【受験学年対象】大受小論文学習の時事問題対策には「中受のニュース解説本」が使える!(2024年版)【小論文対策】
更新日:2024/12/27
小論文・作文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えている、作文・小論文・志望理由書作成における実践的な技法をレクチャーするのが、このシリーズ【文章作成の実践】。
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(〆野の自己紹介はこちらから見られます。)
大学受験の小論文対策には「中学受験のニュース解説本」を使おう。
大学受験の小論文では「今」が問われる。
大学受験の小論文問題は大変総合性の高いものです。語彙力や表現力、読解力や文章作成能力といった、いわゆる「国語力」や論理構成能力が長けているだけでは、十分に対応することができません。普段、私が高校生の小論文答案を添削している中でも、そもそもテーマ(主題)となっている社会問題やニュースを十分に理解していない(あるいはそもそも知らない)ために、十分な小論文答案が書けていないケースが散見されています。哲学者のヴィトゲンシュタインではないですが、それを「知らない」というのであればそれについて書くことができず、まさに「口を閉ざす」しかありません。したがって、こうした現代社会のニュースに対する知識や理解を充実させることもまた、小論文学習には必要であると言えます。
小論文問題で扱われるテーマは、いずれも日本や世界の「今」を反映するもの、いわゆる時事性のある問題が選ばれていることが多いです。そして、それらはいずれもここ30年の中で社会問題化しているものです。
(以下では、主要大学の小論文問題で扱われた去年度出題されたテーマについて、見ることができます。)
そこで、こうしたテーマ群はいわゆる「頻出テーマ」として、小論文の参考書や問題集にまとめられており。こうしたものを活用して、今まで多く出題されたテーマについて学習することができます。
(小論文出題テーマ学習本の一例)
(医・歯・看護学部用にはこういう本もあります。)
しかし、ここで忘れてはならないことはこれらは「過去に」よく出題されたテーマであり、これらは「今年のトレンド」とは言えません。もちろん今までに問題として出題された社会問題についてわかっていないと、それは今年問題となった社会現象と接続するものなので、今のトレンドとなっている問題について理解することもできません。そのためこうした「頻出テーマ学習」も必要ではあります。しかし、その学習だけで十分とは言えません。まさに今問題となっていることをリアルに学習することも別個に必要です。
「今を知る」時事問題学習で、今から新聞やネットニュースを追っかけても無理!
小論文対策としての、こうしたリアルにアップデートされる時事問題の学習として、いままで教育現場で「伝統的」に言われていたのは「新聞を読め」でした。もちろん、そうしたことが効果ないとは言いません。しかし、「今までずっと、日常生活の中で新聞を読み続けていた」ならばいざ知らず、今年受験する生徒で今この記事を読み「新聞を読もう」と思っているのならばやめておいた方がよいでしょう。今まで新聞を読んでいなくて今日から読もうとしているならば、それは余りに「無理ゲー」です。いきなり読んでもわからないことだらけで、早々に挫折することが目に見えています。また、今風に言えば「タイパ」も悪いです。その年の入試問題は一般的に前年の10月頃から当年の10月までに作成されると言われています(※一般選抜入試の場合)。その期間の時事問題が小論文問題として選ばれると仮定したとして、その約一年間に発行された、全ての新聞の記事に目を通すことができるでしょうか。「できた」としても余りに効率の悪い学習です。しかも「小論文の勉強だけ」にそこまでの時間と労力をかけるのは、全く現実的ではありません。
そこで今年問題となった時事ニュースの学習として、是非オススメしたいのが「中学受験向けニュース解説本」の活用です。「中学受験なんてバカにするな」と思う高校生もいるかと思いますが、さにあらず。中学受験で要求される知識量は大学受験で要求されるそれと比肩します。私は中学受験経験者ですが、はっきり言って「中学受験で学んだことの貯金」で大学受験を乗り越えています(これは「中受経験者あるある」です)。特に社会科系はほぼ中受の対策勉強でやったことでどうにかなりました。ですから、「中学受験向けニュース解説本」は、大学受験の勉強にも活用することができると自信を持って言えます。
「中学受験向けニュース解説本」がオススメの訳
こうした「中学受験向けニュース解説本」がある背景には、当然難関私立中学受験で時事問題が入試問題として扱われやすいということがあります。ですから、中学受験生(小学生)はこうしたものでそれを学習するわけです。それを、大学入試の小論文の対策に使います。その利点は以下の通りです。
・小学生向けのため、表現や説明・解説が平易である。
・最近起きた時事問題がコンパクトにまとまっている。
・受験対策としてまとめている本であるため、(一般的な大人向けニュース解説本よりも)「入試で何が問題とされやすいか」にフォーカスをあてた編集や内容となっている。
以上が、小論文の時事問題対策に「中受向けニュース解説本」をオススメする理由です。
使える「中学受験向けニュース解説本」4選
ここではいくつかの「中学受験向けニュース解説本」をご紹介します。どれも違いがありますが、「大学入試の小論文対策」として使うならばどれでも構わないでしょう。自分が使いやすそうなものを選んでくれてよいです。ここでは代表的なものを挙げていきます。
(※予約受付中。出版予定日は2024年11月1日。)
(※予約受付中。11月上旬配送予定。)
まとめ ~中受ニュース解説本で効率よく時事問題を学ぼう!~
中学受験のためのニュース解説本が、このように各社から出ています。これを小論文対策に使わない手はありません。今から新聞を読み始めても、最近の時事問題を効率よく網羅することはできないでしょう。こうした本を活用して、時事問題の学習をスムーズに行っていくとよいでしょう。
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