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「問いを立てる」ことから小論文作成は始まる!~小論文の定義②~

更新日:2026/08/04

 小論文・作文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えている、文章作成における基本事項を紹介するのが、このシリーズ【文章作成の基本】。

(〆野の自己紹介はこちらから見られます。)


「問いかけ」・「問いを立てること」の重要性

問題を「問題だ!」と思う意識(問題意識)がなければ「自分の意見」は生まれない

 「論じる」とは「自分の意見に理由づけをし一つの推論として述べることである」というのは、前回別の記事でお話ししました。これは下の記事を読んでいただければ、ご理解いただけると思います。

(「論じること」とは? なお、現在お読みいただいている記事は「小論文の定義②」です。下の記事が「小論文の定義①」です。)

(この「小論文の定義」は三部で完結します。本記事に続く「小論文の定義③」は下の記事になります。)

 その上で、その際に「『自分の意見』をどのように自らの中に作って提示したらよいのか」が、今回のお話しのテーマです。「『課題(課題資料と問題文)』も間違いなくしっかり読んだ、でも『自分の意見を書け』と言われても何を書いていいのかわからない」という声をよく聞きます。「課題をしっかり読み取ること」が小論文作成のスタートラインであることは、下の拙記事でもお話しした通りで言うまでもありません。しかし、その読み取った課題の内容について、あなたが「特に思うところがない」のだとしたら、あなたはそれに対する「自分の意見」を持ちようがなく、結果「何を書いていいかわからない」となるのは、当然のことです。では、どうしたら「自分の意見」が持てるのでしょうか。それが今回のお話しです。

(「課題」の読み取りの重要性)

 そもそも、目の前の問題に対して「問題だ!」と思わなければ、その問題に対する意見を持ちようがありません。たとえば、テレビのニュースで「イスラエルのガザ地区侵攻」や「ロシアのウクライナ侵攻」についてあなたが知ったとします。このとき、「へー、そんなことがあったんだぁ……」などとお茶の間でポテチをつまみつつのんきにそのニュースを見ていたとしたら、あなたはそれに対する「自分の意見」を持つことはおそらくできないでしょう。なぜなら、そのときのあなたは「その社会問題を『問題だ!』と思っていない」、つまり「問題意識を持っていない」からです。

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