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ブルーデイジーを使って土壌の鉄分を調べてみよーう!の実験準備。

さてこんばんわ。
労働と園芸作業で腰が常々痛む上に、廃屋のいらん片付け作業で錆びた釘を見事に踏み抜いてしまい、病理よくわからんけどとりあえず破傷風が怖いエフゲニーマエダでっす。
傷口は香水用のアルコールと精油各種をぶっかけておいたのでとりあえず消毒はできてると思います。
いやーまだまだ夕方は寒いですね!さすが北海道!
なんか2日前に知床半島の街ウトロで10cmくらいの積雪があったみたいです!
北の大地はまだ冬ですね((笑

ところで、先々日からホームセンターの苗木コーナーをウロウロしていると、とあるお花の苗が目についてました。

青い洋菊の花「ブルーデイジー」

去年育てたブルデイジーより明らか色うっすいブルーデイジーなんすよね。
どれも去年の子より色が薄い。
これ苗作り時点での栄養偏りなのかなぁ?とか思ってみたり。

そうしたらば、エフゲニーマエダはニワカ化学者なのでこの花の子が欲してる色素成分をくれてやると、もしかしたら花の色濃く復活するんじゃね?と思ったわけです。植物って意外と素直なのです。

そこで、この花の色が薄く恵まれない子たちをある程度貰い受けて、土壌施肥実験用に使って花の色が戻るかどうかを試してみようじゃないの〜!と思いついたのがこの実験記事タイトルでっす!

青い花をさらに青くできるかの2025年レジスタンス的挑戦です。


●ブルーデイジー(ルリヒナギク)のサクッとしたプロフィール!

さて、この実験に使うお花/植物は通称ブルーデイジーという、フランスギクが青花(青紫色)となったような姿のキク科のお花です。

通称名で"デイジー"と名付けられてはいますが、ヒナギク属のデイジー(Bellis perennis)とは遺伝的にもかなり異なるルリヒナギク属/フェリシア属の植物種です。科レベルでは同じキク科に含められています。

学名はFelicia amelloides 。
このブルーデイジーが属するフェリシア属植物は種のほとんどがアフリカ大陸南部に集中しているキク科植物のようです。
つまり"アフリカ大陸特産のキクのお花"と捉えて間違いなさそうです。
見た目美しい観賞用の種が世界各国へ持ち出されています。

■実験概要!

超〜〜〜カンタンに、ざっくばらんに概要を述べると、
元々花色の淡い系ラベンダー品種に、カリウム等の栄養施肥を施すと花の色が濃くなったり薄くなったりの反応を示すという噂を耳にした。
しかしラベンダーは年に1回くらいしか開花しないので、年内にもっと花の咲く子で予めのプレ実験をしてみよーう!という実験企画

なかでも今回の土壌調査実験に使うのはフェリシア・アメロイデスの市販苗たち!

花色が薄めの苗だったので土壌栄養素の検出実験に使える!と閃いた

昨年お試しで買った苗は、しっかりと青色みの強い苗だったのですが、今年異なるホームセンターで見つけたブルーデイジーの苗たちはどれも昨年の子に比べて花の色が薄い、明らかに薄紫な色味をしているんです。
色素が抜けているような。。。

そこで、エフゲニーマエダの一つ覚えとして「花の色や濃さは土壌の金属元素の量に依存する」という曖昧な知識を持っています。
ラベンダーの紫色の花であっても、土壌の栄養素次第で薄くなったり濃くなったりがありうるということです。
これについていつか花の色のコントロール実験をしたいと思っていたので、今年サクッとブルーデイジーを使ってプレテストやっちゃおう!という運びなわけです。

ラベンダーは低木植物なので成長が遅く開花チャンスも年1度しかないのですが、、、
ブルーデイジーは草本植物で成長が旺盛なので年間いつでも花をつけてくれるので実験にもってこいなんですねー!

●地元の硬い泥岩が園芸用土に使えないか?を調べる実験。

https://x.com/DIYpolca/status/1861347168227074429

さて昨年の雪が積もる直前時期に、こんなツイート⤴︎をしていました。
地元特産の元素比率など化学成分情報が欲しい、と。

で、おいらの出身大学に土壌学の教授がおり、夕張山地の強アルカリ蛇紋岩土壌の調査を主導してたり、物質を火炎で炙って含有元素のモル質量を測る調査もやってたハズなので的確な知見が得られるだろう!とみて話をサクッと聞きにいってみたのですね。

するとさすがは教授、なんだかキミをみたことがある気がするなぁという会話はじめとともに興味深く話を繰り出していくと「土が青っぽい色を呈するのはおもに鉄分による影響だよ。石が割れてない部分・風化面の色は錆びた色になっているハズ。」という的確なコメントをご教示いただけました!

