見出し画像

富山がっつり建築さんぽ 富山駅北編【建築巡礼51】

たまたま1時間程度ずつ、この周辺で、ぶらっとする機会に2度続けて恵まれまして。
そういやここで取り上げたことなかったよなあと思い、投稿してみようと。
最近TikTokとかでもこの辺の投稿って多いんですよね。
私は私なりにマニアックにお届けしてみたいと思います😁

写真は大中小の熊3匹のうちの2匹です。
詳しくは本文中で。

今回、厳密にいうと歩いた順番ではありません💦
いつも以上に無計画に歩き回ったので、見た順番で書くと、もうわけのわかんない状況となってしまうので、見ていただきやすいように並べ直してます。m(_ _)m

富山駅/(駅舎建築)内藤廣+川口 衞、(全体実施設計)ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社/2015年

ということで、まずは富山駅の北口です。
メインは南口なので、静かな方とでも言いましょうか💦
路面電車の架線のためのゲートと円形のキャノピーはこちらにも同じものがあります。
本当にこの駅舎になってから南北が繋がってまちが一つになった気がします。
路面電車の停留所(南側)
壁面のガラスが好きなんです。
程よい明るさというか。
上品な灯りと思いません?
同じく路面電車の停留所(北側)
こちらも。
青が主体なのは海に向かっての方向だからでしょうか。
かつては北側と南側が別の路線でしたが、今は相互乗り入れがされています。
駅の構内かつ南北自由通路
イベントもしばしば開かれています。
足元にあるガラスはこの範囲だけですが、ライトアップされていい感じでほのかな光を発しています。
停留所もそうなのですが、富山市はガラス工芸にも力を入れています。
こういうところで「らしさ」を出すのはいいですね👍
で、本当はこの日のルートから言うと最後なんですが、場所的には駅すぐなので最初に書いときます💦

この日の昼食。
つくしの味噌ラーメン。
富山で味噌ラーメンといえばここです♪
さて北口を出て左手にあるのはこちら。
アーバンプレイス/日建設計名古屋事務所・三四五建築研究所・北電産業/1996年

手前に商業施設のアーバンプレイス、奥にオーバードホール(設計:久米設計)の一体建築。
オーバードホールは現在天井の耐震化で休館中。
こういう写真を改めて見るたびに、手前の赤い球の中身が何かが気になります…
北口を出て右手がこちら。
北陸電力本店ビル/日建設計、北陸電力/1989年

さすがは富山で1、2を争う優良企業。
権威というか力というかそういうオーラを感じます…
オーバードホール 中ホール/(監修)隈研吾建築都市設計事務所、久米設計・押田設計・空間創造研究所/2023年

先ほどのオーバードホールの別館。
本体が大きすぎて、市民が使うには使いにくいからということからか計画されたもの…なんですよね?💦
スタジオも複数あり、その隙間の使い方が秀逸です。
ここで勉強してる学生…そらここでしたくなるでしょうね。
Dタワー富山/久米設計・押田建築設計事務所/2024年

一階にはぐるなびがプロデュースしたお店が入っており、ここで食事しようかと思ってたんですが、割高感を感じてしまい…
フードコートのようなスタイルもお手軽感はあるけど、なんか落ち着かなくて…
外観の窓の形が独特なんですが、上階には行けないので、内部プランとの関係性はわからないです💦
北日本放送本社ビル/日建設計/1994年

駅北に早い時期からあったと思っていたけど、調べてみるとそこまで古くなかった💦
レンガ調でこのボリューム、十二分の存在感を放っています。
もしかして、この周辺にレンガ調の建物が多いのはこの建物がはしり?
手前のガラス張りがポートラムスクエア/三四五建築研究所/2006年
奥のタワーがインテック明治生命ビル タワー111(トリプルワン)/三菱地所一級建築士事務所、三四五建築研究所/1994年

