2月19日 雨水の朝の雪と、仕事の雨水と #私の二十四節気
昨日の夕方、仕事を終えて自宅へを車を走らせていると雨が降り出した。
霧雨程度だった雨は、やがてワイパーを使わないと視界が遮られるほどの激しさに変わった。
季節外れの夕立のような雨の中を運転しながら、心に浮かんだのはnoteの投稿企画「#私の二十四節気」のことだった。
noteで相互フォローさせていただいている「はし」さんが、今年から始められた投稿企画「私の二十四節気」は、参加者それぞれが二十四節気をテーマにして自由に写真やエッセイを投稿するというもの。
私も「大寒」と「立春」で参加させていただいた。
同じ日であっても、地域が違えば、天候も違うし景色も異なる。
参加されている方々の記事や写真に、各地の季節の移り変わりを楽しませていただいている
夕方の宮城の萩大通りは、いつものように帰宅ラッシュの大渋滞。
動かない車列の中、バシバシと車を叩く雨音を聞きながら、そういえば、明日は二十四節気の雨水(うすい)だと思い出した。
二十四節気の雨水は、降るものが雪から雨へ変わる頃のことだという。
雪の季節は、もう終わるのだな、と思った。
けれど
朝、窓の外が白く光っていた。
夜明けの光とは違う白さ。
すりガラスの窓を開けると、「うわぁ」と思わず声が出た。
外は、真っ白な雪景色だった。

雨が夜更け過ぎに雪に変わるのは、クリスマスじゃなかったのか。
いや、あれはクリスマスイブが。
心の中で一人で突っ込みを入れてみるものの、考えてみれば、生まれ育った北海道では、2月の雪など当たり前だった。
北海道からずいぶん遠く離れたつもりでいたけれど、「東北」である。
南北に長い日本列島にあっては、宮城県も、北の地だ。
「♪北へ行くのね ここも北なのに」という潮騒のメモリーのフレーズを心の中で口ずさみながら、車の雪を下ろし、会社へと向かう。
広い道に出ると、路面の雪は、すでに解け始めていた。

実家のある札幌からは、今朝も暴風雪のニュース。
心配と申し訳なさとを感じる日常。それでも、ここで暮らすと決めたのは、自分自身。
それにしても、今年は雪が多い。
「立春」のnoteにも書いたけれど、あらためて、
がんばれ、春。

以下は、余談ではあるが、
二十四節気の「雨水」をこれまで知らなかった私でも、「雨水」を「あまみず」ではなく「うすい」と呼ぶのは、日常のことだった。
理由は、私の仕事にある。
プロフィールに記載し、過去のnoteでも触れているとおり、私の現在の職業は、排水設備工事責任技術者である。
下水道法第二条「用語の定義」には、下水の定義として「生活若しくは事業(耕作の事業を除く。)に起因し、若しくは付随する廃水(以下「汚水(おすい)」という。)又は雨水(うすい)をいう。」と明記されている。
汚水のうち、汚物(排泄物)を含まない手洗い・風呂場等からの排水は「雑排水」と呼び、宅地内においては汚物系統とは分けて配管する。
雨水とは、自然現象により発生する下水のことであり、降雨によるものだけでなく湧き水も含む。
細かい説明は他にもいろいろあるのだが、公共下水道で処理される下水とは、ざっくり言うと、この「(雑排水を含む)汚水」と「雨水」の二種類である。
雨水系統の排水設備の設計には、敷地の面積と種類から水量を算出する必要がある。
アスファルトと草地では計算が違ってくるし、屋根から雨どいに流れ込む水量もまた考慮しなければならない。
「自然に発生したものなんだから、自然に流せばいいんじゃないの?」とはならないのが、排水設備の設計。
昨今の豪雨災害なども踏まえ、安全に雨水を下水道に流し込むための様々な仕事は、結構大変である。
この仕事につくまでの私は、道路わきの側溝やマンホールの種類など、気にも留めていなかった。
けれど今は、側溝に枯れ草が溜まっているのを目にすると、つい掃除したくなる。
まして、コンビニ前の側溝に飲み残しのドリンクを捨てている人など目にしてしまうと「そこはダメーッ!飲み残しは雑排水!側溝は雨水専用!そこに捨てるのは海や川に捨てるのと一緒!!」と全力で阻止したくなる。
まだ、実際に阻止したことは無いけれど。
・・・と、最後は仕事の話になってしまったけれど。
今回、二十四節気の「雨水」を知ったことで、これからは仕事で雨水配管の図面を見たり設計するたびに、二十四節気が心をよぎるようになる、のかもしれない。
それは、ちょっと楽しみでもある。
美しい日本の自然環境を守るためにも、私はこれからも、日々の仕事に丁寧に取り組んでゆこうと思う。
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