死後の旅程(11)〜転生でなぜ記憶を消されるのか
第一章〜前置き
前章〜地球に近い階層からの生まれ変わり
次章〜生まれ変わりの全体像
記憶が残るのは良いことなのか
生まれ変わりの村の事例をいくつか見ながら、前世とあの世の記憶が今世にどう影響するのかを見ていきましょう。
「前世はお金持ちの家で本をたくさん買ってもらえたので、その知識が持ち越されて、今世は勉強しなくても成績が良いです」(事例4 ①-p49)
「前世は服飾工場で働いたことがあるため、今世は習ったこともないのに最初から服が縫えました」(事例5 ①-p56)
これらは、記憶が残って素直に良かったと言える事例ですね。でも次の事例は、良いか悪いかというと良かったと言えるのですが、ちょっと悩ましいものです。
事例9 ①-p93の新しい母親にはすでに六人の子供がいたため、その人は生まれてすぐ殺されそうになりました。今の人たちには信じられないことかもしれませんが、中国の農村部では1990年くらいまで、日本でも200年くらい前までよく行われていたことです。しかし、この事例の人は大人の知恵があったので生き延びて、その結果叔父に養子に出されることになりました。
事例27 ②-p37の人は殺された記憶を持ち、恨みを抱きながら生まれました。この人は40歳のとき姉婿にお金目当てで殺されました。彼女はずっとその怨念を晴らしたいと思ってきたのですが、成長するに連れて恨みは薄くなっていきました。そして、その姉婿が亡くなった今は、恨みも何もないと言っています。なぜなら、殺されたとは言えまだ生きているからです。
このように、死を超越した死生感を持てるのは、前世記憶を持っていて良かった面ではないでしょうか。
次は事例12 ①-p104の人の言葉です。
「罪を犯したことをずっと覚えているのもつらいものだよ。だからもう、悪いことはしたくない」
彼女(前世は男性)はヤクの売人をしていて、見つかって銃殺された前世を持っています。罪の結果として殺された記憶を持ち越したのは、この人の更生にとても役立っているのではないでしょうか。このような地域社会では虐げられがちな女性に生まれ変わったのも良かったのでしょう。
こうした、深い意味では記憶が残って良かったと言える例はたくさんあります。一方ではシンプルに、前世との性別の違いで悩む人がいます。ある女性は前世が男性で、結婚しているものの、男性だった時の記憶が蘇ると混乱して、彼をうまく愛せないと言っています(事例16 ①-p142)。
こうした性別の違いによる混乱は他の事例にも見られますが、これはこれで、より幅広い人間になれる可能性ができたということなのではないでしょうか。
事例を表面的に見ずに深く考えるなら、生まれ変わりの村の人たちはすべて、記憶を持って生まれて良かったのだと、私は感じます。そうなると益々、なぜ記憶が消されるのかという疑問が膨れ上がります。次は高次存在の言葉を聞いてみましょう。
高次存在の言葉
テクニシャンは、人間の段階であまりに多くの情報を知ってしまうのは混乱を与えるだけということで、多くは語りません。ただ、記憶がなぜ消されるかという質問に、かつてこのように答えたことがあります。
あの世にいた記憶があったら、そんな素晴らしいところを捨てて、なぜ不自由な現世で暮らさなければならないのか、ずっと不満を抱えることになるでしょう。また、昔動物だった時の記憶、悪いことをしてしまった記憶を持っていても、精神に良くありません。
大筋では納得できるものの、この言葉が通用されるのは、アストラル界中層で好きなだけ暮らして、自発的に生まれ変わりを選び、親を選んで新しい人生を設計して、という魂に対してだけではないでしょうか。
生まれ変わりの村の人たちは、マルドゥクで過ごしていた魂とは違って、あの世の記憶を素晴らしいものとは全然思っていません。昔動物だった時の記憶を持っていても精神に良くないとありますが、牛だった時の記憶を持っていて、よく可愛がってくれた前世の飼い主にお礼を言いに行った事例もあります。
事例23 ①-p183の人は前前世も牛ですが、もうペット並みの意識が芽生えていたようです。前前世の彼(?)は美味しいものを食べさせてもらえず、鞭でよく叩かれていたので、崖から飛び降りて自殺しました。前世では飼い主が可愛がってくれてとても嬉しく、生まれ変わってからお礼に行ったところ、その飼い主は確かに実在していたものの、キョトンとしていたそうです。

前世のお礼なんて言われても‥
生まれ変わりの村の事例を見ていると、悪いことをした、あるいはされた記憶も、すべて学びに繋がっているように見えます。でもこうした階層からの生まれ変わりと、中層でも比較的上の方からのそれとを、一緒に考えてはいけないのですよね。
ITC通信をいろいろ見ると、自発的に転生をしてくる魂が記憶を消される理由は、テクニシャンが言っていることもあるでしょうが、下記のように言えるのではないかと思います。
前世の記憶を持ったまま生まれてしまうと、魂の学びに偏りが生じてしまい、自由意志が正しく働かなくなる
さらに言うと、いくつかの情報から見える、もうひとつの大きな理由がありました。
記憶を消すのは本気でやり直したいため?
