余白を作ったら、暮らしの変化に気付けるようになった
はじめに
家づくりをしている頃は、
「もっと収納が欲しい。」
「ここにも棚を付けよう。」
そんなことばかり考えていました。
少しでも空いている場所があると、
何か置きたくなる。
収納も、できるだけいっぱい使いたくなる。
でも数年暮らしてみて思うのは、
本当に心地よかったのは、
余白を残したことでした。
子どもたちの遊び場になったリビング

我が家のリビングには、
あえて何も置いていない場所があります。
家具を置けば、
もっと便利だったかもしれません。
でも、その場所は、
子どもたちが一番よくいた場所です。
積み木を広げたり、
寝転んで本を読んだり、
時には楽器の練習まで始めたり。
親からすると、
「何もない場所」だったはずなのに、
子どもたちにとっては、
自由に過ごせる場所になっていました。
家具で埋めなくてよかった。
そう思う景色が、
毎日のようにあります。
収納も、少し空けておく

収納も同じでした。
以前は、
空いているスペースを見ると、
「まだ入る。」
と思っていました。
でも今は、
クローゼットも収納棚も、
少しだけ空けるようにしています。
すると不思議なことに、
「これは本当に必要かな。」
と考えるようになりました。
物をしまう場所ではなく、
物を見直せる場所になったんです。
いっぱい入る収納より、
少し余裕がある収納の方が、
我が家には合っていました。
暮らしの変化に気付けるようになった

物が減ると、
家が広くなる。
そう思っていました。
でも実際に変わったのは、
広さではありませんでした。
気付けるものが増えたことです。
朝のやわらかい光。
窓を抜ける風。
季節によって変わる空気の匂い。
植物の新しい葉っぱ。
子どもが何気なく置いた絵。
物が少なくなると、
暮らしの小さな変化が、
自然と目に入るようになりました。
以前は、
物に囲まれていて見えていなかった景色です。
余白は、心にもできる
最近思うのは、
家の余白は、
心の余白にもつながっているということです。
少し散らかっても、
「あとで片付ければいい。」
そう思えるようになりました。
予定も、
収納も、
暮らしも。
全部をいっぱいにしない方が、
少しだけやさしく過ごせる気がしています。
おわりに
昔の私は、
空いている場所を見ると、
「もったいない。」
と思っていました。
でも今は違います。
何も置いていない場所も、
収納の余裕も、
実は暮らしを心地よくしてくれる大切な存在でした。
余白ができたことで、
家族の時間や、
季節の変化、
光や風まで感じられるようになった。
そんな小さな変化が、
今の暮らしを好きでいられる理由なのかもしれません。
