なぜ日本の古い電車は東南アジアに行き着くのか、そして変わりゆくその慣習。中古車はもういらない(英語学習)

今日も英語学習!電車!


ちょっと発音のクセが強いです、英語初心者だと聞き取りづらいかもです。


ある国でのゴミ(解体すべき)が、他の国にとっては宝物とは、なんと皮肉なことか。
どうやって、日本の通勤電車が、東南アジアで新しい人生を見つけたのか。
そしてなぜがその流れが終わりを迎えているのか。

rumble out of the station:ごうごうと音を立てながら駅を出ていく
carriage walls:車両の壁
secondhand:中古の、お下がりの
rusty castoffs:錆びついた払い下げ品
robust electric coaches that once whisked:かつて人々を颯爽と運んでいた、頑丈な電車
story of contrast:対比の物語
fleet:車両群
might be coming to an end:断定せず、兆し・可能性を示す


1. 鉄道車両について

通勤電車において、世界では30〜50年が寿命とされている一方、日本では20〜30年となっている。さらに壊れるまで待つことはなく、常に最新の電車が開発されている。
そのために、まだ新しい機能でも、引き取り先を探している。
2000年の初めは、解体する代わりに無償で海外に提供することがあった。
これが今転換期を迎えており、重要なポイントとなる。
rolling stock:鉄道車両
exceptional:例外的な
fall apart:壊れる、機能しなくなる
looking for a home:引き取り先を探している

2. 日本の電車について

日本の電車は時間に正確で安全で、先進的で評判が良い。
と同時に、評判を守るために、古いものは切り捨てなければいけない。
そしてある時を栄に、改修するより、新しく作る方が安くなる。
30年前のは、安全基準を満たしてなかったり、電気効率が悪かったり。
保存するには土地が少ないし、解体するのにも電気システムを安全に取り除くなどで高くつく。つまり、環境法律により、解体するより海外に送った方が安く済む。
例えば205系はインドネシアに送られた。
節約になるだけでなく、その国とは線路幅もあっていたので、改造も楽だった。あとは電気系統も。

being ruthless about:〜に対して非情である
refurbishing:改修すること
backups or museum pieces:予備か、博物館行きの展示物か
sturdy:頑丈な
demolition:解体
quirk:癖、風変わりな特徴
compatibility:互換性、適合性
overhead electrification: 架空電化方式
bogies:台車

3. しかし

例えばインドネシアでは、2000~2017年までに1000台譲り受けてきたが、
なんで古い車両を輸入しなければいけないのかと疑問を持ち始め、この流れが停滞し始めた。さらに中国や韓国が激安で販売するようになった。
そして2023年から本格的に流れが変わった。

1970〜2018年まで日本で走っていたメトロ6000系が、ジャカルタで走るようになった。彼らは日本の広告や路線図を品質と受け入れ、さらにエアコンなどが最高だった。その結果、数多くの形式の電車が日本から輸出された。
さらに電気システムや線路も同じだったため、色を塗り替える程度ですぐに運行できるメリットが多かった。
さらに1編成あたり1,000万円以下で購入できた。新車はその何倍もかかるために経済的にも良く、それらのおかげで鉄道網を拡大することができた。

nothing lasts forever:永遠に続くものはない
piece of the pie:利益、権利の取り分
narrative flip:語りの反転
foreshadowing a big chance:大きなチャンスの前触れ、大きな転機を予感させる
ridership:利用者数、乗客数
right up to 〜:〜のすぐそばまで
equatorial sun:赤道直下の太陽
linguistic time capsule:言語的なタイムカプセル、言葉を通じて当時の時代性が閉じ込められたもの
quirky mark of quality:一風変わっているが、それがむしろ品質の証
sweltering :蒸し暑くて耐えがたい
inheriting a rolling museum of 〜:走る博物館を受け継ぐ
coupling mechanism:連結機構
retrofit :既存の設備に、後付けで改修を行うこと
hunting down spare parts:交換用パーツを探し出す
salvaging components:部品を回収して再利用する
salvage:廃棄予定の機材からまだ使えるものを救い出す
hand-me-down:お下がり、中古の