人生において非常に辛すぎる体験に出会うと、それはトラウマとして残り、後々の人生に深い影響を与えることがあります。人によってはその記憶を、自分で無かったことにして、忘れてしまうことすらあります。
この世の人生だけで考えても、処理できないほどの悪い記憶は、一旦忘れて、徐々に思い出しながら向き合うようにしないと、とても耐えられないのです。そして実は、この地球で暮らすほぼ全員に、遠い過去において、超トラウマ級の共通の記憶がありそうなのです。
七体の高次存在の一体スフィリン(Thfirrin)から来たメッセージの一部分です。彼は最初に、キリスト教で言われる「原罪」の考えはおかしいと述べた後、「人類の堕落」はギリシャ神話から伝わった一種の伝説だと言っています。その後に次を述べました。
しかし、実際にはこうした伝説の背後には事実に基づいた出来事が存在しています。
それは、あなたがたが「アトランティス」と呼ぶ文明(他にもさまざまな名前で呼ばれています)の崩壊です。この崩壊をもたらしたのは、マルドゥク最後の住民たちの子孫であり、彼らは惑星テラ(地球)上に取り残された存在でした。そしてその崩壊は、巨大なテクノロジーへの信頼と盲目的依存によって引き起こされたのです。
(後略)
タイムストリームのあるあの世の惑星マルドゥクは、この世でも存在していた惑星のようです。スフィリンはアトランティスが、地球に残されたマルドゥクの住民たちの子孫と述べていますが、この5日前の通信でも「はるか昔、人類がエデン(またはマルドゥク)から地球へとやってきた」と述べています。この、実在したマルドゥクと地球の関連について、ラー文書にさらに詳しく載っています。
ラー文書は第六レベルの存在たちからチャネリングされた文書で、日本でも二冊の本として出版されています。その内容を元に、ITC情報も考慮しながら、過去の太陽系で何が起きたのかを概説します。

この第一巻に詳しく載っている
マルドゥク(ラー文書ではマルデック)の住人たちは、太陽系の時間感覚で言えば70万5千年ほど前に、テクノロジーの頂点に達しました。しかし彼らは自己奉仕のネガティブな方向性で進化していて、結局は惑星を崩壊させてしまったのです。その際に地球に取り残された住民たちの子孫が、やがてアトランティス文明を発展させ、そしてまた技術の濫用によって文明を滅ぼしてしまいます。
マルドゥク崩壊後の状況をラー文書から引用します。
この破壊によって、マルデックの存在たちは非常に大きな精神的衝撃を受けました。そして、社会複合体レベルの恐怖のもつれあるいは絡まれと呼ばれるような困難な状態に陥ってしまったのです。そのままあなたがたのいう長い歳月が過ぎました。だれも彼らのところに手をさしのべて援助することができませんでした。
ラー文書を送ってきている意識体たちがこの恐怖のもつれを解くことができたのは、それから約10万年後でした。そしてマルドゥクの住民たちはアストラル界低層でしばらく養生することになったようです。
それからまた10万年ほどが経ち、彼らはカルマの軽減という課題に取り組むことを集団レベルで決断しました。そして約50万年前、地球への転生が始まったのです。ただ、多くは地表よりも地球の内側に転生してきたと言います。