タワー111の方は富山市で一番高い建物じゃなかったかな?
個人宅です。
ここに載せるのがまずいようなら教えてください💦
内部を知らないので正しくは言えませんが、1階は塀等で外部に対して閉じ、上部で方向を絞って開いています。
なんかフォルムが独特で気になるのです…
富山赤十字病院/日本設計、タムラ建築設計事務所/1996年

上層階は下層階と45度振っています。
そのおかげで圧迫感を緩和できているんでしょうか…。
2階のホールまで行ってみました。
トップライトは膜天井。
この吹き抜け周りの上層階は一般利用者では行けないので…気になります💦
上部からは直接光が入らないので柔らかな雰囲気です。
富山県美術館/内藤廣建築設計事務所/2017年

橋を渡って隣にあります。
通りを挟んで向かいにある、富山県環水公園の端部を延長するというコンセプトで、端部に向けて楕円状に公園を拡張しています。
建物もそれに従い、外周を楕円として、そこを直線でスッパリ切り取ってカーテンウォールとした、とそういう形状。
吹き抜けくらい撮ってアップしたかったのですが、定休日でした…またやらかした…_| ̄|○
それでも外回りの階段を登っていけば彼にはお会いできます。
彫刻家 三沢厚彦のANIMALSシリーズの三体の熊。
タイトルの写真は中のクマ、これは大の熊。
富山県美術館ではこれに絡めて、何らかの熊のグッズを持って行って受付で見せれば、入館料を割引するという「クマ割」があります。
今、巷では天然の熊が大問題になってますが…💦
この建物が建つ前には小高い丘が作られ、その上にふわふわドームが置いてあり、子どもたちのお気に入りの場所でした。
設計の内藤さんにも子どもたちの活き活きした表情が目に留まったらしく、その記憶を引き継ぐ形で屋上公園となりました。
その名も「オノマトペの屋上」
ふわふわドームも置かれています👍

惜しむらくは美術館の管理になってしまったので、24時間開いてなく、風が強い日もNG。
監視員さんの監視付き。
あの自由な雰囲気がなくなってしまったのは寂しい…
仕方ないんだろうけど…
えーと。
「ぷりぷり」です😁
屋上から見た冨岩運河環水公園。
この奥に立山連峰が綺麗に見えた時にはそれだけで幸せな気持ちになります😊

あとで挙げますが、「世界一美しい」とされたスタバ(正確には、「その年に整備されたスタバの中で一番評価された」スタバ。修飾語が減ったらえらいグレードが上がったという変な例💦)のおかげで一躍有名になりました。
最近ここを紹介してくれている方の多いこと多いこと💦
でも確かにこういう公園は珍しいでしょうね。
十全化学社屋/キー・オペレーション、parkERs/2023年

こんな工場が建ち並ぶど真ん中に、こんなスタイリッシュなビルができてびっくり💦
軒裏に斜めに貼られた木のルーバーが印象的です。
一階部分はピロティになっていて、車寄せと庭園が広がっています。
この建物で働いてみたい^_^
環水公園に戻りまして。
ラ・シャンス/H&H設計(旧クレーデザイン事務所)/2011年

美術館が建つ直前に環水公園に加わったレストラン兼結婚式場。
当時、フレンチの鉄人として有名だった坂井宏行氏の監修です。
中には…一度入ってみたい💦
公園に向けてガラス張りで、気持ちいいんだろうなあ。
ラシャンスの下から見た環水公園
ここって元々運河+貯木場だったんです。
こんな綺麗な公園になるとは…
右端に写っているのは遊覧船の「fugan」
おしゃれなんですよー。
乗ったことないけど💦
すぐ近くにこんなものもあります。
牛島閘門/1934年、(復元)2002年

運河として利用する際に、水路の高低差を解消するための装置です。
これも有形登録文化財なのです…。
詳しい説明はこちらをご覧ください💦
天門橋/環境デザイン研究所/1999年

