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06/07更新【マギカロギア】傍流学派コンテスト〈記録者〉/〈復讐代行屋〉応募作公開

※2025年6月7日 学派〈記録者〉の設定について追記・編集を行いました


はじめに

先日「魔道書大戦RPGマギカロギア」にて公式に傍流学派コンテストが行われました。サプリメント「蒐集日記」のデータを使い、オリジナル傍流学派を作ろう!というものです。

応募総数は実に51件という大盛況だったそうで、マギロギ勢の熱量は毎度ながらすごいなぁと思います。さらに応募作品すべてに河嶋先生が選評されるというファン側も公式側もとにかく分厚いイベントでした。
ありがとうマギカロギア! おめでとうマギカロギア!

さて自分が投稿した傍流学派は2作あります。
2作です。
はい、「応募要項に『1人1作まで』などの記述がないということは、2作以上送ってもいいということですよね?」と捉えて提出しました。担当の方、お手数おかけしてすみません…
二の矢を用意したかったというより、アイデアが2つあってどっちもやりたかったんですよね。
ちなみに現時点で、結果発表されたというRole&Rollをまだ読めていません。なので自分の応募作が落とされずに掲載されたかも分かりません(2作も送るのはアウトだよと落とされても仕方ないなとは思いますし、note掲載用に見直したら功績点の計算ミスがあったのでそもそも形式不備でアウトだったかもしれません)
とはいえそのままフォルダに眠らせるのももったいないので、noteにて公開するに至りました。※計算ミスは修正して載せています。


傍流学派〈記録者〉

●学派シート

学派名
〈記録者〉"レコーダー"

信条
世界の情報を記録する

設定
ありとあらゆる情報の記録と保全を使命とする中立学派。
遺失魔法【宇宙卵】を研究して独自の魔法【時限卵】を生み出した。

特記事項
専門性:調査判定
学派病:離界症

学派レベル
学派レベル:1
基本蔵書数:1
最大蔵書数:2
成長限界 :3

使用済み功績点内訳
獲得10点
専門性:調査判定…3点 
学派病:離界症…2点
残り5点

管理人
糸冬(@simobutton

●蔵書リスト

【時限卵”タイムカプセル”】(オリジナル)
タイプ:呪文
指定特技:《時》
コスト:星4と歌6と夢4と闇4
目標:適切な魔法使い一人
効果:ドラマシーンに使用できる。目標に封入したいデータを好きなだけ選ぶ。目標がそのセッションのクライマックスフェイズまで試練に打ち克ち続ければ、目標は消滅して遺物「時限卵」になる。
試練の内容と「時限卵」に保存されたデータの状態はGMが定義すること。

呪句:汝、すべて滅びし先に孵る揺籃なり。
概要:魔法使いの存在を純粋な情報へ還元し、遺物に作り変える。

●追加資料

〈記録者〉"レコーダー"の概要
〈記録者〉はありとあらゆる情報の記録と保全を使命とする中立学派です。知識の蓄積自体が目的であり、得た情報を他に利用することはありません。魔道書大戦に直接関わることを避け、派閥を問わず情報を集めています。
〈記録者〉は遺失魔法【宇宙卵】を研究して【時限卵】という独自の魔法を生み出しました。これは魔法使いを記録保存に特化した遺物「時限卵」に変化させるという危険な魔法です。しかし成功すれば消滅した魔法使いに関する情報も限定的に保存が可能です。世界のバックアップをとることも不可能ではないと考える構成員もいます。
たとえ「世界の滅び」を迎えたとしても、次の世界に知識を残すために〈記録者〉は各地を巡っています。

構成
起源は古く、アッシリア帝国の王を通じて建造されたアッシュルバニパルの図書館を拠点としていました。当時は〈大法典〉の同盟学派で、傍流学派としてはそれなりに活発でした。〈大破壊〉の際に主要な魔法使いが消滅して規模は縮小しましたが、魔法書架が破壊された瞬間を記録したという「時限卵」を抱えて〈記録者〉は中立学派へと転向しました。〈大法典〉は情報開示を求めていますが、他学派も同様に「時限卵」を狙っており、学派同士が牽制しあっている下で〈記録者〉は綱渡りをしています。
〈記録者〉は現在、異境「ほしかげ記行」の銀河を走る魔法船ボイジャーを拠点としています。この拠点には〈記録者〉しか使えない特殊な読路を通じてのみ到達可能です。内部には「黄金の記録”ゴールデンレコード”」と呼ばれる、「時限卵」専用の極秘書架があります。
情報を何よりも重視している蒐集主義者が多く、ただ消滅するくらいなら遺物や〈禁書〉に転化する方がましだと考えている者もいます。
遺失魔法や異境の珍しい魔法の蒐集にも力を入れていますが、いつまで中立を維持できるかは不明です。