貝化石が取れる地元のおそらく海底で出来た泥岩
青みを帯びているのは鉄分による影響だそう(教授曰く)

ウチの地元・まさにこの土が取れる地層からはノジュール貝の化石も採れる(アンモナイトが産するほど古くはない)ので、間違いなく海底であった海生土壌であることは間違いなさそうなのですが、エフゲニーマエダ検討だと「マグネシウム分が割合多いんじゃね?」という考えでした。
だって海水濃縮したら豆腐作れる「にがり」ができるじゃん?

しかし教授に見てもらうと鉄分であるという見解が得られ見事に見方がひっくり返った形になりました。

ということで、植物がこのパリパリに砕けた青灰色の泥岩の用土で育つと、根酸によってこの用土の金属元素(Mg,Fe,Caなど)のイオンを吸収する形になると思われます。
そこで、ブルーデイジーにこの土壌の鉄分やほか元素を吸収して、いやこの土壌中で育つとどのような振る舞い・変化を見せるか?を観察しよーうという研究テーマなのでーす\(^o^)/

●ブルーデイジーの花の色素は本当に鉄主核か?

実は青・紫・ピンク・赤系花の色素であるアントシアニンは、さらに「デルフィニジン」「シアニジン」「ペラルゴニジン」「ペチュニジン」などに細かく分類できます。

デルフィニジンはデルフィニウムからの発見で、2価のマグネシウムイオンと結びついて発色。

シアニジンはヤグルマギク(Centaurea cyanus)からの発見で、3価の鉄錯体と結びついて発色。

ペチュニジンはペチュニアからの発見で、シアニジンと同じ3価の鉄錯体にメトキシ基がくっついた構造で発色。

ペラルゴニジンは天竺葵/ペラルゴニウムからの発見で、金属元素錯体ではありませんが配糖体構造で主に赤色を発色する構造をしています。

アジサイの花の色素はアルミニウムイオンが関係しています。

さて、ではこの様々ある青・紫系の植物色素のうちブルーデイジー(Felicia amelloides)は何を利用して青色の花姿をみせているか?を考察します。

・・・まぁ[Felicia amelloides pigment]などとググってしまえば早いんですけどね!!笑

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0031942298007079

エフゲニーマエダの推察では、遺伝的にはかなり離れていますがヤグルマギクと同じキク科植物なので、おそらくヤグルマギクと同じ構造の色素(3価のFe錯体~シアニジン)を生産・利用しているのではないかな?と簡単な考察をしていました。

分類学的手法を論拠に考察立てたのですね。

実際のところは、デルフィニジン3- O -ネオヘスペリドシド7- O -(6- O -マロニルグルコシド)スウェルチシン2″- O -ラムノシド-4′- O -グルコシドだそうです。
少なくともデルフィニジンを利用して花の色を作っているようです。
じゃあマグネシウムゥ〜・・・??

ウチで収穫できた種まきヤグルマギク。青色がとても美しい。

そこで、青色が美しいヤグルマギクどのような色素で青色を魅せているのか?を調べてみると、どうやら何らかの色素が1種類だけ!というシンプルな構造ではないようなのです。
アントシアニン系の色素が複数この青色に含まれており、それぞれの割合によって色が決定されてるようなのです、どうやら。
なので同種内であっても各アントシアニン色素の比率次第でピンクや赤紫色など別の色が成立しうる・しやすいようなのですね。

で、上記サイトだと

ヤグルマギクの色素は、単独では赤いシアニジン型アントシアニンに、鉄、マグネシウム、カルシウムの3種類の金属イオンと、フラボンと呼ばれる有機物が結合した構造をとっていることが分かりました(図3)。

https://www2.kek.jp/ja/newskek/2005/sepoct/blueflower.htmlより引用


ということで、色素の構造中にカルシウム、マグネシウム、鉄の3種類が含まれていることがわかりました。

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エフゲニーマエダ(平成林業。) 若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。