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【第1回】なぜ公立中学校でチャリティイベントを立ち上げたのか?

はじめに:「支援する仕組みを作る」という発想


2024年1月1日、能登半島地震で被災した 輪島中学校 に自分の大学時代のバスケットボール仲間がいることを知った。

ニュースで連日報じられる 能登半島地震の被害。避難所生活を余儀なくされる人々、倒壊した家屋、途方に暮れる住民たち——。
その中に、自分と同じように 教育の現場に立ち、子どもたちを導いている仲間 がいた。

「また立ち上がってほしい。もう一度、頑張ってほしい。」

そんな思いが湧き上がり、最初は個人的に支援をしようと考えた。
けれども、ふと視点を変えてみたとき、「これは 生徒にとっても大きな学びの機会になるのではないか?」と考えるようになった。

「支援は、一過性のものではなく、仕組みにできるのではないか?」

この問いを出発点に、公立中学校でのチャリティイベント「RKNNマルシェ」というプロジェクトが生まれた。

※個人的なアカウントなので中学校名は控えさせていただいています。


教育現場と「社会課題」をつなぐ探究学習の必要性

たまたま総合的な学習の時間の担当をしていたこともあり、僕は学校教育と実社会のつながりの薄さに違和感を覚えていた。

もちろん、今の教育の中でも「生徒の未来を支える力を育む」ことを目指している。
しかし、実際には教科書に載った「学問としての知識」が中心で、リアルな社会の動きや課題と直接結びつくような学びは少ないように感じていた。

たとえば、生徒たちが授業で「震災と防災」について学ぶことはある。

しかし、それを

「実際の被災地で何が起きているのか?」

「自分たちができることは何か?」

という問いにまで落とし込む機会はなかなかない。

もし、被災地支援を学校の総合学習の中で仕組み化できたらどうだろうか?


生徒たちは「社会課題に関わる」経験を得ることができるし、実際に自分たちの行動が被災地で役に立つという実感を持つことができる。


それがチャリティイベントとしての「RKNNマルシェ」の原点だった。


「持続可能な支援」としての仕組み作り

能登半島地震の復興には、当然短期的な支援だけでは足りない。

震災から数ヶ月も経てば、ニュースで報じられることも減り、支援の輪が徐々に縮小していくのは、過去の災害でも見られたことだ。


だからこそ、年度を跨いでも継続的に支援を続けられる仕組みを作る必要があると考えた。


さらに、単なる「寄付イベント」にするのではなく、「学びの仕組み」として継続させることに意味がある。
たとえば、こんな未来が描ける。

  • 洛南マルシェの企画・運営に関わった生徒が 卒業後も支援の意識を持ち続ける

  • 被災地側の生徒が支援を受けた経験から 次の世代へ恩返しをする気持ちを持つ

  • 3年後、5年後の 次世代の生徒たち が「当たり前のように」支援の輪をつなげていく


また、日本は毎年のように震災や台風、大雨による災害が発生する国だ。
輪島市だけでなく、将来また別の地域が被災することもあるだろう。
そうなったときに、「学校が被災地支援をする仕組み」がすでにある ことで、よりスムーズに次のアクションにつなげることができる。

僕たちは、決して他人事ではなく、自分たちもいつか被災する可能性がある という前提で、支援の文化を根付かせる必要があるのではないだろうかと考えた。



これからの学校教育に必要な「価値を生み出す」学び

この取り組みを始めてから、校内外から大きな反響を得た。

当初は「生徒たちがどこまで主体的に関われるのか?」という不安もあったが、結果として生徒たち自身がアイデアを出し、自ら動き、イベントを形にしていった。


この経験そのものが 「価値を生み出す経験」 にほかならない。


学校の勉強は、「答えが決まっている問題を解く」ことが中心になりがちだ。
でも、実社会では 「答えのない問いに向き合う力」「自分で価値を創る力」 が求められる。


今回のプロジェクトを通して、生徒たちは リアルな社会課題に向き合い、自分たちで考え、行動することで「意味のある価値」を生み出す経験を得ることができた。


これは、単なるイベントではなく 「新しい学びの形」 であり、他の学校にも応用可能な仕組みになり得るのではないか、と感じている。



なぜ、このnoteを書こうと思ったのか?

今回、RKNNマルシェを実施してみて 「学校の中で新しいことを始めることの難しさ」 を痛感した。
でも、だからこそ 「やればできる」という確信も得た。


この経験を、もっと多くの人に共有したい。
特に 「探究学習をどう進めたらいいか悩んでいる先生」 や 「教育現場に関わりたい企業」 にとって、ヒントになるかもしれない。


また、「価値を生み出す学び」というテーマは 教育だけでなく、企業や地域づくりにもつながる大きな可能性を秘めている。
「公教育の中でも、こんなことができるんだ」と思ってもらえたら嬉しい。


このnoteでは、RKNNマルシェを軸に「学校と社会をつなぐ学び」について発信していく。
次回は、「学校の中で新しいことを始めるときに直面する壁」 について書く予定です。(仮)

興味を持った方は、ぜひ今後も読んでほしい。
また、「こんなことが知りたい!」というリクエストがあれば、ぜひコメントで教えてください。

それでは、次回もお楽しみに!



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