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🎵 『朱色をほどく』

赦すことをテーマに書きました。

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🎵 『朱色をほどく』

もう 振りかえらない
過去とは ここでさよならして
あの時のわたしも あの日のわたしも
置き去りのままじゃない

夕暮れに染まる記憶
見ないふりしてきたけれど

左肩を照らす太陽
右肩に落ちる月灯り
ふたつの光の真ん中で
やっと自分になれそうで

朱色が 少しずつ
あたたかさを帯びて ほどけていく
燃える痛みじゃなくて
胸の奥で灯るような
静かなヒカリ

赦すってことは
叫ぶことじゃなく
わたしを受け入れてくこと

あの声も あの涙も
今だって わたしの中にいて
忘れたかった過去は
今のかたちをつくっていた

夜になるとときどき
呼吸の隙間で戻ってくる
赦すって 忘れないことなんだね

指先で結び目ほどくように
少しずつ 重さが消えていく
前に進むために
必要な日が確かにあった

朱色が やさしさへ
滲むように変わっていく
はじめて見るこの色は
わたしだけの色

もう苦しみじゃない
ずっと一緒に居てくれた
ありがとう

忘れない
今があるのは
あの痛みのおかげだから

朱色を 胸に抱いて
もう一度 歩き出す

振りかえらず でも忘れず
過去も 今も
これからも

朱色はもう痛みじゃない
わたしの証
ほどいて
愛して
赦して
生きていく
いまを


過去を消すのではなく、抱えたまま歩いていくこと。
「赦す」とは忘れることではなく、自分自身を受け入れていくことなのかもしれません。

痛みや記憶を“なかったこと”にせず、少しずつほどきながら進んでいく歌です。
朱色に染まった感情が、やがて静かな優しさへ変わっていく過程を描きました。

“朱色”は、もう痛みだけではなく、今を生きるための証なのかな?って。

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