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42.真空0の炒めても焼いてもいない夜

作家の真空0(シンクウゼロ)は、6月18日から始まる展示会へ向けた、最初の〆切になんとか作品を間に合わせることができました。
ひとまず少し安心。

気づけばnoteの更新も止まってしまうくらい、今回は制作に集中していました。

私は毎回、まずコンセプトに合う新素材の実験から始めます。
そこからコンセプトを掘り下げ、その内容に合った“伝わる表現”を探し続けて、ようやく作品として形になっていきます。

新しい素材、新しいコンセプトに毎回挑むので、時間がかかるのも当然です。
自分で自分の制作難易度を上げている自覚もあります。

けれど、それでも毎回やってしまうのは、待っていてくださる方々に少しでも楽しんでいただきたいから。
そして何より、自分自身がワクワクしていたいからなのだと思います。

展示会本番まで、まだ少し時間があります。
ここからさらに表現を突き詰めていく予定です。

というのも、制作初期の表現はどうしても情報量が多く、ビジュアルも複雑になりがちだからです。
実験を重ねながら、少しずつ雑音を削っていく。

ただ、単純化し過ぎると今度は鑑賞者が読み解くためのヒントまで消えてしまう。
そのギリギリのバランスを探るために、細かな調整を繰り返しています。

そのほかにも、作品を現地へどう運ぶのか、どう設置するのか、作風に合う額縁はあるか、吊るすためのネジをどこへ仕込むのか、価格設定の相談やステートメントに略歴や作品リスト、ご購入者さまへお渡しする説明書など、決めなければならないことが山のようにあります。

タイトルやキャプションも、説明し過ぎれば作品が閉じてしまうし、削り過ぎれば何も届かなくなる。
その境界を探りながら、少しずつ形を整えています。

制作に集中している時は、気づけば食事も簡単なもので済ませがちで、最近は韓国のカップ麺がちょっとした楽しみになっています。

ピンチのときの楽しみにとっておいたカップ麺
「炒めても焼いてもいない」ところがまた良い

どんなに大変でも、振り返ってみれば、多分こういう道を私は進みたかったのだろうと思います。

書きたいことも、記録しておきたいこともたくさんあります。
少しずつ、またnoteも更新していこうと思います。


【真空0の2026年展示会予定】
・グループ展
  会期:6月18日-6月23日/会場:のばな
  場所:東京都中央区銀座5-10-1プリンスビル7階
・Independent Tokyo 2026
  会期:8月8日・9日/ 会場:東京ポートシティ竹芝

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