これらのマルドゥク組にとっては、記憶を消されるのは、自己奉仕というネガティブな存在から他者奉仕のポジティブな存在に成長するために必要なものなのかもしれません。
ところであの世にもマルドゥクや、この世と類似したものがたくさんある点について、あるときスウェジェンがこんな風に言っていたことを補足しておきます。
私たちの宇宙は、あなた方の宇宙とは異なります。ですから私たちは、あなた方の世界でも起こっていることの写しを提示するしかありません。なぜなら、それ以外の概念は、あなた方にはまったく理解されないからです。
マルドゥク崩壊の原因
UFO関連で実在のマルドゥクの由来について書かれている文書があります。1991年に開催された第1回国際UFO会議で、ブループラネットプロジェクトと名付けられた匿名のノート(手書きのメモ日記)が持ち込まれました。

補足のパルサープロジェクトは
パブリックドメインとして公開されている
作者は科学者ジャファーソン・ソーザJefferson Souza。1947年7月ロズウェルでUFOが墜落し米軍が回収したとされるロズウェル事件を初めとして、1981年まで10回以上UFOの墜落現場に行って、UFOと異星人を調査していた人です。その彼が個人的に書いたノートがこれなのです。
ブループラネットプロジェクトによると、今の人類に直接関わる七種族がいます。それらを、出身の星名と組み合わせて紹介します。
白色人種 アルタイル
黒色人種 キザン・カラートQizan Qal'At(連星)
黄色人種 トゥタカイ・ティコパイTutakai Tikopai(連星)
青色人種 カシマールKasimar
緑色人種 キュシュイ・ホータンK’ushui K’hotan(連星)
赤色人種 アーズダールAhzdar
金色人種 カスパン・ジャサン・ペーガンCaspan Jassan Paegan(三連星)
太陽系に来た彼らは下記のような歴史を辿ったようです。※印の部分は私の注釈です。
地球、月、フェイトン(※マルドゥクのこと。ギリシャ神話ではパエトンと表記される)を母星の環境に近くなるように改造。
地球の爬虫類の研究調査ー現在恐竜と呼ばれる突然変異を引き起こした。
哺乳類の突然変異の研究調査。
恐竜の消去(全滅)(※約6600万年前?)
太陽の危機。
オリジナルミッションの破棄。
ミッションの破棄によって残された、生存者とその精神の問題。
生存者たちの戦争。
フェイトンの破壊と小惑星帯の形成、(バン・アレン小惑星帯)。
生存者が分裂し、レムリア、ムー、アトランティスと呼ばれる古代文明を創生。
ホモ・サピエンス、ホモ・マーマナス(※水生人類)、ホモ・インテリア(※地底人類)が地球上で生存者と共存。
ドミニアム(※一般的なエイリアンとしては確認できない種族)、グレイとノルディック種族の新エイリアン上陸。
マルドゥクの崩壊は、ミッションの中止によって取り残された人たちの戦争が原因だったのですね。「生存者とその精神の問題」とあるのを見ると、太陽に何かよほどのことがあったようです。実は太陽には第五レベルの存在たちが住んでいます。七種属のミッションが、それらの存在たちの逆鱗を買ったのでしょうか?
