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✕知『織』〇知識

更新日:2025/10/09

 小論文・作文指導者の〆野が普段の添削・採点指導からよく見かける、中高生の間違えやすい表記を紹介し、世の中高生・受験生に警鐘を鳴らすのが、このシリーズ【間違えやすい表記】。

 このシリーズ、久々ですよね。まだやっています(笑)。またネタがたまってきたので、書いてみました。

 中高生が手書きすると間違えやすい表記(主に漢熟語)を挙げ、その誤りを指摘していくわけですが、このシリーズ、当の中高生よりも同じ小論文指導者などの「同業者」に好評なんですよね。それもそのはず。このシリーズは中高生に間違いを指摘するのも目的の一つなんですが、裏の目的は「自分の『備忘録』としてまとめること」なんです。自分が生徒の答案を添削しているときにふと思ったんですが、「よく間違える熟語」をあらかじめまとめておけば自分が添削するときに誤りを見逃さずに済むかなと。じゃあ、自分でまとめてみようかなって。そういう経緯でも始めました。

 で、本日は「知識」です。これを「知『織』」とする間違えが、中高生の作文や小論文・志望理由書などで多く見受けられます。この熟語について、本日は確認していきます。

 つくり(漢字の右側)が同じなので間違えるということは安易に予想できるのですが、「何で『織る(おる)』って字が使われるのかな?」って疑問に思わないのでしょうか。「知識」の言葉の意味を考えれば違和感を覚えるはずだと思うのですが……。

ち‐しき【知識・智識】
〘 名詞 〙
① 知恵と見識。ある事柄に対する明確な意識と判断。また、それを備えた人。
② ( ━する ) 理解すること。認識すること。また、その内容や事物。
③ 知っている内容。知られていることがら。
(後略)

精選版 日本国語大辞典

 他にも意味はありますが、一般的な意味と用法はこの辺でしょうか。つまり「知ること、知っているもの」のことを総じて「知識」というわけです。

 「知」は訓読みで「知る(しる)」です。これは簡単にわかりますよね。では、「識」はどうでしょうか。これにも「識る(しる)」という訓読みが存在しています。つまり「知」も「識」も共に「しる」という意味、だから「知識」も「知ること」や「知っていること」を意味するわけです。小学校のとき、「熟語の成り立ち(構成)」という単元があったかと思いますが、この「知識」はその中の「意味の似た漢字の組み合わせでできている熟語(例:温暖・寒冷・隠匿)」に相当します。

 「織」の意味と「知識」の意味を突き合わせれば何の関連性もないことがわかりますよね。「知識」は「知『織』」ではありません。間違えないように注意しましょう。

(引用では以下のサイトにお世話になりました)


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