環水公園の象徴と言っていいのかな?
二つの塔で橋を渡しています。
大体みなさんこの上からスタバの方向を写真撮るんです😁
で、話題のスタバ。
スターバックス環水公園店/スターバックスコーヒージャパン/2008年

作りすぎていないのが最大の特徴。
確かにここで公園に向けてコーヒー飲むのは落ち着くんです…。
でもですね…注目されすぎて、めっちゃ使いづらくなってしまいまして💦
この日も平日の真昼間なのに、なぜに行列?💦
正式には富岩運河環水公園というだけあって、元の運河も公園の一部なのです。
したがって、公園の全貌はこの図のとおり。
だいたい取り上げられるのは駅側からの入口付近=図の左側のみであって、ここまで全部見ないと本当の良さはわからないと思っております。
運河沿いの散策路としてとても心地よいんですが、それがわかるような写真を撮ってこなかった😱
通路の所々に休憩スペースやトイレ、アートが点在しています。
これはアート…なんだと思う💦
地面が隆起した表現?
個人的に好きな雰囲気♪
遊具「跡」。
デザインも気になる遊具が並んでいるのですがロープが張ってありまして。
メンテナンスが行き届いてなくて安全性に責任が持てない、あるいは一部破損していてその前後も全て使用停止にせざるを得ない、というところと思いますが、なんか寂しいですよ、コレ…。
上の写真のアップ。
映えるんだけどなあ。
面白そうなんだけどなあ。
上の写真の続きです。
コンクリートの壁の一部に穴が空いていて、そこを潜り抜けていくという遊具かな?
こちらは通っていく部分のアングルからさえも撮影できない。
アクセントにと思って作られた遊具もこうなると目立つ分余計に寂しく…😭
中島閘門/1934年、(復元)1998年

運河部分の突き当たりにも閘門があります。
こんななりして、実は国の重要文化財なのです。
遊覧船に乗ると、ここを通って岩瀬(富山市の湾岸部にある街)まで行くことになります。
で…遊覧船もこの日は休みとここまできて気づきました。
なんでやあ😭
 中島閘門閘門操作室/1934年

もともと操作室として建てられ、おそらく担当の方は常駐してたんでしょうね、生活空間もついてます。
現在は大半が展示スペースとなっています。
小ぶりですが、併せて見てみたい建物です。
中島閘門についても、詳しくはこちらをご覧ください💁
戻ってきて公園の北側に。
環水テラス/三四五建築研究所/2020年

飲食店が入っています。
最初、公園ができた頃は駅北には住宅と事務所とかホールとかばかりで、この手のお店ってほとんどなかったんですよね。
スタバができたあたりからこういうレストランとかができて、街歩きが楽しい街に変わりつつある感じです。
KNB入船別館/日建設計/1996年

先ほどあげた北日本放送の別館です。
本社ビルと同様のレンガ調の外観に、3次元曲面のガラスで覆われた吹き抜けが外付けされています。
この吹き抜け部分は子どもが遊べるようになっていた…はず💦
ちなみに、この写真以降はここまでと別日の撮影です。
悪しからず💦
富山駅北線モニュメント「風と光の塔」/黒川雅之建築設計事務所/2000年

駅の北口を出て真正面に見えるモニュメントです。
富山県の産業であるアルミと富山市で押しているガラスで作られているそうです。
そう言えば夜間にどうライトアップされているか改めて見たことがないなあ。
また見に行ってみます✨
Nix JAPAN本社ビル/2018年

このモニュメントと交差点向かいに作られた旧新日本コンサルタントの新社屋。
鋭角の敷地で交差点に向かってのみ開いているという面白い形状。
一度中を覗いてみたいです💦
富山福音キリスト教会/建築科学研究所/2014年

