【旅の記憶#5】阿寒湖の表層 | SUBLIME
「人と風景のあいだに、物語を。」
過去の旅で撮影したフィルムを振り返り、今のまなざしで再構成するシリーズです。
阿寒には不思議と縁がある。
道東で出会った方を通じて、1週間ほど滞在した。
アイヌ文化や阿寒岳など
この地には目をひく歴史や自然がたくさんある。
もちろんどれも興味深くて
知れば知るほど、地域まるごと好きになっていく。
アイヌコタンやネイチャーセンターは
何度訪れても学びがある場所だ。
ただ、今回の滞在で
一番「写真を残したい」と感じたのは
阿寒湖そのものだった。
自分が訪れたのは2月後半。
本来の阿寒湖の姿は見られない。
表面はすべて厚い氷に覆われ
ワカサギ釣りやスノーモービルが行われている。
早朝、その凍結した阿寒湖の上をひたすら歩いた
足元の氷が織りなす表情が、あまりに美しかったからだ
厚い氷の上に立つと
表面の氷、その上に積もる雪、深く層になった湖
いろんな要素が絡み合っていて
その瞬間を写真で切り取るのがたまらなく楽しい。
朝の光で照らされると
より一層、印象的な世界に見える。
写真の中では、ほんの小さな世界に見えるかもしれない。
けれど、この雄大な自然が生み出したこの世界は
自分をここに導いくほどの、強い力が宿っているように感じた。

空間に彩りを、心に旅を
旅先で見つけた物語が、和紙のアートを通じて、あなたの日常にそっと寄り添えますように。この作品は、[WASAIのレンタルサービス]や[オンラインショップ]でもお届けします。
shoji | photographer
福岡を拠点に、風景や人の営みをフィルムで記録。 Instagram | note | WASAI公式サイト
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