見出し画像

シニアパス、買うか止めるか

東京都のシニアパスが安くなった。
都営交通(都バス、都営地下鉄、舎人ライナー、都電荒川線)が乗り降り自由になる。
10月1日から1年間だが、4月以降に買いたい人のために半年間(4月1日〜9月30日)使えるシニアパスが6000円だ。
(なお住民税非課税又は所得金額135万円以下の場合は1000円がある)

それを今買うべきか、お買い得かどうか。
悩んだ末の結論は極めて常識的なことだが、
シニアパスは、
・都営交通が日常的な生活圏内の人には非常な恩恵がある。
・そうでない人には恩恵が少ない。恩恵を受けようとすると生活方法を変えないといけない。

都バス利用の場合
6000円は、都バス料金210円だから28.5回分、29回乗ると6000円を超える。往復を考えると15往復すれば、元がとれる。

今は6月初旬だ。9月まで17週だから、毎週一日だけバスに乗ればよい。計算上はそうなのだが、実際にバスを日常的に使っていないので、躊躇している。

シニアパスの恩恵を受ける人は、都営交通を日常的に利用する人だ。そうでない人は、シニアパス利用のために生活を変えなくてはならない。普段使っていないバスに乗り、また遠くの都営地下鉄を乗らないと元は取れない。

スキー場の一日券のように、回数を稼いで料金以上になるように何度も滑る。スキーの楽しみが損得勘定に変わり、今何回滑ったからいくら得したと話し合ったりする。

自分の場合、シニアパスも生活を変えての無理な利用になるようだ。買ったからには元を取るために用もないのにバスに乗る。あるいは目的地に着くために、バスに乗り、一番近い都営地下鉄駅に行き、遠回りする。生活を変えることで、シニアパスの恩恵を受けようとする。

週に一日都バスの往復をすればよいと思っても、それがずっと続くだろうか。自信はない。

乗り継ぎ利用の是非
東京メトロー都営地下鉄ー私鉄のように乗り継いだ場合には、何回利用すれば元がとれるだろうか。
家族が住む場所として利用する可能性は高い例で考えて、仮に葛西から日本橋経由で京成曳舟までを計算してみる。

A  シニアパスを利用しない
葛西ー京成曳舟  474円
B  シニアパスを利用する
葛西ー日本橋  東京メトロ 209円
日本橋ー押上  都営地下鉄 220円→0円
押上ー京成曳舟  京成  146円
C  合計  355年
シニアパスを利用すると
474円−355円=119円 安くなる
シニアパス代を119円で割ると
6000円÷119円=50.42
つまり51回利用しないと元が取れない。
往復なら
6000円÷(119×2)=25.2往復
25.2÷17=1.48  週に1〜2往復して元がとれる。

そのための総費用は、シニアパス代6000円に東京メトロと京成電鉄の電車賃が加算される。
シニアパス利用は
6000+(209+146)×51=
6000+18105 = 24105円
シニアパス以外に大幅な出費となる。

シニアパス利用なしでは、
474×51=24174円
なので、
51回利用すれば、元はとれるのだが、週に1〜2回とかなり無理に利用しないと達成できない。やはり、乗り継ぎ利用は割に合わない。シニアパス利用の恩恵を受けるには完全に都営交通のみの利用を貫徹しないとダメなようだ。

シニアパスは、
・都営交通が日常的な生活圏内の人には非常な恩恵がある。
・そうでない人には恩恵が少ない。恩恵を受けようとすると生活方法を変えないといけない。
これは居住地による格差だと叫ぶのも大人げない。

遊びとして買ってみる方法は?
スキー場の一日券利用のように、利用することを目的として、集中的に都営交通を利用する日を設ける方法もあるかも知れない。
都営地下鉄(220円)を4回乗れば880円になる。これを何日かやればよい、シニアパスを買った以上は、ガッツリ使う。結果として元はとれないかも知れない。元がとれても少額かも、そのためにこんな苦労をしてと後悔するか、それとも楽しかったと思うか、よく分からない。
が、これがシニアパスを買うインセンティブとして一般に働くかというとどうもそうとは思われない。

結局、シニアパスを買うのを止めることにした。




いいなと思ったら応援しよう!