課題要約の大切さ~小論文の導入部について~【小論文対策】
更新日:2026/03/30
小論文・作文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えている、作文・小論文・志望理由書作成における実践的な技法をレクチャーするのが、このシリーズ【文章作成の実践】。
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(〆野の自己紹介はこちらから見られます。)
小論文は課題を要約してから書き出す。
先に独立して「要約・論述問題」が設定されている場合は「小論文作成への誘導・導入」ととらえる。
本記事は、前回記事「小論文作成時の「課題(資料)」への正しいアプローチとは?~課題の読み取り方~」から続く内容です。前回記事をお読みでない方はこちらからお読みください。
さて、本日の本題に早速入っていきますが、小論文問題では、「一つの独立した問題として要約が要求される場合」と、「されない場合」があります。
例題
問一 本文の中で、筆者が主張する聞き手行動の重要性を説明しなさい。(200字以内)
問二 「聞く力」に関する筆者の見解について、あなたの経験をふまえながら、考えを述べなさい。(500字以内)
たとえば、次のような問題は、前者の「一つの独立した問題として要約が要求される場合」に相当します。「筆者が主張する聞き手行動の重要性」を説明することが要求されており「筆者の主張(意見)をまとめる要約・論述問題」であることが、問一の問題文から読み取れます。もちろんこの問一においては、あくまで該当する筆者の意見をまとめるべきであり、ここで自分の意見や感想を述べてはいけません。それは問二で答えるべきことで、問一では要求されていないからです。むろん、これは試験問題ですから聞かれていること以外のことを答えてしまうと評価には結びつきません。この辺のことについては、別記事「失敗している小論文は「課題」に答えていないのが9割!」などでくり返しお話ししていることです。
しかし、こうした「要約・論述問題」+「小論文問題」という問題構成は、大学受験小論文では頻出なのですが、なぜこのような問題構成をとるのでしょうか。
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