「街の外れのレストラン」:【毎週ショートショートnote裏お題】ほころびタンシチュー
ここは街の外れにあるレストラン。
このレストランにあるメニューは1つだけ。
その名も『ほころびタンシチュー』ーー。
さあ、本日もこの店の味を求めてお客様がやってきました。
やって来たのは、臆病なクマさん。
人目につかない片隅の席に座ると、すぐに『ほころびタンシチュー』が提供されます。
クマさんは恐る恐るひと口、しばらく目を閉じていました。
ひと口目をしばらく味わった後、その後もゆっくりと味わいました。
クマさんは顔をほころばせながら、帰っていきました。
次にやって来たのは、とても疲れた顔をしたフクロウさん。
窓際に座ると、すぐに『ほころびタンシチュー』が来ました。
フクロウさんはお腹が空いていたのか、あっという間に平らげました。
フクロウさんも顔をほころばせながら、帰っていきました。
本日最後にやって来たのは、ウシさんです。
カウンターに座って待っていましたが、いつまで経っても『ほころびタンシチュー』が来ません。
数分後、お店の入口には「準備中」の看板が……。
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