とてもコンパクトでスタイリッシュな教会です。
交差点に向けて掲げられた十字架が印象的です。
富山市立の幼稚園。
ほとんど同じようなプランのものを他にも2、3箇所見たことがありまして。
当時の標準設計だったのかなあ。
手すり壁を回して2階の立面をまとめて、その内側に外廊下と階段という構成です。
富山三棟の家/キー・オペレーション/2024年

これも個人宅です。
まずければすぐ削除させいただきます💦
先にあげた十全化学社屋を設計した設計者さんのHPで、へー、富山市で住宅設計してるんだーと思ってたら、たまたま見つけまして。
内部のプランニングが気になります…
今回の一番の衝撃。
楽翠亭美術館が無くなってる!!
邸宅を改修して庭園とともに美術館とし、若手の作品を積極的に展示していたはず。
入館料も高くてなかなか足が向かなかったんですけど、まさか取り壊されてマンションになってしまうとは。
都市部だったらよくある話かもしれないけど、まさか富山でこんなことが起こるとは…😭
良い建物と思っていたので残念です。
もう一度環水公園に。
この道は駅から富山県美術館へと至る道。
このなかなかにゲージツ的なキャラクターはミルゾーっていう富山県美術館のマスコットです。
結構な個性をお持ちで💦
この水面と空の開放感がやっぱりグッドです。
天門橋もこのアングルだと受ける印象がずいぶん変わります。
公園の中には運河の延長の水路も走ってます。
ちゃんとそこにある要素を取り込んでデザインしています👍
ちなみに正面に野外劇場が見えます。
水面と同じレベルに舞台があって、客席は法面の上、水面が背景っていうのも良い感じ🙆
水面の端まで来ました。
ここ、定期的に滝=水のカーテンができるんです。
振り返って坂を上ると、公的な施設が3つほど。
どれもレンガ調でまとめていて、とてもまとまりがあります。
 富山市総合体育館/山下設計/1999年

今、大改修中😭
バスケの富山グラウジーズの本拠地です。
見る側によって受ける印象が色々変わります。
ここは中もすごく良いんです。
次の機会に紹介したい^_^
富山県民共生センター サンフォルテ/山下設計、タムラ建築設計事務所/1997年

これと次の建物が左右に並んで見えます。
三棟とも山下設計さんが設計していることもあり、ディテールは様々ですが、とても一体感があります。
ホールの天井も綺麗なので一枚…と思いましたが、そろそろ時間がギリギリだったので泣く泣く断念。
 富山勤労総合福祉センター とやま自遊館/山下設計、富山県建築設計監理協同組合/1996年

この日の目的地です。
「自遊館」と書いて「じゆうかん」と読む。
良いネーミングセンスと思います^_^
ホールです。
なんだろう、なんか良いんです。
天井も分節化され、ペンダント照明も数が多く、リズム感があって軽やかなのに、真ん中にドーンと渡り廊下。
しかもそこからそんなに下を眺められるわけでもなく。
褒めてるように見えませんよね💦
でもなんか良いんです。言語化できない💦

さて、今回はここまで。
写真の順番も替えて、実際に回ってきたような順番にしてみました😁

富山駅北は商業施設が多くなくて、だからこそ落ち着いた雰囲気になっています。
環水公園を中心に歩きましたが、本当にこの辺りに住んでいる方が羨ましいです。
よく世界一のスタバを見てきた!と言ってくださる方がいらっしゃいますが、私なら、環水公園から遊覧船に乗って中島閘門を越え、岩瀬まで行ってお酒を飲み、ライトレールで富山駅まで戻ってくるルートを激推しします!
岩瀬についてはこちらの記事をご覧ください(イベントメインの内容ではありますが💦)。

まだまだネタはあるのですが、オフィシャルにやらないといけないことが多すぎて、ちょっと執筆のペースを落とさないといけなくなってきました💦
基本、自身の備忘録なので、忘れ切らないうちに頑張ってアップしよう思います💦

よろしければまたご覧ください🙇

ではでは。

いいなと思ったら応援しよう!