さらに時代を遡って考えてみる
ここまでで、地球の魂のルーツはほぼすべてがマルドゥクに関係しているのが見えてきました。だから転生に記憶消去のシステムがあるのは理解できなくはない。しかしある文書によると、このシステムのルーツはもっと昔にあるかもしれないのです。
この物理的な宇宙を創り、すべての生き物をデザインしたと主張する、おそらく第四レベルにあたる存在の興味深い証言があります。
ここで改めて存在レベルの説明をしますが、これはラー文書にある密度とは違うけれど似通った表現として使っています。ラー文書では密度をこのように定義しています。

これに対してレベルは下記のように言えるでしょう。それぞれに対応する死後の世界の領域とともに説明します。
第一レベル:地球における肉体など、意志を持たない物理的なもの(人間の中身は第二レベル以上)
第二レベル:感情と本能に突き動かされる存在=アストラル界低層
第三レベル:一般的な現代人の精神を持った、個人的な存在=アストラル界中層
第四レベル:多宇宙を認識できてテレパシーが使える存在。形態は持っても持たなくても自由。このレベルは、他者奉仕が重要なことを悟らない限り終わらない=アストラル界高層
第五レベル:形態をなくし、自分の属するグループソウルと感情・記憶を共有する、非個人的な存在。惑星単位のグループソウルまで育って行く=メンタル界
第六レベル:グループソウルをある程度(恒星単位で?)束ねた統合体=コーザル界
第七レベル:すべてのグループソウルを一緒にした、考えられる限り最上位の存在=神?
なお、各宗教で神々と呼ばれる存在は第四から第六レベルです。原始宗教だと第七レベルの神に触れているものもあります。またエイリアンは第四か第五レベルです。
人類とエイリアンとの関係において重要な転換点となったのは、ロズウェル事件です。このとき墜落したUFOには生存者がいました。この事件の詳細や陰謀論に興味のある方は、私の過去ブログを読んでみてください。
生存していたエイリアン「エアル」と、ひとりだけテレパシーで話せる人物がいました。その米軍看護師マチルダ・オードネル・マックエルロイがテレパシーでコミュニケーションした記録を元にしたのがこの本です。

事情を知っていそうな看護師
マチルダを発見した
エアルはグレイと呼ばれる種族で、まだ他者奉仕の精神が十分でなく、いつまでも第五レベルに上がれないという段階だと思われます。さて、このエイリアン・インタビューの中の、なぜ記憶が消されるかについて簡単にまとめてみましょう。
記憶消去のメカニズム
エアルによれば、地球は「ドメイン」と対立する勢力(「旧帝国」)によって「監獄惑星」として設計されている。IS-BE(不死の意識体)が地球に転生する際、強制的な「記憶消去装置」によって過去の記憶や知識が抹消される。この装置は地球外の施設(通常は火星や金星の基地)に設置されており、死後のIS-BEを捕獲し、記憶を消去した後、新たな肉体に転生させる。
目的
記憶消去の目的は、IS-BEを永続的に地球に閉じ込め、自由な意識や本来の能力を抑圧すること。これにより、旧帝国はIS-BEを支配し、地球を奴隷労働や実験の場として利用している。記憶が消されるため、転生後も過去生や宇宙の真実を思い出せず、地球のシステムに縛られる。
IS-BEであるエアルたちは、科学の力で肉体のようなものを作り、そこに入ったり出たりしています。その彼らを捉えるトラップは、エアルによると64兆年前に設置されたとのことです。これが本当なら、マルドゥクの魂たちは元々合った記憶消去システムを使っているだけになります。
ということで、転生で記憶を消される理由は、過去の侵略戦争が原因である可能性が高い、となりました。
これは多宇宙・多次元におけるひとつの過去にしか過ぎないかもしれません。それに、人類には他のルーツを持つものもそれなりにいることでしょう。とは言え、それらの記憶を迂闊にすべて掘り起こすのは、あまり良くないのではないでしょうか。スウェジェンはかつてマギーに、人が自分の起源を思い出すと
今の自我は崩れ、魂は方向を見失う
記憶は時が来たときに戻るものであり、それまでは守られている
というようなことを言っていました。
システム変更?
トラップが段々と除去されているのか、あるいは別な理由か、記憶消去のシステムが今変わってきているようです。生まれ変わりの村に限らず、前世記憶を持ち、超能力を持った子どもたちが多くなってきているように見えるのです。
この変化を理解し、前世記憶の人が生きていた事例も理解するために、次回は生まれ変わりの全体的な仕組みを説明します。そして、その仕組みがどう変化していて、近未来の我々に何が待っているのかについて書こうと思います。
