見出し画像

「売れるデザインって何だろう?」から始まった、薬膳茶づくりの物語

私は奈良で、デザインの仕事をしています。
ロゴやパッケージ、ブランドづくりを通して、クライアントの“伝えたい想い”を形にするのが仕事です。

でもあるとき、ふと疑問が湧きました。
「自分で“売る”体験がないまま、“売れるデザイン”って言えるのだろうか?」

その問いが、ずっと心のどこかに眠っていました。
いつか自分自身で、商品をつくり、伝え、届けてみたい。
そう思いながらも、なかなか動けずにいたのです。

「売る」ことに挑戦しよう

仕事を通じて農家さんたちと出会う機会が時々あります。
みなさん本当に誇りをもって“作る”ことに向き合っておられます。
でも一方で、「どうやって売ればいいのかわからない」という悩みの声も、たくさん耳にしました。

だったら私は、“売る立場”から農業を支える方法を探してみたい。
そんな気持ちが芽生えていきました。


お茶農家さんとの出会いからすべてが始まった

2024年9月、知人のお茶農家さんへの取材にひょこひょこ同行したことがすべての始まりでした。
やはり、他の農家さん同様、
「後継者問題で周囲の茶園も閉園している」
「知名度の違いから宇治茶より買い叩かれることもある」
「生産に忙しくて販売に注力するリソースが足りない」

その言葉に、ぐっと胸がつまるような思いがしました。

だったら私は、デザイナーとして何ができるだろう?
お茶そのものに“付加価値”をつけて、伝え、届けることならできるかもしれない。
だけど、付加価値とは??
一体なんだ??
ぐるぐるぐるぐる、思考は行ったり来たり・・・


その答えが薬膳茶!!


実は私の暮らす奈良は、お茶と生薬の文化が根付く土地です。
全国的にはあまり知られていないかもしれませんが、
茶葉の産地でもあり、日本の“生薬の発祥地”とも言われています。

この土地の力を、もっと日常の中に取り入れられるような形で届けられないか??

お茶×生薬!!
そうだ!薬膳茶だ!!

薬膳茶なら
・「軽い」
・「日持ちする」
・「大掛かりな設備が不要」

デザインの仕事をしながら、なるべく負担をかけずに発送できて、ロスも最小限にできる。
「これなら、今の私にもできるかもしれない」


スピード感だけは、だれにも負けなかった(笑)


そこからは猛スピードで笑
・保健所に届出を出して
・梱包資材のサンプルをかき集め
・知り合いの漢方茶ブレンダーさんに相談してオリジナルレシピを作り
・2024年12月、初めてのイベント販売
・2025年2月、ECサイトをオープンして本格始動!


「デザイン × 農業 × セルフケア」の循環を

sillo薬膳茶は、デザイン × 農業 × セルフケアの掛け合わせから生まれたブランドです。
デザイン事務所として培った知見を活かして、
奈良の自然や生産者の想いを、“心と体を整える”日々の習慣として届けたい。

一杯のお茶が、
誰かの畑と、誰かの体を、そっとつなぐものになれば——。

微々たる力ですが、
奈良のお茶の魅力を、少しずつ広げていけたらと思っています。




いいなと思ったら応援しよう!