人物
「異国の切手」クリス・ツァイト 第三階梯 男
〈記録者〉の長で、大きな旅行鞄が印象に残る男性です。主に異境の記録をしています。
元々〈大法典〉所属の書警でしたが、友人が【時限卵】の試練に失敗した際に遺志を託されて〈記録者〉になりました。
【時限卵】への適性と実力から学派長に推薦されましたが、実際は〈記録者〉の考え方に未だに馴染めていません。

「文明の地下聖堂」第一階梯 無性別
〈記録者〉専用に新しく作られた従順な外典です。
魔道書生命体として記録の補助をし、彼(彼女)が十分成長すれば遺物「時限卵」に変えられる予定です。かりそめの名はありません。
自分の使命と最後を理解しており、役目を果たせる日が来るのを待っています。

「壺中天」フールー 第四階梯 女
目を見開いた状態で瞼を縫い付けた異様な風貌の女性です。特定の学派に関与していない隠者のようですが詳細は不明です。
彼女は今ある世界が「時限卵」に保存されたデータであると信じており、「本当の世界」に戻ろうとしています。

【時限卵】
魔法使いの消滅という現象は致命的ですが、阿房宮の幻惑館をはじめ、失われた情報にアクセスする手段が完全に存在しないわけではありません。特に魔法使いが〈禁書〉に転化した場合、〈禁書〉の活動から元の魔法使いの情報が見つかることがあります。消滅による情報生命体への転化を利用できないかという観点から【時限卵】の研究は行われました。
問題点を挙げるなら、魔法が必ず成功するとは限らないこと、そして【時限卵】に適性がある魔法使いは決して多くないことです。
「時限卵」という遺物になるためには不要な情報を取り除かなくてはなりません。すなわち自分自身の存在です。不純物が多ければそれだけ保存に失敗しやすくなりますし、禁書化という最悪の事故が起きる可能性もあります。
そもそも魔法使いとは己の個をひとつに定義して、自分の中の真実で世界を書き換えるようになった者です。その強靭な個を否定し、己のあらゆる痕跡を消し、世界という歴史書のひとつになるためにすべてを捧げるのは簡単なことではないでしょう。存在意志が希薄な魔法使いもいますが、彼らは試練に耐えられない可能性があります。
【時限卵】の試練は魔法病(根源疾患)にわざと罹患して行われます。主に、自身の魔法的構成が少しずつ壊れていく中で魔法を行使できるかが試されます。自分という布を解くのと同時にその糸で別の布を織るようなものです。
そして試練を乗り越えれば、魔法使いは遺物に変化します。「時限卵」は基本的に書物の形をしていて、中身を読むためには適切な因果鍵が必要です。
「時限卵」を解読をすれば文字以上の情報が得られます。例えば映像や音を見聞きしたり、記憶を追体験したり、本の外へ魔法的空間を作り出すこともできます。
学派外の魔法使いからは【時限卵】自体の危険性を指摘されています。たとえ消滅で失われた情報を残せるとしても、魔法使い一人を犠牲にして遺物にするのは割に合わないという意見もあります。
魔法の印象が先だって、〈記録者〉のことを魔法使い皆を魔道書に変えたがっている狂信者だと思う者もいます。

●データ(PDFからコピペできます)

シナリオで遺物「時限卵」を使う時は以下を参考にしてください。
「時限卵」に封入することができる情報とは、ハンドアウトの情報や【秘密】、キャラクターシートに載っている情報、蔵書のデータなどセッションで扱う情報全般を広く指します。
遺物データ表の「任意」とある項目は、転化者やシナリオに合わせて変更してください。


