趣味の宗教|学びのコツ(3)「素直な騙され、偏屈の鵜呑み」
はじめに
私は宗教を趣味として学んでいます。同じように、宗教に興味をもつ友達もいるんですが、「このまま進むと問題アリかも…」と思うような人がちらほら。
問題というのは、例えば偏見を持ったり、間違った情報を信じたり、更にされらを広めたり糾弾するなどです。特に、それを悪意なくされると、いたたまれないので、宗教を学ぶコツというか心構えをいくつか紹介しておきます。
前回は、「XX教はこういう教えだ」というのは、宗教に宗派に人に地域に時代に…よって異なるということでした。
急がない
今回は、急がない。ということをテーマにしてみましょう。
あるいは、背景まで知りましょう。ともいえます。
たとえば、「イスラム教では一夫多妻を許している!人権侵害だ!」みたいな論調があります。でも、「一夫多妻制が始まった当時は、戦争によって夫を失い、生活に困窮する寡婦が増えたため、その救済として始まった人道的な制度だ」という話もあります。
主張の正誤は置いといて、
こんな風に、知っている背景に応じて見方は変わり得るのです。
宗教や異文化を知るというのは、(ある人にとっては)楽しいものです。だから、新しいことを知るとついつい「これ、進研ゼミで見たやつだ!」と当てはめてしまいたくなるもの。
しかし、宗教や文化はある人が一生の中で身につけ、宗教によっては何千年の営みの中で培われたもの。少し勉強しても、それはほんの一部分にすぎません。
ある行事、聖典の一節、制度を知ったからといって、だから「この宗教がこうである」というのはあまり焦りすぎでしょう。
ましてや、その一節が間違っていたりしたらもう、目も当てられません。
あるネットの投稿を見たことがあります。要約すると、「仏教では女は生理があるから穢れている。キリスト教では生理は原罪。どの宗教も生理を理由に女性を蔑む」。
この発言は極端ですし、びっくりするぐらい間違っていますが、仮に生理が穢れとか原罪であるとして。
「なぜ」、「どういう文脈」で穢れで原罪と言っているのか、「穢れ」「原罪」とはその宗教においてどういう意味か、知らない限り「女性を蔑む」とは言い切れません。
さらにもし、女性を蔑んでいるとしても、なぜそうなのか知る必要があるでしょう。
こんなこと言っていると、「いつまでたっても終わらないじゃないか」と怒られそうですね。
正解!!いつまでも終わらんのです。
教義の良し悪し、宗教の良し悪し、信者の良し悪し、
その裁定をできるほどあなたは宗教を知らない!(わたしもね。)
ひとつ知ると、すぐにあてはめてしまう。
全部知らないと理解はできない。
じゃあ全部知れるか。それは無理。
つまり、常に謙虚でいよう。
言ってしまえば当たり前なんですけどね。
このシリーズはいつもこんな調子です。
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