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レッスン日記 ピアノ 〜3月

#ペラペラエッセイ

 ブルグミュラーは「進歩」をやっています。なかなか進歩しなくて困ります。今までの曲は、1回目より2回目、2回目より3回目と、弾くたびに弾けるようになる実感がありました。ところが「進歩」は弾けるようになる気がしません。苦手なのです。先生に「この曲、苦手」と訴えてみました。「練習すればできるようになるよ」と、ごもっともなことを優しく諭されました。もう、練習するしかありません。

 何が苦手なのか考えてみました。「進歩」は左手が動くタイプです。私は、エレクトーン歴の方が長いので、左手が動くのは苦手です。でも、それだけではこんなに弾けない理由にならない気がしました。エレクトーンにだって、左手が動くタイプの楽譜はあるし、弾いたこともあります。「進歩」はとにかく頭がこんがらがるのです。こんがらがる原因は、楽譜に書いてある指番号な気がしました。番号・指・鍵盤・音。これらが弾いているうちにリンクしなくなるのです。

 エレクトーンとピアノは、同じ鍵盤楽器ではあるけれど、やっぱり少し違います。

◯エレクトーンを弾くときの指
・足りなくなってからどうするか考えるイメージ
・同じ鍵盤はなるべく同じ指で弾いて、手自体の移動を最小限にする方向

◯ピアノを弾くときの指
・足りなくなることがないよう、前もって指を移動させるイメージ
・その鍵盤を弾くのに最適な指というのがあって、移動を少なくするよりその指で弾くのが優先

 あくまで私が感じたことで、例外もあります。ただ、ピアノにはピアノのお作法のようなものがあって、それが苦手というか、やったことがないというか、きっとそういうことなんだろうなと思いました。

 他にも思いあたることがあります。エレクトーンは、楽譜を見ながら弾けます。ピアノは、エレクトーンの楽譜よりも簡単なものを選ぶようにしていますが、楽譜を見ながら弾けないのです。ブルグミュラーの今まで弾いた曲は、楽譜を見て弾けました。でも、ほかのもう少し難しい曲は、ダメです。ではどうするかというと、楽譜を覚えて鍵盤を見て弾きます。そうすると暗譜で弾くことになるのですが、暗譜が飛ぶときもあるわけで、とても困ります。

 そんなとき、お教室でこんなものが目にとまりました。

金の箔押しのタイトルがお気に入り
イラストもかわいい

 先生が、小さい子を教えるときに使っているものです。先生には「せめて2巻からにしなよ」と言われましたが、そこは1巻から(家で自分で)やっています。1巻の最後に、左手のドソミソが出てきて手こずりましたが、ドソミソ系もだいぶいけるようになりました。2巻になって、1曲に出てくる音が、右手も左手もそれぞれ5つを超えました。同じ鍵盤なのに違う指で弾いたり、隣の鍵盤なのに遠い指で弾いたりが出てきました。これです。この、エレクトーンでやってこなかったことが、私の頭を混乱させるのです。

***

 ハノンは、音階をぼちぼちやっています。長調で、白鍵から始まるものです。最後のHdurが何となく弾けるようになってきて、それまでにやったほかの調も、「速く弾けるようになったね」と先生にしみじみ言われるくらいにはなりました。

 そんなとき、たまたまバーナムの話が出ました。音階は、完食できていないけれど、もうお腹いっぱいでした。「ハノンじゃなくて、バーナムにしようかなあ」と先生に言うと、「いいんじゃない?」ということでした。やっぱり「2巻からにしなよ」と言われましたが、そこは1巻から始めました。

 「つま先でかけ足」がいまいちでしたが、だいぶコツをつかみました。和音は左手で弾くものになっているので、右手で弾くととたんに頭がこんがらかります。ハノンで音階をがんばったからか、「難問題」がスムーズです。鍵盤を広く使うのが、ピアノっぽいなあと思います。

 今、ピアノの森で「楽しい朝」という曲をやっています。スケールの曲です。最後に右手が和音になります。ハノンやバーナムでやったことがそのまま役に立ってうれしいです。そんな話を先生にしたら、「『進歩』もスケールだよね」と言われました。

確かに。
スケールがんばってたのに
全然気付かなかった。
(それが弾けなかった原因?)

***

 実は、この記事を書き始めたのは、1月下旬です。そして3月の終わり、とうとう「進歩」が合格になりました! 時間はかかったけれど、弾けるようになるものですね。次は「清い流れ」です。ブルグミュラーのなかで、見た目が一番謎な曲でしたが、先生と一緒に確認してみたら「進歩」よりいけそうな気がしました。


ピアノのおけいこしているなあって思う
と言ったら、先生に笑われました。


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進歩はらせん状


#なんのはなしですか


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