妙な漢字に惑わされる母
小学生の娘二人の宿題を、私は毎日見ている。
中身はだいたい、計算ドリルと漢字。
計算ドリルのほうは、小3の時点で「自力で解く」という概念が早々に姿を消し、今や後ろの答えを見て淡々と丸付けする作業になっている。
いや、むしろ丸付けは自分たちでやってほしい…。
けれども、学校から帰ると、彼女たちはものの10分で宿題を終わらせ、さっとYouTubeへ。Snow Manが流れ始める。
取り残される母。小学生二人に完敗である。
さて問題は漢字だ。
これが毎日、珍回答の宝庫である。
お世辞にも字が上手いとは言えない我が娘たち。
漢字はもはや“文字”というより、“文字っぽい何か”。
絵とも違う、ふにゃっとした線の集合体。
それでも3年生、4年生と進むうちに、だんだん「字」に近づいてきてはいる。進化はしている…おそらく…。
しかし珍回答は進化しない。
出てはいけないところが出ていたり、引っ込むべきところが堂々と主張していたりする。
一瞬「…合ってる?」と錯覚させる、絶妙なニセモノ感。
2年生の頃から、私は丸付けのたびに惑わされ続けている。
最初は「2年生の漢字なんて余裕よ〜」と余裕ぶっていたのに、気づけば白旗を上げていた。
今ではしっかり答えを見ながら丸付けしている。完全に敗北。
分かりやすい珍回答もある。
右と左が逆、とか。
たとえば「鳴る」。
右に口、左に鳥。
惜しい。いや、惜しくはない。
でもちょっと面白い。
逆に、こちらが学ばされることもある。
書き順とか。
私は「書」の書き順を間違えていて、娘たちに指摘された。
ちなみに旦那さんも同じ間違い。
え、昔から書き順変わった?(変わってない)
あと、送り仮名。これも罠が多い。
「有りったけ」を「有たけ」
「表す」を「表わす」
うん、気持ちは分かる。私も迷う。
最近知ったのは、
「明るい」は「るい」、
「明かり」は「かり」。
なんで!「明り」じゃないのか!
でも「夜が明ける」は「ける」だし…。
アラフィフ、今さらの学びである。
そんなこんなで、毎日、母も一緒に漢字学習中。
たまに教科書も読む。
懐かしの「スイミー」や「スーホの白い馬」も健在だ。
そういえば去年、当時2年生の娘が「スーホの白い馬」をやっていたとき、旦那さんにその話をしたら、
「ああ、あれね。スーホの暑い夏」
スーホが真夏の太陽の下、まぶしく駆け回る話になっていた。
それはそれで、ちょっと読んでみたい気がする。
