【AIR】止めて正解。1.9億かけて設計しても建物立たず〜隈研吾監修の八雲町役場庁舎が2度の入札不調で白紙撤回
まぁ結論からいうとやめて正解ですね、というところです。
1.4万人の北海道八雲町は何度かお邪魔したことのある地域なのですが、そんなところで事業費60億円を超える役場庁舎開発が進められていました。2022年には二本柳慶一・隈研吾設計JVに設計業務が応札となった本件ですが、2026年1月で実施設計までいっていた案件は全て白紙に。
これは2度にわたる入札不調の結果、ようやく諦めたというわけですが、もう地方において人手不足であり、観光開発、国内生産回帰などの民間投資も動いている中で、公共事業の意味合いも機能しなくなっているという象徴的な案件だと思っています。入札案件での地元重視なども機能しなくなってきている段階です。
事業費総額を建物坪数で割ったら300万円を超える建築費の建物を1.4万の人口の自治体の役場と議場に費やすというのはやはりもうクレイジーだと言わざるを得ません。何より稼ぐ床は皆無であり、フルコスト税金という有り様。こんなんが地域のため、みたいな話はもう成り立たないんですよ。
ただこれは設計の問題ではなく、そもそもの事業の問題でもあります。何より地方自治体の中途半端な案件について有名建築事務所を入れるようなやり方もまたもう止めたほうがいいと思うところ。役場側、前町長と現町長、議会含めて大いに反省すべきことだと思います。
とはいえ近しい話は全国各地でまだまだあるので、注意点含めて整理しときます。
全国で乱発する役場庁舎建て替えを言い訳にした過剰開発
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