薬屋のじぃちゃん
こんばんは🌙
ごきげんいかがですか?
夏の終わりに…
ちょっと思い出したことがあります。
前職場では、『共同配送』といって
いろんな業者さんから配送を請け負って
様々な商品を配達していました。
薬屋さんとも取引があって、
チェーン店の薬屋さんだけじゃなく
むかしから地元の方に愛されてきた
小さな薬屋さんにも行っていました。
むかしからの薬屋さん…
若い人に代替わりしていくトコもあれば
高齢になってもなお、後継ぎがいなくて
頑張っておられる薬屋さんも
数多く見られました。
そんな、とある薬屋のじぃちゃんについて
今回はお話したいと思います。
忘れもしない。
くっそ暑い残暑厳しい日。
『ハシモト薬局(仮名)』への配達のため
店舗前に路駐しようと思ったのに
既に 先客に店舗前 停められていたんです。
少しでもはみ出すと、隣りの饅頭屋が
うるさいらしいので
仕方なく 少し離れたとこにトラックを停めて
小さな荷物を手に持ち
ハシモト薬局の自動ドアをまたぎました。
ティロンティロン…ティロンティロン…
誰かきましたぜって合図が響く…
いつもなら歯切れのいい
『いらっっしゃいまっせ~』
が聞こえてくるはずなのに…
店舗前路駐の先客は、まだそこにいました。
困惑した顔でわたしを見ます。
「あれ?おじいちゃん、いないんですか?」
わたしは迷わず先客のマダムに話しかけました。
『そうなの。何回も声かけてるんやけど…
いつもなら出てきてくれはるんやけど、今日は…💧』
「そうっすね💧いつもならすぐっすよね💦
なんかあったんっすかね?」
そう言いながら、いつものように
「こんちわ~。毎度でーす。」
と、何度か大きく言ってみましたが
じいちゃんは出てきません…
さすがに奥で倒れてるんじゃないかと
心配になったマダムとわたし…
「ちょっと奥見てきますわ…」
何度か重たい商品の配達のときに
奥の倉庫まで運んだことがあったので
少しなら 勝手知ったる他人の店です。
ちょっとお邪魔してみることにしました。
「まいどですー。失礼しまーす…」
そう言って、奥へと続く暖簾を
右手で軽く払って入っていきます。
小さなリビング用の扇風機が
こーーーーー
と、呻きながら狂ったように首を振るのが
遠目に見えました。
その手前に、少しハゲてる白髪頭…
じいちゃんおるやん
と、少し安心しながら近寄り
「ハシモトさん、お荷物です。
お客さんもお待ちですよ。」
と、声をかけてみました。
( ゚д゚)ハッ!
と振り向く白髪ハゲww
『あ、いらっっっっしゃいまっせぇ~』
いつもより歯切れいいなwww
言いながら立ち上がったじいちゃん…
パンツ一丁…
なんちゅーアラレモナイ姿で
店番しとんのよwwwww
しかも、そのままの姿で
店に出ようとします…マズイ(;゚Д゚)
「あ。えと。。お。。。お客さん。
お客さんいてはるんで
服は着といた方が…(´-∀-`;)」
再びの( ゚д゚)ハッ!
からの
(・∀・)ニヤニヤ
『すみまっせーーーん』
と言いながら頑張って服を着るじいちゃん。
動きが幼稚園児みたいで
なんか憎めへんwww
「じゃ、売場でまってますね~」
と言い残して、わたしはマダムの元へ。
『いてはりました?大丈夫でした?』
マダムも心配してはります。
「いてはりました😊あまりに暑いから
涼んではったみたいですわw」
多くは語るまい。
じいちゃんもオトコやからな。
恥はかかせへんで。
と思ったそのとき、じいちゃんが
奥の倉庫の方から現れます。
面目ないって顔したじいちゃん…
シャツのボタンがちぐはぐだわ。
社会の窓が全開だわ。
あげく、服着るときに扇風機の風が
背後からゴーゴーふいてたんかして、
後ろの髪の毛が全部立ってる…
このオモロすぎるいで立ちに
どれだけの人が普通に対応できるだろうか…
わたしは吹き出しそうなのを一生懸命堪えて
【いつも通り】を通しました。
駄菓子菓子…
マダムがその姿を見て
『ハシモトさん、寝てはったん?
奥で死んでるんか思て…
救急車呼ぼうか思てました。』
死んでたら救急車ちゃうやろ。
てか、そこは『倒れてる』やろ?
てか、簡単にそんなこと言うな💦
マダムとじいちゃん…
恐るべし(◎_◎;)
***
じぃちゃんの店は 今はもうない。
そりゃね・・・
閉めるよね・・・
昔ながらの小さな薬屋さんは
どんどん無くなっていく。
本日も最後まで読んでいただき
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