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本当に必要なもの──サックスとともに在るということ

サックスを吹いていて、最高だと感じること。
今の自分にとって、これが絶対に欠かせない。
それがなければ、何もない。

この感覚は、ある日ふと手に入ったものではない。
不調や迷い、届かなかった音。
ステージの上で、自分の音が自分に届かないという絶望。
すべてを経て、ようやくたどり着いた「確信」だった。

音楽家としての核とは、
誰に評価されるかでもなく、
どれだけキャリアを積んできたかでもなく、
ましてや成功や名声ではない。

ただ、「今、吹いていて最高だ」と感じられるかどうか。
それだけが、自分にとっての真実だった。
それが、すべての源であり、すべての結果を決めていく。

サックスという楽器は、“今”しか鳴らせない。
次の音は、前の音とまったく同じにはならない。
だからこそ、たった一音が「最高」でなければ、
自分の存在はどこか遠くに感じられてしまう。

そのために必要なものは、
調整された楽器、音が自然に抜けていくセッティング、
整った心と身体、
そして、音が空間と響き合う静かな瞬間。

これらはすべて、「最高であるための絶対条件」だった。

今回の体験を通して、自分の中にそれが明確になった。
もう言い訳も、迷いもいらない。

フジロックという場に立つのは、
ただ「最高」を鳴らすため。
呼吸とともに、自分の音を響かせるだけ。
何も飾らず、ただそれだけでいい。

それがあれば、もう何もいらない。
この感覚が、自分のすべてだ。

#サックス #音楽の核 #表現とは何か #人生で大切なこと #note

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