トランプ氏とゼレンスキー氏の決裂について

いやあ、こうなるとはね。

それにしてもゼレンスキーという人は大した人物ですね。この状況でアメリカに媚びへつらうわけではなく、あくまで一国の元首としての尊厳を守って交渉上手のトランプをキリキリまいさせている。

この記事であらかたのことは書いてありますが、僕が追加で感じたのは次の二つです。

1:そもそもロシアを刺激したのはアメリカだろうという考え方
2:歴史に学ばないことの恐ろしさ

1については、ChatGPTとのやりとりをそのままここに掲載します。

あなた:
そもそもロシアがウクライナに侵攻したことの理由の一つとして、それまでNATO諸国とロシアの間にあった緩衝地帯が、NATO加盟国が増えていくことで失われ、脅威に感じたロシアがウクライナをNATOに取られる前に併合しようとした、とは考えられるからです。

ChatGPT:
はい、その見方はロシアのウクライナ侵攻の理由の一つとして広く議論されています。ロシア側の主張としても、NATOの東方拡大が安全保障上の脅威であると繰り返し述べられてきました。

1. NATOの東方拡大とロシアの懸念
冷戦終結後、旧ワルシャワ条約機構の国々(ポーランド、ハンガリー、チェコなど)が次々とNATOに加盟しました。特に2004年のバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)や東欧諸国の加盟は、ロシアにとって自国とNATOの直接的な接触を増やすことになり、これを脅威と認識するようになりました。
ロシアは1990年代から2000年代にかけて、たびたびNATOの拡大を「裏切り」とみなし、ウクライナやジョージアのNATO加盟に強く反対してきました。特に、2008年のブカレスト首脳会議で「ウクライナとジョージアはいずれNATOに加盟する」と表明されたことが、ロシアの警戒感を高めました。

2. ウクライナの地政学的重要性
ウクライナはロシアとヨーロッパの間にある戦略的な緩衝地帯でした。歴史的にも、ナポレオン戦争や第二次世界大戦で西からの侵攻ルートになった経緯があり、ロシアにとっては防衛上の最前線とも言えます。
特に、2014年のウクライナの「マイダン革命」によって親欧米派政権が成立し、ロシア寄りのヤヌコーヴィチ政権が崩壊したことは、ロシアにとって大きな危機感を生みました。これを受けてロシアはクリミアを併合し、東部ドンバス地域での親ロシア派支援を強化しました。

3. 2021-2022年のNATOとウクライナの関係深化
2021年には、ウクライナがNATO加盟のための準備を本格化させ、米欧諸国からの軍事支援が強まっていました。ロシア側はこれを「事実上のNATO加盟」と捉え、ウクライナがNATOの正式な一員になる前に「問題を解決」しようとした可能性があります。

4. ロシアの意図:緩衝地帯確保か、覇権回復か
この侵攻を単に「緩衝地帯の確保」と見ることもできますが、同時にプーチン大統領がかねてから主張していた**「ロシア帝国の復活」や「スラブ民族の統一」**といった歴史的・イデオロギー的な要素も関係していると考えられます。ウクライナを西側に取られることを防ぐという戦略的意図だけでなく、ロシアの勢力圏に取り戻したいという強い政治的・歴史的な動機も背景にあります。

結論
ロシアのウクライナ侵攻の理由の一つとして、NATOの東方拡大による「緩衝地帯喪失への恐怖」という要因は確かに存在します。しかし、それだけではなく、プーチン政権の歴史観、ロシア国内の権力維持、ウクライナの資源や地政学的価値など、複合的な要素が絡み合った結果と考えられます。

僕が決定的だったと思えるのは、旧ソ連のバルト三国(エストニア、リトアニア、ラトビア)がNATOに加盟した、ということです。

この時のアメリカの国務長官はマデレーン・オルブライトでしたが、彼女は旧ソ連諸国のNATO加盟を強力に進言して、これが実現した際に「ハレルヤ!」と叫んだと言われていますね。

これは本当に驚くべきことで、もしかしたら、アメリカという国は、世界で最も地政学的センスのない国だと言えるのかもしれません。こういうことはちょっとヨーロッパの国では考えられないと思うんですね。

ウクライナをNATOに加盟させるというアイデアを最初に言い出したのはブッシュ大統領(息子)ですが、この時、当時のドイツ首相のアンジェラ・メルケルは真っ向から反対して、「そんなことをしたら絶対に戦争になる」といってるんですよね。

NATOというのは、もともとはソ連の軍事同盟=ワルシャワ条約機構に対抗するために生まれたものですから、ソ連が解体された時点で存在意義を失っていた、とも考えられます。

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