日本の大企業(JTC)には感覚的人間が多い
論理的思考
最近、この本にはまっています。
https://www.amazon.co.jp/dp/447811904X
与えられた情報から事実を考え抜いて、洗い出して、整理して、ゴールにたどり着く。
という論理的思考が楽しくて、つい読んでしまっています。
この本は論理的思考しながらクイズを解いていくという内容となっておりますが、
論理的思考は遊びに限らず、仕事や私生活でも大いに有用なツールだと思います。
仕事の進め方を考えたり、旅行や趣味の計画を立てる など
でもあまりいない
しかし私が見てきた人は、論理的思考をしっかりとしている人がそんなにいなかったです。
特に新卒で働いていた大企業(JTC)では、仕事なのにも関わらず、
論理的に動いている人はほとんどいませんでした。
その真逆で、自分の感覚で動く「感覚的人間」ばかりでした。
なぜ感覚的人間?
こんなにも有用な論理的思考をする人が少ないのは、なぜでしょうね?
今回は私のJTCの経験をもとに、JTCには感覚的人間が多い理由を考察したいと思います。
結論
JTCが感覚的人間が多いのは、ズバリ
「高度成長期と終身雇用によって、思考停止して感覚的に生きる人が生存しやすかった。」
からではないでしょうか。
その理由を2つ考えてみました。
1.仕事する上で論理的思考の必要がなかったから
頭止めて体動かせ
JTCは高度成長期で生き抜いた会社が多いのか、製造業のように、なんでもいいから形だけでもすれば金になると考えている会社が多いです。
このようなJTCでの仕事は、どのようなターゲットに向けて、何のために物を作るか考える必要がありませんでした。
そのため、考える時間があればとにかく体を動かせという時代でした。
実際私もJTCにいたとき、何か仕事を与えられたら、その仕事について考えることなく、真っ先にすぐ動いて何かしらする人ばかりでした。
そのため的外れだったり、意味がなかった仕事ばかりでしたが、それでも高度成長期なので社員に給料が払えてしまいました。
与えられた仕事について考えるな
またJTC、仕事を与える上司に「なぜこの仕事するの?」と聞くと「言われたことなんだからやれ!」と怒られる文化でした。
つまり論理的思考を働かせて仕事に取り組んではいけなく、とりあえず感覚的に言われたことを「こんな感じかな」とすることが、高評価につながりました。
この理由は、高度成長期でとにかく何でもいいからアウトプットが出れば金になるので、とにかくスピーディーにアウトプットを出したいからではないでしょうか。 (JTC特有の、失敗を嫌うトップダウンもあるでしょうが…)
これでは論理的思考が必要でないどころか、論理的思考禁止ですね。
感覚的人間が高評価
このような文化から、論理的に仕事を進める人よりも、感覚的人間が高い評価を受けて、 感覚的人間が生存する環境が出来上がってしまったのでしょう。
2.感覚的思考が好きな人が社員だから
年功序列・終身雇用
JTCの特徴は高度成長期に加え、年功序列と終身雇用というものがあります。
これは、40年ずっと会社にいる想定であり、
入った時点で、40年間の生活とキャリアが決まるという幻想のようなシステムです。
40年間変わりたくない
生活とキャリアが決まるという事は、逆を言うと自分で決めなくてもいい・決められないという事です。
つまり、先行きがほとんどわかっている40年間を過ごすという事です。 40年も長い間、同じ環境で同じ仕事をするとなると、どうなるでしょうか。
40年間自分で動かなくても、転落しないことが分かっている場合は、 その40年間をちょっとでも楽な方向に行こうと考えます。 人間みんな楽したいですね。
そうなるとJTCの社員たちは、極力苦しいことがないように、40年間を過ごそうとします。 どういうことかというと、新しい事や変化がなく、40年間わかりきっていることだけをすることです。
自分の感覚のままに生きる
新しい事や変化をないということは、一度経験したことをずーっと40年間繰り返すということです。 まるで録音したカセットテープがずっと再生されるかのように。
経験したことをそのまま生かす場合は、論理的思考する必要はありません。 論理的思考は経験を吟味して、次の未知の機会や変化に適応するために使用します。 しかし40年間、経験したことを繰り返すだけならば、論理的思考はむしろ無駄です。
どちらかというと、経験したことをそのまま焼き写したり、考えずに即座に実行できる感覚的な人の方が、この場合は有利です。
感覚的人間にとってはパラダイス
感覚的人間が有利になる年功序列と終身雇用は、この上ない感覚的人間のパラダイスです。
逆に論理的思考人間にとっては、地獄ではないでしょうか。
転職や独立起業という選択肢があるこの世の中では、論理的思考をする人はすぐにJTCを去ります。 そして感覚的人間は、感覚的人間のパラダイスである、年功序列と終身雇用のJTCにずっと居座ろうとします。
つまり感覚的人間は、JTCが大好きなのであり、JTCの社員は感覚的が大好きなのです。
実際私の前職で上司からパワハラがひどく、仕事の文句いてた人に「転職したら?」と聞いたら 「終身雇用で自分の感覚的な仕事の仕方が役立つ弊社が好きだから(辞めない)」と言ってました。
感覚的人間が生きやすい社会となった
高度成長期と終身雇用から、JTCとJTC中心の社会は、 感覚的人間が生存しやすい社会となってしまいました。
キリンの首が長いのは、長い方が葉っぱを食べられるので、生存しやすかったのと同じ。 JTC、いや今の日本人が感覚的人間が多いのは、感覚的人間が生き残ってしまう環境だったからです。
だからどうする?
JTCや日本人に感覚的人間が多いのは、わかってきました。
しかし「じゃあ何?」って話ですよね。
個人的には、感覚的人間が多い理由がわかってきたから、 日本が感覚的人間よりも、論理的人間が生存する環境を作って (厳密には感覚と論理が半々) 日本や世の中をよくする日本人を増やしたいと思います。
でもJTCの癖が抜けず、論理的思考がまだまだな私では、 そこまでするビジョンがまだ描けていません😅
いつか「こういう環境にしたらいい!」と言えるようになりたいですね。
