京急ストア「もとまちユニオン」オリジナルチーズ17品発売
京急ストアのもとまちユニオン本店は、1958年に横浜・元町に外国人向けに品揃えしたスーパーマーケットで、古くから輸入チーズの販売に強い。今年の春に「ユニオンオリジナル」商品を新たに各カテゴリーで発売し、チーズでもユニオンオリジナルの輸入ナチュラル(N)チーズ17品を10月20日発売した。もとまちユニオン本店は今年6月にリニューアルオープンし、輸入チーズ売り場を入り口すぐの場所に移動して看板商品の一つとしている。オリジナル商品の開発を担当する京急ストアSM事業本部商品部第3グループバイヤー清水康一郎氏に聞いた。

――ユニオンオリジナルのナチュラルチーズ発売について。
コンセプトは3つ。1つは地元・神奈川の食材、2つめは全国の厳選した食材、3つめは世界の美食で、チーズは輸入に絞って揃えた。特にもとまちユニオン本店は1960年代から輸入食品が強い店で、オリジナルチーズ全17品を展開している。ここ、もとまちユニオン本店をはじめ4店では先行して10月13日に発売し、残る11店舗で10月20日発売した。
オリジナルはすべて100gカットで揃えた。世帯人数が少なくなる中、家庭で食べきれるサイズに統一し、好きな方は、少量なので色々なチーズを複数購入していかれる。
比較的買い求めやすい価格設定にしているのも特徴で、1番の売れ筋である「ブリー」が税別小売538円、ほかにも「リンドレスゴーダ」500円、「レッドチェダー」558円などとなっている(ユニオンオリジナルチーズはほかに「サムソー」「ペコリーノロマーノ」「グリエール」「エメンタール」「スモークチーズ・プレーン」「同ペッパー」「レッドチェダー12カ月」「ゴルゴンゾーラピカンテ」「ミモレット6カ月」「同12カ月」「ホワイトチェダー」「コンテ12カ月」「デンマーククリームチーズ」「マンチェゴ」)。

――店の入り口すぐにNチーズ売り場があります。
本店は今年6月にリニューアルし、奥にあったNチーズ売り場をこの場所に移した。輸入チーズを当店の“売り”と位置づけ、Nチーズの品ぞろえも約100アイテムと強化した。
大手NBの国産Nチーズやプロセス(P)チーズは店の奥にある牛乳・乳製品売り場で展開している。そちらではクラフトやタカナシのフレッシュモッツァレラがよく出ます。地元のタカナシ乳業さんとは昔から取引がありクリームやマスカルポーネも扱っています。
この店の特徴として発酵バターを多くそろえています。近隣にフランスパンを焼く店が多く昔から発酵バターを揃えるように言われていますし、周辺の店のシェフが買いに来られることもあります。
――ユニオンオリジナルの販売状況は。
オリジナルチーズは販売して2週間ほどですが、当初の年間の想定に比べて2.5倍で非常に好調です。ブリーは結構な量を揃えたのですが当初は品薄になり急遽補充したほど。
1番の売れ筋は圧倒的に仏ロレーヌ産「ブリー」で、常時平台で円形に並べて販売しています。次がレッドチェダーで、スモークも結構売れています。平台ではオリジナル以外にも「キャステロ・ダナブル」なども並べており、これは昔からお客様がついている売れ筋商品です。
また京急プレミアムポイントカードでオリジナルチーズにはボーナスポイントを30~90ポイント付与しています。最初なのでトライアル促進のため高めのポイント還元にしています。
――食べ頃などはおすすめしているのですか。
好みがあるので店として食べ頃は設定していません。チーズ好きなお客様は賞味期限ぎりぎりを好む方が多いですが、日本人は香りに敏感なので、フレッシュな方を好む方もいますから。

――オリジナル以外もNチーズのスライスの品揃えが豊富です。
スライスはグリエールやエメンタール、サムソー、ゴーダ、レッドチェダーや、一時はやったラクレットのスライスもあるし、ソフトなブリーのスライスも揃えています。シュレッドも、様々なシュレッドを揃えています。
もちろん輸入カマンベールやブルーチーズ各種、フェタやウォッシュの「マンステール」や「ピエダングロワ」などをラインナップしています。
――アソートチーズは少ないです。
アソート物は当店ではあまり扱っておらず時期を限定しています。元町商店街のチャーミングセールに合わせて年2回と、後はボジョレーやクリスマスの時期に展開します。
当店はチーズを自分で選ぶのを楽しまれるお客様が多いので、100gカットを2個、3個と組み合わせて買っていかれます。
他方、国産の工房チーズを扱っています。6月のリニューアルオープンから長野県のアトリエ・ド・フロマージュの取り扱いを増やしました。

――Nチーズ売り場の下段にユニオンオリジナルの生ハムが並んでいます。
スペインのハモンセラーノで、デュロック豚の等級を指定して加工してもらっています。厚みを何mmにするか社内で議論したのですが、最後は私が押し切ってこの厚さに決めました。
少量を試食すると薄い方がおいしいように感じてしまいがちですが、それではサラダくらいしか使えません。サラダからオードブルまで使えるように、何回も試食してバランスの良い厚みにしました。この生ハムもオリジナルチーズ同様に好評です。
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