傍流学派〈復讐代行屋〉

●学派シート

学派名
〈復讐代行屋〉

信条
引き受けた復讐を完遂する

設定
〈愚者〉の依頼を受けて、魔法によって復讐をする魔法犯罪者たち。
世俗学派

特記事項
制限:様式「理想」

学派レベル
学派レベル:1
基本蔵書数:1
最大蔵書数:2
成長限界 :3

使用済み功績点内訳
獲得10点
追加の蔵書:学派魔法【悪縁】…3点 
制限:様式「理想」「世俗」…2点
残り5点

管理人
糸冬(@simobutton

●蔵書リスト

【読書】
基本ルールブック p.117参照
呪句(オリジナル):我、復讐者なれど殺戮者にあらず。真実紐解かん。

【悪縁】
蒐集日記p.84参照
呪句(オリジナル):復讐するは我にあり。

●追加資料

〈復讐代行屋〉の概要
〈復讐代行屋〉は〈愚者〉の依頼を受けて、魔法によって復讐をする魔法犯罪者たちです。世俗学派であり、魔法と関係のない事件によって苦しんでいる〈愚者〉が主な取引相手です。復讐は物理的、社会的、そして魔法的に、依頼に合わせて様々な形と程度で行われます。
大方針に照らし合わせて考えれば〈復讐代行屋〉の活動は人界への過干渉にほかなりません。〈大法典〉の知るところとなれば即座に捕えられ組織は解体されるでしょう。
魔法界の歴史において、復讐を請け負う傍流学派は〈カチカチ山〉をはじめ過去にいくつも存在したことがあります。その多くが個人規模で活動期間もごく僅かなものでした。しかし、たとえ他学派に滅ぼされても、同じ志を持つ者がいつか現れて受け継がれているのです。
〈復讐代行屋〉の構成員は魔法使いとして若く未熟ですが、請け負った仕事に強い意義を感じています。どうすることもできない理不尽に引き裂かれた〈愚者〉の嘆きを、自分たちこそは聞き届けるのだと。

構成
構成員の多くが脛に傷を持つ身で、主に裏社会に生きています。人数が少ないゆえに互いの目が行き届いており、現時点で大きな暴走は起きていません。
他学派に見つかることを避けるため、人界と魔法界、その両方に悟られぬよう間接的な手法をよくとります。しかし勢力を拡大するには、協力してくれそうな〈書籍卿〉から出資を受けるべきだという者もおり、意見の対立が起きています。

人物
「生きている傷」チョン・スビン 第二階梯 男
〈復讐代行屋〉の代表者で、顔に大きな傷跡がある陰鬱な雰囲気の男性です。復讐代行業を悪と認識する一方で殺し屋やテロ集団ではないと自負しており、依頼内容に虚偽がないか、逆恨みではないか徹底的に事前調査を行
います。魔法の導き手と蔵書の不足に頭を悩ませています。

「偏った天秤」秋野エレン 第一階梯 女
〈復讐代行屋〉の構成員で、生真面目で大人しい雰囲気の女性です。かつて家庭内暴力の件で〈復讐代行屋〉に依頼しました。その後魔法的才能が芽生え、自らも復讐代行のために魔法を使う道を選びました。罪は絶対に裁かれるべきだと考えており、依頼内容によっては感情的になる危うさがあります。

久保エイジ 愚者 男
〈復讐代行屋〉の復讐対象になったことがある男性です。自分の人生が魔法によって破壊されたことを〈禁書〉に教えられ、憎悪から〈断章〉を受け入れました。〈断章〉に蝕まれ理性を失っており、本当に恨んでいる相手のことも分からなくなっています。


利用規約

傍流学派〈復讐代行屋〉〈記録者〉のデータは、マギカロギアのTRPGセッションのためご自由にお使いいただけます。利用するにあたり、データの追加や変更をしていただいて構いません。
連絡は特に不要です。
クレジット表記する時は「傍流学派〈○○〉管理人:糸冬」としてください。noteへのリンクは任意です。

おわりに

利用規約を書いた直後にこんなことを言うのもなんですが、「他の人がこの傍流学派をベースに創作しやすいか?」の意識より自分の趣味が強めに出てしまったので、あまり扱いやすいものではないかもしれません。とはいえ「こういうの好きなんだよな~」という誰かの「好きの話」を聞くのは楽しいし、自分でも「好きの話」をしてみることにしました。

コンテスト企画・開催者の方々、そして河嶋先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。これからも魔法の世界を遊ばせていただきます。

本作は「河嶋陶一朗/冒険企画局」及び「アークライト」「新紀元社」が権利を有する『魔道書大戦RPGマギカロギア』の二次創作物です。
(C)河嶋陶一朗/冒険企画局/アークライト/新紀元社

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