日頃から口に出して種をまいておくのが大事だという考えを持っており、たとえ目標に届かなくても落ち込まない。将来の夢は、二百歳まで生きること。
毎朝、琵琶湖の周りを走って、
ハムエッグ丼を作って食べるのが習慣です。
あまり感情が表に出ない、
だけどとても魅力的な主人公です。
1巻では中学生
2巻では高校生
今作では京大生となった成瀬のストーリーが
描かれています。
この小説は、成瀬視点では無く、
成瀬の行動を見つめる
周囲の人たちの物語が積み重なっていきます。
友人、両親、同級生など
章ごとに視点が変わるのも
特徴的です。
今までの2冊は、
軽快で面白い、
青春小説といった印象でした。
なんと、今回は感動もついてきました。
最終巻だからか要素モリモリです。
涙腺の緩さに定評のある私には
もちろん刺さりました。
どんな人にオススメ?
・個性的な主人公の青春小説が読みたい方
・まっすぐな登場人物に心を揺らされたい方
・軽く読みやすい作品を求めている方
・元気になれる本を読みたい方
・あたたかい読後感を味わいたい方
章ごとに分かれて、
会話も多いので読みやすいです。
普段、本を読まれない方にも
オススメしやすい作品です。
森見登美彦さんの
『夜は短し歩けよ乙女』
が好きな方には合っていると思います。
今作は京都が舞台なので、
森見作品好きも楽しめる仕掛けがついています。
読みやすさレベル 星5がMAXです。
★★★★★
(星5)
読書苦手な方にもオススメしやすい。
セリフ多。
章ごとに分かれていて読みやすい。
惹きこまれる展開。
ページ数は231ペーで軽めな方。

心に残った2つの章
全6章で構成された今作。
特に良かった2つの章を紹介します。
「そういう子なので」
成瀬のお母さんが中心になる章です。
成瀬が地元のローカルテレビでインタビューを受けることになり、
その流れでお母さんも映るという話。
めちゃくちゃ良かったです。
成瀬の子ども時代、
まっすぐすぎて扱いづらい部分もあったこと。
それをお母さんがどう受け止め、
見守ってきたのか。
成瀬はこのお母さんから生まれたんだなと、
心が温かくなるエピソードが詰まっていました。
子供を認めてあげることの大事さ、
親はこうあるべきだって教えて貰えた気がします。
私も子供の夢に対して、
こう向き合いたいなと感じました。
小さいころから
200歳まで生きると言っていたことに対して
お母さんの言葉と、
それを聞いた成瀬の返答が最高です。
この章が
「そういう子なので」
というタイトルになった理由も
納得できます。
成瀬シリーズで始めて泣いたのがこの章です。
「琵琶湖の水は絶えずして」
最後の章です。
1巻の1章から登場する
成瀬の親友、島崎みゆき視点の章です。
どんでん返しで驚かせるタイプの小説は
何度も読んだことはありますが、
最後に心が温かくなるタイプは
あまり経験がありませんでした。
最後の最後、島崎のセリフを読んで
うわー!! 島崎ありがとう!!
と、何の抵抗もなく、自然と泣いていました。
読み終わった瞬間、
このシリーズを読めて良かったと
強く感じました。
この章を読むために
3巻まで来たんだと感じられるほどの
エンディングです。
この最高の読後感
ぜひ体験して頂きたいです。
私が好きなキャラクター
一番好きなキャラクターは
もちろん成瀬です。
性格、生き方はもちろん、
実は見た目も好きです。
凛としたかっこいい女性に惹かれます。

表紙のデザインは3巻が一番好きです。和と凛とした感じが素敵です。 衣装は2巻が好き。
あなたはどれが好きですか?
でも、この本を読んだ方は、
みんな成瀬が好きになると思うので、
もう一人好きな人物を紹介します。
西浦君です。
彼は1巻の『成瀬は天下を取りにいく』で初登場しました。
広島にすむ男子学生で、百人一首の大会で偶然出会った
成瀬にひとめぼれをします。
実は成瀬シリーズ、
青春小説ですが、恋愛要素は少ないです。
恋愛以外にやりたいことが多すぎる成瀬は、
こう言っています。
恋愛は人生の後半に回そうと思っているんだ
成瀬は200歳まで生きる予定なので
早くても90年後……。
気長に頑張れ西浦君!
本作ではそんな西浦君に
再びスポットライトがあたります。
成瀬とは別の大学ですが、
同じ京都に進学することになった西浦君。
スマホを持っていなかった成瀬とは
2年間文通を続けていました。
そんな彼に、ある日ハプニングが……
ぜひ読んでみてください。
心が温かくなります。
私も同じ成瀬好きとして、
西浦君にはかなり共感できます。
西浦君ありがとう!
宮島未奈先生への感謝
こんなに楽しめたシリーズものは久しぶりでした。
皆さんの感想を読むと、
成瀬の200年史を読みたかったと
終わりを惜しむ声も多数あります。
作者の宮島未奈先生は、
元気なうちに書ききるのを重視して
本作での完結を決めたそうです。
少し惜しい気持ちはもちろんありますが、
完結をリアルタイムで体験出来て嬉しかったです。
元々はシリーズ化する予定も無かったそうなので、
3巻まで読めただけでも幸せでした。
ほんと成瀬さんと一緒だと
思いがけないことが起こるよね
作中にこんなセリフがあります。
私も小説を通して、
思いがけないことを体験できた
気がしました。
本当に素敵な作品でした。
本屋大賞シリーズとして、
『成瀬は天下を取りに行く』も
改めて紹介するかもしれません。
その時はまたお付き合いください!
未読の方はまず1巻から、
順番に読んでほしいです。
シリーズ通して読むことで、
最終巻を最大限に楽しめます。
それではまた!
今後の企画は自己紹介から
メルマガもやっています
私の記事を読んで、合いそうだな
と感じた方はぜひどうぞ!

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