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「平凡」な言葉を「心に残る」言葉に変える「エッジの立て方」

情報誌の現場の編集者時代、
僕はずっと「良い子」の文章を書いてきた。

あたり前なんだけど、情報誌って
情報を「セレクト」し、漏れなく、正しく
そして迅速に伝えるのが仕事だから。

悪く言えば、無味乾燥で、波風立てない
「無難な言葉」で綴っていく。

ただし、コンパクトにしっかりと伝わるように書くこと。
新聞の報道記事に近いよね。

そんな時、異動になった。
異動先ではしっかりと「主観」をもった企画を立て、
「エッジ」の立った記事を作る必要があった。

いやぁ、苦労したよね。
だって、主観をそぎ落とす練習しかしてこなかったんだから。

その編集部で学んだのが
文章に「エッジを立てる」技術。

「エッジ」とは?

心に刺さる文章には必ず「エッジ」がある。

エッジとは、言葉の切れ味。

例えていうなら、記憶に引っかかるトゲのようなもの。

例えば、会社で上司にこう言われたらどう思う?

「継続は力なり。毎日、日報を出しなさい」

そんな言葉、子供の頃から聞き飽きてるよね。
僕ならぜんぜん心に響かない。

「あなたに言われなくてもわかってます」
って思うだけ。

でも、こう言われたらどう?

「3日で挫折するぐらいなら週1でいい」

「それってどういうこと?」
そう思って「ハッ」とするはず。

だって、この言葉には「エッジ」があるから。

エッジを立てる5つの方法

1. 当たり前を疑う—常識への挑戦

一言でいうなら、
世の中の「みんながそう言ってる」を疑え。

例えば、

「筋トレは週に3日、1時間以上以上やるべき」と言われけど、
僕は「毎日30秒だけ」に絞った。結果、3年間一度も挫折せず続いている。

常識を疑った瞬間、言葉にエッジが生まれる。

2. 逆説的発想を試してみる—思考をひねり出す

「成功するためには、諦めないことが大切です」

そんな当たり前のこと言われても眠くなるよね。

でも、これはどう?

「無理せずに諦めよう。ただし、諦め方を工夫すること」

思わず「え?」ってなる。

「あきらめちゃダメ」
子どもの頃から言われてきた自分の中の
常識を否定される
と脳に小さな電気ショックが走る。

逆転の発想が、言葉を鋭利な刃に変える。

3. 極端な例で説明する—インパクトを出す

平凡な例って、記憶に残らないよね。

例えば…

「食生活は大切。不摂生は良くありません」

より、こっちの方が刺さる。

「コ〇ビ〇弁当を6か月間食べ続けたら、
肝数値が80から220になった。ヤバい」

極端な例を出すと、抽象的な概念があっという間に
具体的な恐怖や喜びに変わる。

「睡眠不足は認知症リスクを高める」

より、

「4時間睡眠の1週間は、0.05%の血中アルコール濃度を抱えたまま生活するようなもの。常に酔っ払った状態で生活して、認知症リスクが高まらないはずがない」

の方が、ズシっと響くのと同じだよね。

4. 感情を込める—やっぱり論理だけじゃ人は動かない

人間は「感情」で決断し、「論理」で正当化する生き物だ。

「スマホの使用時間を減らすと幸福感がアップします」

より、

「スマホ依存から抜け出した日、胸に刺さったのは娘の一言だった。『パパがやっと私の顔を見て話しを聞いてくれるようになった』。その瞬間、毎夜2時間も𝕏ばっかり見てた自分が恥ずかしくなった」
※ほぼ僕の実話です(汗)

感情の起伏があると、読者は思わず続きを読みたくなる。

しばじゅんの𝕏はこちら▼

5. 具体的数字を使う—抽象を具体に変える

「たくさんの人が失敗しています」

当たり前だけど、これじゃ刺さらないよね。

「93%の人が3週間以内に挫折する」

こっちの方が鋭いエッジになる。

「頑張れば成功します」

より、

「1日68分の勉強を27日間続けるだけで、どんな分野でも上位45%に入れる」

と言われたほうが、興味がわいてきて行動したくなるよね。

エッジの使い方—諸刃の剣でケガしないために

「エッジ」は強力だけど、諸刃の剣でもある。

強すぎると誰かを傷つけることもあるし、
弱すぎれば印象に残らない。

僕が心がけているのは、「挑発」ではなく「挑戦」。

「エッジを立てる」って言っても
それは人を不快にするための尖り方じゃなく、
伝えたいことを伝えるために
相手の固定観念を揺さぶる尖り方。

あなたの言葉にもエッジを

今、この記事を読み終えたあなたは、
今日からどんな「エッジ」を立ててみる?

例えば…

  • 今日書く予定のnoteに、一つだけ「当たり前」を疑う文章を入れてみる?

  • 明日のプレゼンの冒頭に、聴衆が思わず「えっ?」と驚くような逆説を置いてみる?

小さな刃でも、少しずつ研ぎ澄ませていけば、
必ず人の心に刺さる言葉になる。

ちなみに、僕のクライアントは
「エッジの立った文章」を取り入れて、
メルマガの開封率が2.1倍にアップしたよ。

だから断言できる。
同じ内容でも、エッジの立て方で反応は全く変わる。

今日から、たまには
「良い子の文章」とサヨナラしてみて。

P.S.
僕が次に書くnoteのタイトルは
エッジを立てて

「効果的な文章術」じゃなく
「8割の人を眠らせる文章術」に
してみようかなぁ(笑)


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しばじゅん|元編集長+経営者 もし、応援してくださる方がいらっしゃれば、サポートいただけるととても励みになります。いただいたものは、クリエイター活動で使わせていただきます。いつもありがとうございます!