4. ミャンマーの場合


お金もなく、ほとんど電化されていない。
しかし、この国でも日本の鉄道(ディーゼル車)が役立つ。実際に、2015年以降100台以上のキハ車が送られた。これらによってずっと前に作られた車両から、比較的近代的な電車に変えられた。
とはいえ、線路幅が違うために、送られた車両をすぐには走らせることができない。それらの改修や、乗務員の講習などを日本は支援した。
この日本的な配慮によって、ミャンマーの鉄道は迅速に鉄道網を進化させることができた。

underfund:資金不足にする、十分な資金を与えない
DMU = Diesel Multiple Unit:気動車
running creaky, worn-out coaches from the mid-20th century:
20世紀半ばの、きしむほど老朽化した客車を今も走らせている
retrofitting:既存設備、車両の後付け改修
once up and running:一度稼働し始めれば
featured padded seats:クッション付き座席を備えている
generous gestures:好意的な配慮
narrative of bilateral:二国間協力の物語

5. フィリピンの場合

2000~2010年のフィリピン鉄道は、放置され続けて悪化していたため、都市鉄道を復活させようとしていた。203系などいくつかを譲り受けたが、彼らによってはまだ20年使えるように感じた。
非電化のために、ディーゼル車で203系を引っ張るなど、変わった措置が取られた。非効率ではあるが、うまくいった。
時期を待つこともなく、お金も節約して鉄道網を広げることができた。
誰かにとってのゴミでも、誰かにとっては宝だ。

neglect:放置する 
sturdy:頑丈な、しっかりした
music to the ears:聞いていて気分がいい、待ち望んでいた話
cash-strapped: 一時的、慢性的な資金不足
unorthodox:型破りな、常識外れだが意図的なやり方
unpowered coaches:非電動客車
outfitting generator cars:発電機搭載車両を組み込む
provinces:州、地方
sleek:洗練された
adage:古くからの言い回し
rehab = rehabilitation:更生、回復、再生 

6. ここまでをまとめると

いくつかの国では、急速な鉄道需要を満たすために、日本の中古車を活用して、時には心が温まる話もある。
例えばその国で譲り受けた車両が引退する際は、アニメで飾ったり、あるいは保存したり。技術的な面でも、多くの車両の鉄道のメンテナンスや運用方法など、専門性の学習も行われた。
しかし、欠点もあった。
その国に予備品がないとメンテナンスが難しいし、多くの編成があると規格化されておらず保守が大変。
これらによって、この中古車譲渡が、次のステージに移った。

cast off:出航する、捨てられた中古品、見放す
hark back to 〜: 昔のことを思い起こさせる、〜を彷彿とさせる
wide array of 〜:幅広い種類の
tricky:厄介な、難しい
standardized fleet: 規格化された車両群

7. 新話

2020年以降、新しい方法、すなわち新技術で自国で鉄道を作る方法が現れた。インドネシアで言うと、日本から中古車を輸入することを政府が阻止するようになった。30年前の古い車両ではなく、新しい車両を作るときだ!
1つに、たとえ高くなっても、自国で作ろうという愛国心の高まり。
2つに、経済産業省により20年前のものを輸入することが禁止された。
日本のおかげで車両不足の一時的な懸念が解決できた。
そのために、中国から買ったり、自分たちで古い車両を改修したりすることで、日本に依存する必要がなくなった。

modernizing:近代化すること、現代化すること
homegrown:自国産の
poster child of 〜:〜の典型例/象徴的存在
ministry:政府の省、省庁
patriotic push:愛国的な後押し、愛国心を煽る動き
solution was struck:解決策が打ち出された、合意に至った
solution was stuck:解決策が行き詰まった
dumping round for obsolete stock:売れ残った旧式在庫を一気に処分するための投げ売り
stopgap:つなぎの、一時しのぎの

8. まとめ

自国で新造する場合は、日本の中古車を受ける場合の27倍かかるとされた板が、資産を守るためにもそれ受け入れた。
乗客にとっても、快適性、加速性の、案内情報のデジタル化、コンセントのセットなどメリットが多い。
日本にとっては中古車の譲渡先がないために、生産量を減らすか、解体量を増やすことになるかもしれない
中国や韓国にとっては、マーケティングや資金運用の余裕があるために、新たなチャンスの機会となる。
もちろん、日本の最新鉄道を購入する国もある。

これらより中古車に対して、ありがとう、でもいらない。
つまり、日本の鉄道の第二の人生はもう見れなくであろう。


staggering:驚くほど大きい、衝撃的な
fold(tenfold):10倍
Digital passenger info: デジタル旅客案内、デジタル乗客案内情報
outlets to offload old stock:旧在庫を処分するための販路
rehabilitated:修復された
less keen: あまり乗り気でない
deputy:副〜、代理
a stark change a decade ago:10年前に起きた大きな(はっきりした)変化
are numbered:数えられる
leap forward:飛躍的な前進、大きな進歩
rust away :錆びて朽ちていく

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